キックドラムを基礎から順序立てて理解したい方は、まとめページから読むことで全体像がつかみやすくなります。
▶︎ キックドラムのマスターへの道:基礎から応用まで完全解説!
はじめに
「バスドラムのシングル2連打とダブルストロークの違いがよくわからない」
「テンポを上げると、気づいたらスライド奏法になってしまう」
これは、中級者に差し掛かるタイミングで非常に多い悩みです。
今回は、
シングル2連打とダブルストロークの“境界線”が曖昧になる原因と、
テンポに左右されずダブルをコントロールできるようになる練習方法を解説します。
よくある悩み
- シングル2連打とダブルの違いが感覚的にわからない
- テンポが上がるとスライド奏法になってしまう
- ダブルをやっているつもりでも安定しない
- テンポによって踏み方がバラバラになる
これらはすべて、境界線の理解不足が原因です。
原因:境界線付近でスライド奏法になってしまう
問題の本質はここです。
シングル2連打 → ダブルストロークへ移行する境界線付近で、 無意識にスライド奏法になってしまっている
スライド奏法自体が悪いわけではありませんが、
- シングルなのか
- ダブルなのか
- スライドなのか
が混ざってしまうと、テンポに対する再現性がなくなります。
結果として、
- 遅いテンポでダブルがでてしまう
- 速くなると急にスライドになる
- 同じテンポでも毎回、踏み方が変わる
という状態になります。
境界線を明確にするための練習方法
ここからが重要です。
順番を間違えずに行ってください。
① シングル2連打で限界テンポまで練習する
まずはダブルを一切使わず、
- 完全なシングル
- 足を毎回持ち上げて踏む
この形で、2連打の限界テンポを探します。
おそらくBPM90〜100の16分の2連打くらいが限界になるかと思います。
ポイントは、
- 「このテンポ以上は絶対にシングルでは無理」
- というラインを体で理解すること
この限界が、
シングルとダブルの境界線になります。
② 限界テンポより10遅いテンポからダブルを練習する
次に、
- ①で見つけた限界テンポより
10遅いテンポ
からダブルストロークの練習を始めます。
ここで大切なのは、
- 「楽に踏めるテンポ」から始めない
- 境界線のすぐ手前から始めること
こうすることで、
- なぜダブルが必要になるのか
- シングルとの違い
を明確に体で理解できます。
③ シングルとダブルを混ぜる(割合練習)
最後に、境界線を曖昧にしないための核心練習です。
バスドラムを2連打するときに以下のように、割合を少しずつ変えていきます。
- 9:1(ほぼシングル)
- 8:2
- 7:3
- 6:4
- 5:5
というように、
少しずつダブルの割合を増やしていく練習です。
参考として、
- スライド奏法は「1:9」の感覚
- ダブルストロークは「5:5」を目指す
と考えると整理しやすくなります。
この練習を行うことで、
- シングル
- ダブル
- スライド
それぞれの役割と感覚の違いが明確になります。
境界線がわかると何が変わるのか
この練習を続けると、
- テンポによって適切な踏み方になる
- バスドラムのコントロールがうまくなる
- スライド奏法に頼らなくなる
- バスドラムの安定感が一気に増す
という変化が出てきます。
まとめ
- シングル2連打とダブルの違いが曖昧な原因は
境界線付近でスライド奏法になってしまうこと - まずはシングル2連打の限界テンポを知る
- そのすぐ下のテンポからダブルを練習する
- シングルとダブルを「割合」で混ぜていく
この順番を守ることで、
バスドラムの踏み方がテンポに左右されなくなります。
BPM60くらいからはじめて、テンポを上げていきながら、シングル2連打が限界になったら、ダブルストロークを使い、ダブルが限界になったら、スライド奏法を使うという感じです。
参考にしてみてください。
今回解説した内容は、バスドラムの悩みの一部です。
・右足が走る
・ダブルが安定しない
・足が重い
・フォームが崩れる
こうした問題は、それぞれが独立しているようで、実はすべて「構造」でつながっています。
バスドラムの悩みを全体像から整理したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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境界線をはっきりさせるためには、まずダブルそのものの基礎を整理し、そのうえで走りの原因を取り除いていきましょう。
まずは、ダブルの正しい動きと力みをなくす方法から確認してみてください。
▶ バスドラムのダブルができない原因と、足首の力みをなくす練習法
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▶ バスドラムのダブルが早くなってしまう理由|「待つ」ことで安定する踏み方
テンポそのものが走ってしまう方は、右足が速くなる根本原因を見直してみましょう。
▶ バスドラムが速くなってしまう原因と本質|右足が走る人が改善するためのコツ
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