リズムを四肢の「形」だけで覚えてしまい、音が分からなくなる原因と改善法

お悩み解決

はじめに|「叩けているのに、何を叩いているか分からない」その悩み

「手足は動いているし、リズムも止まらず叩ける。
でも、録音を聴くと自分が何を叩いているのか分からない

ドラムを続けていると、
この段階で悩む方は本当に多いです。

特にドラム歴半年〜5年くらいになると、

  • リズムパターンは覚えられる
  • フィルも手順通りに叩ける
  • でも音として整理されて聴こえない

という壁にぶつかります。

まずお伝えしたいのは、
これはとても自然な成長過程だということです。

間違った練習をしているわけでも、
センスがないわけでもありません。

原因ははっきりしています。


Q. 四肢の「形」だけで覚えてしまい、音が分かりません。どうすればいい?

リズムやフィルを覚えるときに、

  • 右手はここ
  • 左手はここ
  • 右足はここ
  • 左足はここ

というように、
動きの形として丸ごと覚えている状態になっていませんか?

この段階では叩くこと自体はできますが、
各楽器の音を個別に認識できていないといった問題が起こります。

原因|リズムを「1つの形」として処理している

四肢のパターン認識が先に育っている状態

この悩みの正体は、

リズムやフィルを
四肢の形(動きの塊)として一括処理している

という状態です。

これは悪いことではありません。
むしろ、初心者を抜けるために必要な段階です。

ただし、この状態が長く続くと、

  • ライドの音
  • バスドラムの配置
  • スネアの役割

が頭の中で分離されず、
「なんとなく全部一緒」に聞こえてしまいます。


なぜ上手い人のドラムは音が整理されて聴こえるのか?

上手いドラマーは、

  • 手足をバラバラに意識している
  • 難しいことを考えている

ように見えるかもしれませんが、
実際にやっていることは逆です。

各パートを個別に聴けているだけです。

  • ライドの流れ
  • 次のバスドラムの配置
  • その上にスネアがどう乗っているか

というように、
音を「楽器ごと」に整理して認識しています。

つまり、

ドラムを
「4つの手足」ではなく
「4つの楽器のアンサンブル」

として捉えているのです。


対策|意識するパートを「1つ」に絞って聴く

同時に全部聴こうとしない

改善のために一番大切なのは、

同時に全部を聴こうとしないこと

です。

リズムを叩きながら、

  • 今はライドだけを聴く
  • 次はバスドラムだけを聴く
  • 次はスネアだけを聴く

というように、
意識するパートを1つに限定します。

叩き方は変えなくて大丈夫です。
変えるのは「意識」だけ。

この練習を続けることで、

  • 形 → 音
  • 動き → アンサンブル

へと認識が切り替わっていきます。


練習方法①|各パーツが「どんな音符」を叩いているか意識する

まずはテンポを落として、

  • その楽器は
  • どんな音符を
  • どの位置で

叩いているのかを確認します。

たとえば、

  • ライドは8分なのか?4分なのか?
  • バスドラムは表拍か、裏に入っているのか?
  • スネアはバックビートなのか、装飾なのか?

音符レベルで把握することが重要です。


練習方法②|ドラムは「4つの楽器のアンサンブル」

もう一つ大切な考え方があります。

ドラムは、

  • 右手・左手・右足・左足

ではなく、

  • ハイハットorライド
  • スネア
  • バスドラム
  • フットハイハット

という4つの楽器の集合体です。

この意識に切り替わると、

  • 自分の演奏を客観的に聴ける
  • バンドの中での役割が見える
  • グルーヴが自然に整う

という変化が起こります。


まとめ|「形」で覚えた先に、必ず「音」に戻る

最後に大切なことをまとめます。

  • リズムを「形」で覚える段階は必要
  • しかし、そのままでは成長が止まる
  • 必ず「音」に意識を戻す段階が来る

各パートを個別に聴けるようになると、

  • グルーヴが安定する
  • 再現性が上がる
  • アンサンブル感が一気に向上する

という変化を実感できるはずです。


今日からできるポイントまとめ

  • リズムを叩きながら、聴くパートを1つに絞る
  • 同時に全部理解しようとしない
  • 各楽器がどんな音符を叩いているか確認する
  • ドラムを「4つの楽器のアンサンブル」と捉える

この意識が身につくと、
同じリズムでも、音楽としての説得力が変わってきます。

ぜひ、次の練習から試してみてください。

このように当ドラム教室では楽譜からはわからないようなことを中心にレッスンしています。教室の雰囲気やレッスン内容を体験してみたい方は無料体験レッスンへ、ぜひお申し込みくださいませ。

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