バスドラムのダブルができない原因と、足首の力みをなくす練習法

お悩み解決

「バスドラムのダブルが全然安定しない…」
「1打目を足首で叩こうとすると力んでしまい、すぐ足が疲れる…」

これはドラム歴半年〜数年くらいの方から本当によく聞く悩みです。
そして安心してほしいのは、あなたのセンスがないからできないわけではないということ。

実はダブルができない人の多くは、足の筋力ではなく「動かし方」を間違えているだけです。
この記事では、

  • なぜバスドラムのダブルが難しく感じるのか
  • 足がすぐ疲れてしまう本当の原因
  • 足首の力みをなくし、自然にダブルが出せるようになる段階的な練習法

を、初心者の方にも分かる言葉で順番に解説していきます。


なぜバスドラムのダブルは難しいのか

バスドラムのダブルは、単純に「2回踏む」動きではありません。

多くの人がイメージしているのは、

1回踏む → もう1回すぐ踏む

という動きですが、実際に上手くいっている人の足は、

1打目は“弾く”動き、2打目は“踏む”動き

という、役割の違う2打になっています。

この違いが理解できていないと、2打とも「踏みつける動き」になり、
結果として足がすぐ疲れたり、スピードが上がらなかったりします。


足が疲れてしまう本当の原因

ダブルが安定しない人の多くに共通しているのが、1打目で力みすぎていることです。

よくある原因は次の通りです。

  • 1打目を「踏みつける動作」で叩いてしまっている
  • 足首ではなく太もも主導の動きになっている
  • ビーターをヘッドに押し込もうとしている
  • 「弾く動き」ではなく「踏む動き」になっている

本来1打目は、ペダルを“弾いて返す”動きに近いものです。
ここで踏み込んでしまうと、筋力で無理やり動かす形になり、すぐに疲れてしまいます。


ダブルができる人の足の使い方の特徴

ダブルがスムーズな人の足は、次のような特徴があります。

  • 足首が柔らかく使われている
  • 1打目でビーターを押し込まない
  • ペダルの反発を利用している
  • 動きが小さく、力んでいない

つまり「頑張って踏んでいる」のではなく、
ペダルの動きをコントロールしている感覚に近いのです。

その感覚を身につけるために、次の段階練習がとても効果的です。


段階的に身につける練習ステップ

① ヒールダウンの練習

目的
足首だけでペダルを動かす感覚を身につける

やり方
かかとを床につけたまま、足首の動きだけでゆっくりバスドラムを踏みます。

よくある失敗
・音を大きく出そうとして太ももまで使ってしまう
→ 音量よりも「足首だけで動かせているか」を優先しましょう。


② 空中ヒールダウンの練習

目的
ダブルの「1打目の動き」を覚える

やり方
かかとを少し浮かせた状態で、ヒールダウンと同じように足首だけでペダルを動かします。
これがダブルの1打目の打ち方になります。

よくある失敗
・かかとを上げすぎて踏みつけ動作になる
→ あくまで足首主体の小さな動きを意識します。


③ ペダルのバネを外して空中ヒールダウン

目的
ペダルを「弾く感覚」をはっきりさせる

やり方
ペダルのスプリング(バネ)を外し、踏みつけるとビーターが戻ってこない状態で②の動きを練習します。
自分の足首でペダルをコントロールする感覚が強くなります。

よくある失敗
・踏み込んでしまいビーターの動きが止まる
→ 押すのではなく、軽く弾いて戻す意識を持ちましょう。


④ 3回弾いて4打目で踏みつける(4連打)

目的
弾く動きと踏む動きを分離する

やり方
足首で「コツ・コツ・コツ」と3回弾き、4打目だけしっかり踏みます。

よくある失敗
・4打とも同じ踏み方になる
→ 最後だけ“重さが乗る”感覚に切り替えます。


⑤ 2回弾いて3打目で踏みつける(3連打)

目的
ダブルに近づけていく段階

やり方
「弾く・弾く・踏む」の3打を繰り返します。

よくある失敗
・2打目で力んでしまう
→ まだ“練習の途中段階”なので、速さより脱力を優先します。


⑥ 1回弾いて2打目で踏みつける(ダブル完成)

目的
ダブルストロークの完成形

やり方
「弾く・踏む」の2打を繰り返します。
これが実際のバスドラムのダブルになります。

よくある失敗
・2打とも踏みつけてしまう
→ 1打目はあくまで“軽く弾く”だけでOKです。


練習がうまくいかない人のチェックポイント

  • 1打目でビーターを押し込んでいないか
  • 音量を出そうとしていないか
  • テンポを上げすぎていないか

ダブルは筋トレではなく、コントロールの練習です。
小さい音・遅いテンポでできない動きは、速くしても安定しません。


まとめ|焦らなくて大丈夫、順番が何より大事

バスドラムのダブルは、最初からできる人のほうが少ないテクニックです。
でも、今回紹介したように動きを分解して順番に練習すれば、必ず身についていきます。

大切なのは、

「踏む」から「弾く」へ感覚を切り替えること

焦らず、まずは足首のコントロールを育てるところから始めてみてください。
それが結果的に、速さも安定感も手に入れる一番の近道になります。

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