こんにちは! 船橋日大前駅から徒歩6分、川島広明ドラム教室です。
今回は、趣味で通われている大人の生徒さんが、好きな曲のフィルインを叩けるようになるまでの成長エピソードをご紹介します。
ドラム初心者の方や、大人になってから趣味でドラムを始めた方の中には、「好きな曲のこのフレーズだけでも叩けたらうれしいのに」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
特にフィルインは、リズムが詰まって聞こえたり、手順がややこしく感じたりして、「自分にはまだ早いのかな」と不安になりやすい部分でもあります。ですが実際には、難しく見えるフレーズでも、細かく分けて順番に練習していけば、少しずつ形になっていくことはよくあります。
今回の記事では、実際のレッスンの空気感も交えながら、「好きな曲のフィルインが叩けるようになるまで」の流れをお伝えします。これからドラムを始めたい方や、独学でうまくいかず悩んでいる方にとって、少しでも安心につながればうれしいです。
この生徒さんが挑戦したきっかけ
その生徒さんは、お仕事の合間に通われている社会人の方です。
きっかけは、好きなバンドの曲に出てくるカッコいいフィルインでした。「この部分だけでも自分で叩けるようになりたい」という思いがあり、レッスンの中で一緒に取り組み始めました。
このように、最初の目標が「1曲全部」ではなく、「この曲のこの部分を叩きたい」というところから始まるのは、とても自然なことです。むしろ初心者の方にとっては、そのくらい具体的な目標のほうが、練習の意味が見えやすく、前向きに続けやすいことも多いです。
ドラムは、基礎練習だけを積み重ねることももちろん大切ですが、「好きな音」「叩いてみたいフレーズ」があることで、練習の集中力や吸収力が大きく変わります。
フィルインそのものの役割や考え方を基本から理解したい方は、こちらの記事もあわせて読むと全体像がつかみやすいと思います。
最初はうまくいかなくても大丈夫だった理由
最初は、もちろんすぐに叩けたわけではありません。
フィルインは、ただ手を速く動かせばいいわけではなく、音の並び方を理解したり、どの手で叩くかを整理したり、テンポの中で落ち着いて入れるようにしたりと、いくつかの要素を同時に整えていく必要があります。
その生徒さんも、最初はなかなか形にならず、「本当にできるようになるかな…」と不安そうな表情をされていたのをよく覚えています。
でも、こういう場面で大切なのは、「できないから向いていない」と考えないことです。難しいフレーズほど、最初につまずくのは当たり前ですし、むしろそこからどう分解していくかが上達の分かれ道になります。
当教室では、初心者の方が途中で気持ちを折られないように、いきなり完成形を求めすぎず、「今どこで止まっているのか」を一緒に整理しながら進めていきます。やさしく進めることと、上達しやすい順番で進めることは、両方とも大切だと考えています。
レッスン全体の考え方や、初心者の方にどんな雰囲気で向き合っているかは、こちらの記事にもまとめています。
少しずつできるようになったレッスンの進め方
実際のレッスンでは、いきなりドラムセット全体で叩くのではなく、まずはフレーズを細かく分解するところから始めました。
やったことは、とてもシンプルです。
まずはリズムを声に出して確認する。
次に手順を整理する。
そのあとスネアだけで叩く。
最後にドラムセットに広げて、ゆっくり合わせていく。
この順番です。
初心者の方ほど、「いきなりセットで叩こうとして崩れる」ということがよくあります。ですが、頭の中であいまいなまま叩くよりも、リズムを声に出し、手順をはっきりさせてから動いたほうが、結果的に早く身につきやすいです。
リズムを声に出す練習には、ただ数える以上の意味があります。音の並びを体に入れやすくなり、手足を動かす前の準備にもなるからです。この考え方については、こちらの記事でも詳しく書いています。
また、初心者の方が遠回りしないためには、「どの順番で練習するか」もとても重要です。速く叩こうとする前に、ゆっくり整理して、少しずつテンポを上げていく。この流れが、結果的に安定した演奏につながります。練習の順番については、こちらも参考になると思います。
