ドラムを始めたばかりで、8ビートなどの基本リズムについての疑問や悩みを抱えていませんか?これらのビートはドラム演奏の基礎であり、多くの初心者が最初に直面する課題です。
この記事では、ドラムの基本リズムについて初心者でも理解しやすいように解説し、8ビート、16ビート、3連系ビートの概要を知ることの重要性と、それらのリズムが各ジャンルへ発展し、まとめとして理解しやすくするために基本ビートのモデルを紹介します。
記事を読むことで、これらの基本ビートがなぜ重要なのか、そしてどのようにしてあなたの演奏に活かすことができるのかが明らかになります。
さあ、ドラム演奏の基本ビートの謎にせまっていきましょう。
はじめに
ドラムの基本リズムを学ぶ意義

ドラムのリズムが持つ魅力は、単なる音楽の基盤以上のものです。それは、表現の幅を広げ、感情を揺さぶる力を持っています。
8ビート、16ビート、3連系ビートを学ぶことは、始まりに過ぎません。各リズムが生み出す音符の構造を理解することで、あなたの創造力はより豊かで魅力的なものに変わります。
それぞれのビートがどのように各ジャンルで使われているかを学ぶことは、あなたをより表現力豊かなドラマーへと成長させるでしょう。
ドラムの基本リズムの概要を知ることで、基本リズムが各ジャンルでどのように応用されているのかが見えてきます。
本記事の目的とゴール
本記事を通じて、ドラムの基本リズムである8ビート、16ビート、3連系ビートの概要を深く掘り下げます。
目的は、これらのリズムがどのように造られていて、どのようにして様々な音楽ジャンルで活用されているのかを理解することです。
ゴールは、読者がこれら基本リズムの背後にある理論を理解し、基本ビートをモデル化することで、複雑なリズムをシンプルに捉え、理解することができます。
最終的には、読者がこれら基本リズムを自信を持って演奏し、自分の音楽的表現を次のレベルへと引き上げる手助けをすること。それがこの記事が目指すところです。
ドラムの基本リズムの解説
8ビートとは?
8ビートは、ドラム演奏の基礎中の基礎とされ、多くのポピュラー音楽でそのリズムが聴かれます。このビートの特徴は、8分音符を土台にして造られたリズムだということです。8ビートの「8」は8分音符の「8」です。
8ビートの基本をマスターすることで、ロック、ポップ、ファンクなどへのリズムに発展させることが可能です。まずは8ビートの基本的な構造から、その活用例までを詳しく解説していきます。
読者がこのリズムをしっかりと身につけることで、土台である基礎ができあがるでしょう。
8ビートの基本的な構造
8ビートの基本的な構造を学ぶことは、ドラム演奏の第一歩です。始めるにあたって、ここでは8分音符から学び、この8分音符を土台にして、初心者でも簡単に取り組めるよう、段階的に音符を構築していく方法を解説します。

次に音量に着目します。スネア、バスドラム、ハイハットの音域を理解しましょう。それぞれがどのような音量を出すのかを把握することが重要です。

- ハイハットは小(高音域)
- スネアは中〜大(中音域)
- バスドラムは大(低音域)
この音域に対する各楽器の音量は覚えておきましょう。
8ビートの活用例
8ビートはそのシンプルさから多様な音楽ジャンルで活用されています。このセクションでは、8ビートがどのように曲に影響を与え、リスナーの心を捉えるかを具体的な例を挙げて解説します。
ここではスピッツの「空も飛べるはず」のイントロのリズムを例にとり、8ビートがどのように使用され、曲の雰囲気やリズムをどのように決定づけているのかを探ります。

このようにシンプルで単調な特徴を持っているリズムが8ビートです。2小節のリズムでミディアムスローなテンポなので、のんびりとした感じがでています。ドラムのリズムで楽曲の雰囲気が大きく左右されます。
16ビートとは?
16ビートは、8ビートをベースにして、より細かい16分音符を加えることで生まれます。16分音符を土台にして造られたリズムということになります。リズムの密度が増し、体が横に揺れるような効果があります。特にダンスミュージックやファンク、R&Bなどのジャンルでは、16ビートの活用が極めて重要です。
本セクションでは、16ビートの基本構造から、バリエーションを生み出す方法に至るまでを掘り下げて解説します。
16ビートの基本的な構造
16ビートの演奏は、より細かく、リズミカルなパターンを生み出し、リズムを立体的にします。基本的な16ビートの構造を学ぶことで、あなたのドラム演奏は更に幅広い音楽ジャンルに対応できるようになります。
ここでは、8ビートにスネアやバスドラム、またはハイハットを加えて構築する方法を紹介します。正しい手順で練習を積むことで、バリエーションを増やし、自身の演奏に独自のフレーバーを加えることができるようになるでしょう。

