ハイハットオープンがきれいに響かない原因と改善方法

お悩み解決

導入|「開いているのに、なぜか気持ちよく鳴らない…」

ハイハットオープンを入れているはずなのに、

  • 音が濁って聞こえる
  • 「シャッ」とならず、モヤっとした音になる
  • 自分では合っているつもりでも、録音するとズレている

こんな違和感を感じたことはありませんか?

この悩みは、ドラム歴半年〜数年の方から非常によく聞く質問です。
そして多くの方が、最初にこう考えてしまいます。

「力が足りないのかな?」
「ハイハットのセッティングが悪い?」
「シンバルを買い替えた方がいい?」

ですが、結論から言うとほとんどの場合、機材や力の問題ではありません


結論|原因は音色ではなく「タイミングと足の反応」

ハイハットオープンがきれいに響かない最大の原因は、

右手で叩くタイミングと、左足で開くタイミングがズレていること

です。

具体的には、

  • 叩いてから開いてしまっている→響かない
  • 叩く前に開いてしまっている→トップシンバルばかり響く

このどちらか、もしくは両方が無意識に起きています。

ハイハットオープンは「開ければ鳴る」ものではなく、
タイミングの楽器だという認識がとても重要です。


原因①|叩いてから開いてしまうパターン

まず一番多いのが、
右手でハイハットを叩いたあとに、左足で開いてしまうケースです。

何が起きているのか?

この場合、音はこうなります。

  • 最初はクローズの音が出る
  • その後に中途半端なオープン音が続く
  • 結果として「濁った音」に聞こえる

これは、左足を持ち上げる反応がワンテンポ遅れている状態です。

なぜ起きるのか?

多くの場合、

  • 右手の動きに意識が集中しすぎている
  • 左足が「後追い」になっている
  • 足は常に遅れるものだと思い込んでいる

といった理由で、
手と足が同時に動いていないことが原因です。


原因②|叩く前に開いてしまうパターン

もう一つは、
叩く前に左足を開いてしまうケースです。

何が起きているのか?

この場合、

  • すでに開いた状態で叩いている→トップばかりが鳴る
  • アタックが弱く、輪郭のない音になる
  • タイミングが前ノリ、または焦って聞こえる

という問題が出ます。

なぜ起きるのか?

これは、

  • 「遅れたくない」という焦り
  • オープン=早めに準備しなきゃ、という思い込み
  • テンポが上がったときに余裕がなくなる

といった心理的な要因が大きいです。

結果として、左足がフライング気味に動いてしまうのです。


改善の考え方|左足は「遅らせる」でも「早める」でもない

ここで大事なのは、

左足を早くする
左足を遅くする

という考え方ではありません。

必要なのは、

「右手と左足を同じ瞬間に動かす」感覚を作ることです。

ハイハットオープンは、

  • 右手で叩く
  • 左足で開く

この2つが同時に起きた瞬間に、
初めてきれいな音になります。


今日からできる練習方法①|超スローで1音ずつ確認

まずはテンポをかなり遅く設定してください。

  1. メトロノームを60くらいにする
  2. 1拍目だけでハイハットオープンを入れる
  3. 右手と左足が同時に動いているかを確認

ポイントは「叩けたか」ではなく、

  • 叩いた瞬間に開いているか
  • 音が一発で「シャー」と出ているか

をよく聴くことです。


今日からできる練習方法②|目で確認する

意外と効果的なのが、目で見る練習です。

  • 左足の動きを見る
  • ハイハットの隙間がいつ開いているかを見る
  • 右手の動きと一致しているかを見る

鏡を使ったり、スマホで動画を撮るのもおすすめです。
「思っているタイミング」と「実際の動き」は、よくズレています。


今日からできる練習方法③|耳で音の変化を聴き分ける

最後に重要なのが、耳です。

  • クローズっぽい音になっていないか
  • 開ききる前の中途半端な音になっていないか
  • 一発で気持ちよく鳴っているか

音がきれいに鳴ったときは、
タイミングが合っている証拠です。


まとめ|ハイハットオープンは「タイミングの楽器」

ハイハットオープンがきれいに響かない原因は、

  • 力不足でも
  • 機材の問題でもなく

右手と左足のタイミングのズレです。

  • 叩いてから開いていないか
  • 叩く前に開いていないか
  • 目と耳で確認できているか

この3つを意識するだけで、
ハイハットオープンの音は大きく変わります。

焦らず、ゆっくり、
「同時に動く感覚」を少しずつ身体に覚えさせていきましょう。

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