ご自宅ではオンライン講座の動画を見ながら復習し、教室では「どこで崩れやすいか」「どの指や腕が力みやすいか」を一緒に確認していきました。
教室で感覚を整えて、自宅で復習する。この繰り返しができると、レッスンの1回1回が単発で終わらず、少しずつ積み上がっていきます。自宅練習をどう進めればいいか迷いやすい方は、こちらの記事もあわせて読むとイメージしやすいはずです。
フィルインが決まった瞬間に生まれる自信
ある日、いつもよりゆっくりめのテンポで曲に合わせてみたところ、最後まできれいにフィルインが決まった瞬間がありました。
叩き終わったあと、思わず笑顔で「今、できましたね!」という瞬間があり、その表情がとても印象に残っています。
ドラムの上達には、こういう「できた」という実感がとても大切です。特に大人の初心者の方は、学生の頃のように毎日たくさん練習できるわけではないことも多いですし、お仕事や生活の合間に時間を作りながら通ってくださっています。
だからこそ、小さくても確かな成功体験が、その後のモチベーションや継続につながっていきます。
その生徒さんも、それ以来「次はこの曲のこの部分も叩けるようになりたい」と、目標を少しずつ広げながら練習を続けています。ワンフレーズができるようになることは、単にその部分が叩けるようになるだけでなく、「自分にもできるんだ」という感覚を育ててくれます。
このような小さな達成の積み重ねが、上達の土台になります。派手ではなくても、一つひとつの「できた」が次につながるという考え方は、こちらの記事とも相性がいい内容です。
好きな曲の一部分からでも上達は始められる
「まだ基礎が足りないから、好きな曲はもっと先かもしれない」と感じている方もいるかもしれません。
もちろん、基礎はとても大切です。ですが、基礎と好きな曲への挑戦は、完全に分けて考えなくても大丈夫です。実際のレッスンでは、その方が叩いてみたいフレーズを入り口にしながら、必要な基礎をそこに結びつけていくこともよくあります。
たとえば、フィルインがうまく入らない原因が、速さそのものではなく、拍の感じ方や手順のあいまいさ、あるいは力みだった、ということは珍しくありません。そういう場合は、曲の中の一部分を題材にしたほうが、基礎の必要性も実感しやすくなります。
好きな曲の一部分に挑戦することは、遠回りではなく、むしろ上達の入口になることがあります。
当教室では、このように一人ひとりの「やってみたいフレーズ」を大切にしながら、必要な基礎と組み合わせてレッスンを進めています。いきなり難しいことを押しつけるのではなく、その方の今の段階に合わせて、できる形に分けながら進めていくことを大事にしています。
まとめ
好きな曲のフィルインは、初心者の方にとって高い壁に感じやすい部分です。ですが、フレーズを分解し、リズムを整理し、ゆっくり順番に練習していけば、少しずつ叩けるようになることは十分にあります。
今回ご紹介した生徒さんも、最初からスムーズにできたわけではありません。けれど、「できない部分」を一緒に整理しながら進めていったことで、ある日きれいに決まる瞬間が生まれました。
その一回の成功体験が、自信になり、次のチャレンジにつながっていく。これは初心者の方の上達において、とても大切な流れだと感じています。
もし今、「好きな曲のこの部分だけでも叩けたらうれしい」と思っているフレーズがあるなら、その気持ちは立派なスタート地点です。最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。小さな一歩からでも、上達は十分に始められます。
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体験レッスンの流れや、初心者の方がどんな形で始められるかは、こちらのページで詳しくご案内しています。
好きな曲の一部分からでも構いません。
あなたの「このフレーズを叩いてみたい」という気持ちを、ぜひ一度聞かせてください。
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