- スネアを追加
- ハイハットを追加
- バスドラムを追加
- ハイハット&バスドラムを追加
- スネア&バスドラムを追加
- ハイハット&スネア&バスドラム
土台となる8ビートに3点で16分音符を追加するだけで、新しいリズムが生み出されます。曲にあった16ビートを考えていきましょう。
16ビートの活用例
このセクションでは、16ビートがどのように音楽で活用されているかを具体的な例を交えて紹介します。ロックからポップ、R&Bに至るまで、16ビートは多岐にわたる音楽スタイルにおいて重要な役割を果たします。
ここではRADWIMPS「おしゃかしゃま」のリズムの例を通じて、16ビートが持つ横ノリのグルーヴを探ります。

このように16ビートは8ビートに比べても、音符が細かく多いので、リズムから感じられるグルーヴが8ビートとは大きく変わります。8ビート以上に踊りたくなるようなリズムになります。
3連系ビートとは?
3連系ビートは、ドラムのリズムの中でも独特な響きとリズム感を持つスタイルです。このビートの構造は3連符を土台にして造られたリズムだということです。
本セクションでは、3連系ビートの基本的な構造と、それがどのように楽曲で使われているかを紹介していきます。
このリズムを理解し、演奏に取り入れることで、音楽の表現力を大幅に広げることができます。3連系ビートの魅力を紐解きながら、その演奏のポイントを学んでいきましょう。
3連系ビートの基本的な構造
3連系ビートの演奏は、ドラムにおける表現力の拡張に欠かせない要素です。ここでは、3連系ビートの基本的な構造を紹介し、さらに実際の楽曲で使われいる例を紹介します。
3連系ビートには大きく分けてロッカバラードとシャッフルの2種類があります。3連系ビートを自在に操ることで、あなたのドラム演奏はより魅力的で感動的なものになるでしょう。

- ロッカバラード
- シャッフル
これらが主な3連系ビートになります。リズムの土台が3連符でできていて、のんびりなスピード感で進んでいくイメージです。特にシャッフルは習得するのにかなりの時間を要するので、世の中の曲数は少ないですが、たまに出てきた時にすぐ対応できるように練習しておきましょう。
3連系ビートの活用例
このセクションでは、3連系ビートがどのような楽曲で活用されているかを探ります。ここでは、ポルノグラフィティの「瞳の奥をのぞかせて」のリズムを紹介します。曲の中で3連系ビートがどのように使われ、聴き手にどのような感覚を与えるのかを紹介することで、このリズムの持つ可能性を広げます。

このように3連系ビートは優雅でのんびりとした雰囲気を出してくれるリズムです。このリズムの魅力を深く理解し、あなたの音楽にも加えてみましょう。
基本リズムと各スタイルの関係
8ビートとロック
ロック音楽の鼓動とも言える8ビートは、このジャンルの根幹を成すリズムです。シンプルで力強いこのビートは、ロックの直接的でエネルギッシュな魅力を支えています。8ビートという言葉は日本のみで使われて、アメリカではロックと言われます。
ここではロック音楽で使われる基本的な8ビートの構造を理解して、分析していきます。

- 8分音符で構成されることが多い
- 4分音符と8分音符が混ざる
これらはロックを愛するすべてのドラマーにとって、8ビートの奥深さを理解し、自身の演奏に生かすための貴重なガイドになるでしょう。
4ビートとジャズ
ジャズ音楽における4ビートは、このジャンルの流れるような自由さと即興性を象徴しています。独特のスウィング感を生み出す4ビートは、ジャズが持つ繊細で豊かな表現の核心をなしています。4ビートという言葉は日本のみで使われて、アメリカではスウィングと言われます。
ここではジャズで使われる4ビートのリズムの構造を知り、理解して分析していきます。ジャズ愛好家やドラマーにとって、4ビートの深い理解は、音楽への新たなアプローチをもたらします。

