YouTubeで真似はできるのにオリジナリティが出ない理由|ドラムは「土台」を飛ばすと伸びない

お悩み解決

「YouTubeを見てプロドラマーのフレーズを真似しているだけになってしまう…」

「形は似ているはずなのに、応用が効かず、同じフレーズしか叩けない」

これは、ドラム初心者〜中級者の方から非常によく聞く悩みです。
そして多くの方が、こう思ってしまいます。

「自分にはセンスがないのかもしれない」

ですが、結論から言うとセンスの問題ではありません
原因はとてもシンプルで、土台(基礎)を飛ばして応用していることにあります。

この記事では、
なぜ「真似だけ」ではオリジナリティが出ないのか、
そして今日から何を練習すればよいのかを、順を追って解説します。


よくある悩み|真似はできるのに、発展できない

YouTube時代の今、プロドラマーの演奏を間近で見られる環境が整っています。

  • 動きは何となく真似できる
  • フレーズも一度は叩ける
  • でも、別の曲やテンポになると使えない

結果として、

  • 同じフレーズしか出てこない
  • アドリブになると手が止まる
  • 「借り物感」が抜けない

という状態に陥ってしまいます。


問題の本質|「見た目」だけをコピーしている

ここで重要なのが、何を真似しているかです。

多くの方は、

  • 手足の動き
  • フィルの形
  • 速さや派手さ

といった「見た目」を中心にコピーしています。

しかしプロドラマーは、
見た目の前に必ず「土台」を持っています。

  • どの拍を感じているのか
  • 4分・8分のどこが軸なのか
  • フレーズの土台は何なのか

これを理解せずに応用すると、
再現性がなく、その場限りの演奏になってしまいます。


フレーズはすべて「土台」からできている

一見複雑に聞こえるプロのフレーズも、
実はとてもシンプルな形が元になっています。

例:フレーズの土台

  • 4分と8分音符だけのリズム
  • 8分の音符と休符だけのパターン

このシンプルな形に対して、

  • 16分音符を足す
  • 1音だけ後ろにずらす
  • 3連符のサブディビジョンに置き換える

こうした変形を加えることで、
無数のバリエーションが生まれます。

プロドラマーは、
「ゼロから難しいフレーズを作っている」のではなく、
基礎を自在に変形させているだけなのです。


具体例|左足ゴーストモーションがうまくいかない理由

左足のゴーストモーションは、その典型例です。

プロの演奏を見ると、

  • かかとが浮いている
  • 自然に動いている
  • 力が入っていなさそう

に見えます。

しかし、最初からそれを真似してもうまくいきません。

正しい練習の順番

  1. メトロノームを使う
  2. かかとでペダルをタップ
  3. 安定させる

この段階で、

  • 拍を正確に感じられるか
  • 遅いテンポでもキープできるか

を作ります。

それができてから、
少しずつかかとを離し、プロの動きに近づけていきます。

順番を飛ばすと、見た目だけのコピーになります。


なぜ基礎を飛ばすとオリジナリティが出ないのか

基礎を理解していないと、

  • フレーズを分解できない
  • 変形できない
  • 他の場面に転用できない

結果として、

「その人のフレーズを、そのまま使うだけ」

になってしまいます。

一方、基礎が分かっている人は、

  • 土台を崩す
  • 組み替える
  • 省略する

ことができます。

オリジナリティとは、特別な発想ではなく、 基礎を自由に扱える状態のことなのです。


まとめ|オリジナリティは積み重ねの先にある

オリジナリティは、才能やセンスではありません。

  • 基礎を作る
  • 仕組みを理解する
  • 応用する
  • 自分なりに崩す

この積み重ねの結果として、自然に生まれます。

今日から意識してほしいこと

  • 真似る前に「土台は何か?」を探す
  • いきなりプロの形を目指さない
  • 4分・8分・基本動作に立ち返る

遠回りに見えて、これが一番の近道です。

焦らず、順番を守って積み上げていきましょう。

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