「バスドラムのタイミングが速くなる…」
初心者〜中級者まで、もっとも多い悩みと言ってもいいかもしれません。
結論から言うと、原因は右足を早く持ち上げすぎていることです。
右足の動きが手よりも先に出てしまうことで、ビート全体が前のめりになります。
今回は、右足が走らないための本質的な改善方法を解説します!
なぜ右足は速くなりやすいのか?
テンポが速い曲ばかりやっていると、遅いテンポの曲になったときに、バスドラムが速くなります。叩こうと思っているタイミングよりも、早く足が持ち上がってしまって、足は空中で待つことができないので、足が落ちてしまい速くなるのです。
とくに、
- 緊張しているとき
- 音を大きく出そうとするとき
- フィル明けの1拍目
に走りやすい傾向があります。
つまり、
右足を持ち上げるタイミングが最大のポイントです。
改善①:足を早く上げすぎない “我慢の練習”
右足は叩く直前に スッと最短距離で 持ち上げて踏み込みます。
悪い例 ❌
→ 次のタイミングが来る前に足が上がってしまう(フライング)
良い例 ⭕
→ タイミングの直前まで床に足を残す
▶︎ 足の「待ち時間」を作ることで、正確なタイミングを身体が覚えます。
改善②:逆に遅れがちな人は早めに上げる
走る人とは逆に、
- リズムが常に後ろにズレる
- 2拍目や4拍目が重くなる
という人は、
少し早めに足を持ち上げる練習が有効です。
改善③:右手と右足の同時打ちほどズレが起きる
特にテンポが遅くなるほど、
- 右手(スネア)
- 右足(バスドラム)
の同時打ちでズレが生じます。
実際、テンポ60〜90くらいで
「右手と右足を完全に揃える」のはとても難しいです。
遅いテンポほど、足の動き出しをシビアに調整する必要があります。
右手と右足を同時に叩くからといって両方とも同時に持ち上げるのではありません。右手の方が先に持ち上がりますが、右足はまだ床についたままです。右手が振り下ろし始めてから、その瞬間に右足が持ち上がりすぐ落とすので、右手と叩くタイミングが同じになるのです。厳密に言うと振りかぶるタイミングは違いますが、出てくる音はぴったり合っていると言うことです。
改善④:テンポが変わっても足を上げてから落とすまでの時間は同じ
ここが 本質のポイント です。
テンポが速くなろうが、遅くなろうが…
足の動作時間そのものは変わらない と考えてください。
例:すべて同じ動き
| テンポ | リズム | 足の動きの速さ |
|---|---|---|
| 120 | 4分音符 | 同じ |
| 90 | 付点8分 | 同じ |
| 80 | 2拍3連 | 同じ |
| 60 | 8分音符 | 同じ |
つまり、
「テンポ=足の動作速度を変えること」ではない
「テンポ=持ち上げ始めるタイミングを変えること」
これさえ理解できれば、安定感が別人のように変わります。
ただ、両手が入ってくると、足がぎこちなく変な動きをし始めるので、それを練習して安定させることが重要です。
練習メニュー(1日5分でOK)
- メトロノーム30(かなり遅い)
- 右手&右足を完全同期して4分を叩く
- 足を上げるタイミングを意識して繰り返す
▶︎ テンポが遅いので、イライラするかもしれませんが、イライラがなくなれば完成
▶︎ 音量より タイミング優先
まとめ|右足の「動き出し」を支配せよ!
- バスドラムが走る原因は「足を上げるのが早すぎる」
- 遅れる人は逆に早めに上げる
- 遅いテンポほどズレやすい
- 足の動作速度はテンポに左右されない
つまり…
正確なリズムは「落とす瞬間」ではなく
「上げる瞬間」で決まる!
この意識ができると、
ドラム全体の安定感が劇的にレベルアップします🔥
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