- 4分音符のみ
- 4分音符と3連符の2つ目を抜いた音符の組み合わせ
このように基本的なリズムの構造が分かれば、基本を壊さない程度に発展させることができます。自分だけの4ビートのリズムを作って楽曲に取り入れてみてください。
16ビートとファンク
ファンク音楽の骨格を成す16ビートは、このジャンルが持つ独特のグルーヴとリズム感を生み出します。ゴーストノートを多様し、隙間を埋めていくこのビートは、ファンクの心臓部とも言える存在です。16ビートという言葉は日本のみで使われて、アメリカではファンクと言われます。
ここでは、ファンクで使われる16ビートの構造を理解して分析していきます。

- 16分音符のみ
- 8分音符と16分音符が混ざる
ゴーストノートを多用して、リズムの密度が濃いこのファンクビートは多くの人々を踊らせてきました。このファンクビートのグルーヴを体感したら、自身の音楽にも取り入れてみてください。
ラテンリズムやフュージョン
ラテンリズムとフュージョン音楽は、その複雑さとリズムの多様性で知られています。これらのジャンルでは、様々なビートが組み合わさり、聴き手を魅了する独特のグルーヴを生み出します。
ここでは、ラテン音楽の心躍るビートや、ジャズとロックを融合させたフュージョン音楽のリズミカルな魅力を掘り下げます。まずはラテンのリズムの構造から見ていきましょう。

- 4分音符と8分音符が混ざる(キューバ系)
- 16分音符のみ(ブラジル系)
次はフュージョンのドラムです。ここではデイブ・ウェックルバンドの「The Chicken」のリズムを例にあげます。

それでは実際の演奏動画を見てみましょう。
- ロックとジャズとファンクの要素が混ざる
- 4分音符、8分音符、16分音符をランダムに使う
このようにラテンのリズムやフュージョンのドラムスタイルでは基本リズムである8ビート、16ビート、3連系ビートなどの要素が混ざり合って出来上がっています。一見とても複雑で難しそうに見えますが、基本は8分音符、16分音符、3連符が集まってできているリズムです。
どんなに難しそうに見えるリズムも基本的な3つの音符をマスターしておけば取り掛かりやすいかと思います。
基本リズムのモデル化
これらの基本的なリズムは、複雑な演奏スタイルへと発展するための基盤となります。ここでは、基本的な3つ音符とリズム、そして音楽ジャンルのリズムとの関係をモデル化して、一目でわかりやすい図に置き換えました。

すべてのリズムがこの図に当てはまるとまでは言いませんが、大体のリズムはこの枠内になります。ですので基本的な3つの音符がとても重要だということがわかるかと思います。
このモデル化された図は、基本的な音符から派生するリズムやジャンルを理解するための助けとなります。頭の中で散らばっていた断片的な知識やリズムを、一括してまとめ上げることができるでしょう。
まとめ
ドラムの基本リズムから始まり、各ジャンルへの応用までを深堀りしたこの記事で、基本ビートがなぜ大切なのか、そして多くのリズムやジャンルをまとめてモデル化することで、初心者から上級者までのドラマーみんなが理解できるようになったかと思います。特に注目すべき重要なポイントを以下にまとめます。
- 基本リズムの理解: 8ビート、16ビート、3連系ビートの概要を学ぶことが、あらゆるジャンルに応用できる演奏技術の土台となります。
- リズムの応用: 基本リズムをマスターした後は、それらをどのように各スタイルに応用するかが重要です。特に、ロック、ジャズ、ファンク、ラテンなどのジャンルでのリズムの使い分けがポイントになります。
- リズムのモデル化: 基本的な音符を学び、そして基本リズムを理解した後、それらをモデル化することで、頭の中でバラバラだった知識が整理されていきます。
この記事を通じて、ドラム演奏の基礎から各ジャンルへの応用までの道のりを歩むことの重要性を再認識していただけたなら幸いです。ドラム演奏は、単にリズムを刻むだけでなく、音楽と感情をつなぐ、表現の一形態です。
最後に、継続は力なりです。日々の練習と学びを通じて、自身の演奏をさらに深め、豊かな音楽生活を送ってください。ドラムは無限大の可能性を秘めており、あなたの情熱と献身が新たな創造へとつながるのです。
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