バスドラムの繋ぎでダブルが速くなる原因と改善法|力まないための考え方と練習方法

お悩み解決

キックドラムを基礎から順序立てて理解したい方は、まとめページから読むことで全体像がつかみやすくなります。

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導入|その悩み、実はとても多いです

「フレーズの繋ぎで、どうしてもダブルが速くなってしまう」
「スネアの後のバスドラムで力が入り、かかとが浮いてしまう」

こうした悩みは、ドラム歴1〜5年くらいの方から本当によく聞く質問です。
特に、
「|タドチ|ン」 のようにダブルが一度区切られ、次の小節でダブルの2打目が来るパターンは、難易度が一気に上がります。

安心してほしいのは、
これはセンスや才能の問題ではありません
むしろ、きちんとダブルを意識できるようになった段階で出てくる「成長途中の壁」です。

この記事では、
・なぜ速くなってしまうのか
・なぜ力んでしまうのか
・どう考え、どう練習すれば改善できるのか

を、感覚論ではなく理屈で解説していきます。


よくある症状の整理

今回の悩みを整理すると、次の2点に集約されます。

  • 「|タドチド|ドン」の小節の繋ぎ目でダブルが速くなる
  • 「|タドチド|」のスネア直後のバスドラム(シングル)で力みが入り、叩いた後にかかとが浮いてしまう

どちらも、単体で見ると別の問題に感じるかもしれません。
しかし実は、根っこは同じ原因から起こっています。


なぜ速くなるのか?原因の深掘り

原因はとてもシンプルです。

次のダブルを意識しすぎて 「速く打たなきゃ」という意識が先行し、力みが入っている状態

この状態では、
・正確なタイミング
・自然な反応
よりも、

「間に合うかどうか」
「失敗しないか」

という焦りが身体を支配してしまいます。

結果として、

  • 必要以上に強く踏み込む
  • 動作が大きくなりすぎる
  • 足が常に緊張状態になる

という悪循環に入ってしまうのです。


力みが起こるメカニズム|身体と動作の視点

ここで、バスドラムの基本動作を整理しておきましょう。

ヒールアップとは?

ヒールアップとは、かかとを上げた状態で踏み込む奏法です。
パワーとスピードを出しやすい反面、脱力できていないと動作が止まるという特徴があります。

ビーターの役割

ビーター(ペダルの先端)は、
「当てる」ものではなく、自然に往復させるものです。

力んで踏み込むと、

  • ビーターがヘッドに貼り付く
  • 足が次の動作に反応できなくなる

この状態で「次はダブルだ!」と意識すると、
さらに無理やり速く踏もうとしてしまい、結果的に走ります。


改善の考え方|意識の向け方を変える

ここで重要なのは、
「次のダブル」ではなく「今の1打」に集中することです。

ダブルは、
「速く踏む」ものではなく
「反応できる状態を作る」ことが先です。

そのためには、

  • シングルを叩いた直後に力を抜けているか
  • 着地時に脱力できているか

この2点を最優先で考える必要があります。


具体的な練習方法

① 脱力するヒールアップの練習

まずは、ヒールアップでの脱力練習を徹底します。

ポイントは、
叩いた後のビーターの動きです。

  • 力みが強い → ビーターがヘッドに貼り付く
  • 脱力できている → ビーターが自然に少し離れる

理想は、
「離れすぎず、離れなさすぎない」状態

これは何度も繰り返すことで、
足が「無理に力を入れなくても鳴る」ことを学習していきます。
ここではプレス奏法やオープン奏法は意識しません。


② ヒールアップの「着地時点」で脱力する

次に意識してほしいのが、着地の瞬間です。

ヒールアップは、
踏み込む瞬間よりも
着地した瞬間に脱力できているかが重要です。

着地時にまだ力が残っていると、
右足は次のダブルに反応できません。

「もう一度踏もう」とすると、
力でねじ伏せる動きになり、
結果的に速くなってしまいます。


③ 「ドンドド」の練習をする

最後に、フレーズ練習です。

「ドンドド」という形で練習します。

  • 最初の「ドン」:シングルストローク
  • ヒールアップで踏み込む
  • 着地時はかかとを地面につける
  • 後半の「ドド」:ダブルストローク

この練習の目的は、
シングルからダブルへの切り替えを、脱力した状態で行うことです。

テンポは、
「余裕がありすぎるくらい遅く」から始めてください。


練習時の注意点・チェックポイント

  • テンポを上げる前に、動作が軽いか確認する
  • 足が「忙しい」と感じたらテンポが速すぎる
  • 音量よりも、反応のしやすさを優先する

録音・動画撮影をすると、
自分の力みは想像以上にわかりやすく映ります。


まとめ|無理に速くしなくていい

ダブルが速くなる原因は、
「速くしようとしすぎていること」です。

逆説的ですが、

  • 脱力する
  • 動作を止めない
  • 着地で力を抜く

この3つを守ることで、
結果的にダブルは安定し、速くなっていきます。

無理に速くしなくて大丈夫です。
まずは、反応できる足を作ること。

それができたとき、
フレーズの繋ぎは驚くほど楽になります。

今回解説した内容は、バスドラムの悩みの一部です。

・右足が走る
・ダブルが安定しない
・足が重い
・フォームが崩れる

こうした問題は、それぞれが独立しているようで、実はすべて「構造」でつながっています。

バスドラムの悩みを全体像から整理したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

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まずはダブルそのものの構造と、テンポを押してしまう原因を整理しておきましょう。

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