「リズム感がないので、ドラムは難しいでしょうか?」
これは、初心者の方や、お子さまの習い事を検討されている保護者の方からもよくいただくご質問です。
音楽経験がない方ほど、
「自分には向いていないかもしれない」
「リズム感がないと始めても無理なのでは」
と不安になりやすいものです。
ですが、結論からお伝えすると、リズム感がなくてもドラムは習えます。
そして多くの場合、最初から「リズム感がある人」と「ない人」に分かれているというよりも、これまでにどれだけ音楽や拍に触れてきたかの差が大きいです。
つまり、リズム感に自信がないことは、ドラムを始められない理由にはなりません。
今回は、リズム感に不安がある方に向けて、なぜドラムを始められるのか、どうやって少しずつ慣れていけるのかを、やさしく分かりやすくお伝えします。
リズム感がなくてもドラムは始められます
まず一番お伝えしたいのは、リズム感は「最初から完璧に持っているもの」ではないということです。
ドラムを始める前から、テンポを正確に感じたり、難しいリズムをすぐに叩けたりする方はほとんどいません。
多くの方は、練習を通して少しずつ
- 拍を感じる
- タイミングを合わせる
- 一定の速さを保つ
という感覚を身につけていきます。
ですので、「今はできない」という状態は、あくまでスタート地点にいるだけです。
実際、リズム感について不安を感じる方に向けて書いたこちらの記事でも、リズム感はあとから育てていける感覚であることを詳しく解説しています。
最初からできる必要はありません。大切なのは、できる形まで分けて、やさしく順番に進めることです。
そもそも「リズム感がある」とはどういうことか
「リズム感がある人」と聞くと、音楽の才能がある人のように感じるかもしれません。
ですが実際には、リズム感とは
- 拍を感じること
- 流れの中でタイミングを合わせること
- 一定のテンポを保つこと
の積み重ねです。
特別な才能というより、経験しながら少しずつ精度が上がっていく感覚に近いです。
ドラムは音楽の中でリズムを担当する楽器なので、まずは「リズムとは何か」をシンプルに理解しておくと、不安がかなり減ります。
リズムの基本をやさしく知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
「8ビート」「16ビート」といった言葉も、最初は難しく見えるかもしれませんが、ひとつずつ知っていけば大丈夫です。
リズム感は練習で少しずつ育てられます
リズム感に自信がない方は、
「自分にはセンスがないのでは」
と考えてしまうことがあります。
でも、実際はセンスよりも、どういう順番で慣れていくかの方が大切です。
たとえば最初からドラムセット全体を使って叩こうとすると、難しく感じてしまいます。
ですが、
- 手拍子で拍を感じる
- 声に出して数える
- 口でリズムを言ってみる
- 右手だけで一定に叩いてみる
というように段階を分けると、ぐっと取り組みやすくなります。
特に初心者の方には、「叩く前に口でリズムを言えるようにする」練習がとても効果的です。
口で言えると、頭の中にリズムの形ができやすくなり、そのあと手足で再現しやすくなります。
この考え方は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
リズム感がないから無理、ではなく、リズムをまだ言葉や身体で感じ慣れていないだけ、と考える方が実際に近いです。
初心者の方は何から始めればいいのか
リズム感に不安がある方ほど、
「何から始めればいいのか分からない」
という状態になりやすいです。
ですが、最初にやることは意外とシンプルです。
ドラム初心者の方は、いきなり難しいことをするのではなく、まずは基本の8ビートにつながる土台から始めるのがおすすめです。
たとえば、
- 右手で一定に叩く
- 2拍目と4拍目を感じる
- 少しずつ足を足していく
という順番で進めると、頭の中も整理しやすくなります。
「最初の練習は何をすればいいの?」という方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
最初の一歩が分かるだけでも、不安はかなり小さくなります。
リズム感がないと感じる人ほど、むしろ丁寧に伸びていけます
意外に思われるかもしれませんが、最初から「自分は得意だ」と思っている方よりも、「ちょっと苦手かもしれない」と感じている方のほうが、丁寧に基礎を身につけて伸びていくことがあります。
理由は、自分の不安が分かっている分、ひとつひとつ確認しながら進められるからです。
また、初心者の方は変なクセがついていないぶん、正しい形をそのまま吸収しやすい面もあります。
年齢や経験に不安がある方は、こちらの記事も参考になります。
「初心者だから不利」ではなく、初心者だからこそ、まっさらな状態から安心して始められる、という見方もできます。
こんな不安があっても大丈夫です
テンポに合わせられません
最初は誰でもずれます。
大切なのは、ずれないことではなく、ずれたときに気づけること、そして少しずつ合わせていくことです。
レッスンでは、その方に合った速さから始められるので、いきなり速いテンポで無理をする必要はありません。
手足がバラバラになります
これもとても自然なことです。
ドラムは、最初から手足が自由に動くものではありません。順番に役割を分けて慣れていくことで、少しずつまとまっていきます。
はじめは難しく感じても、続けるうちに「前より楽にできる」が増えていきます。
音楽経験がまったくありません
まったく問題ありません。
ドラムは、メロディ楽器よりも「拍を感じる」「身体を動かす」という入口から入りやすい楽器です。
楽譜が読めない方でも始められますし、未経験の方でも、やることを整理しながら進めれば大丈夫です。
大切なのは「できるかどうか」より「始め方」です
リズム感に自信がない方ほど、始める前にたくさん悩んでしまうと思います。
でも、本当に大切なのは、
「自分にリズム感があるか」
ではなく、
「安心して始められる環境があるか」
です。
初心者向けにやさしく進めてもらえること、分からないことをそのままにしないこと、できない部分を細かく分けて教えてもらえること。
そうした環境があると、苦手意識は少しずつ小さくなっていきます。
リズム感は、最初に証明してから始めるものではありません。始めたあとに、少しずつ育てていくものです。
まとめ
リズム感がなくても、ドラムは習えます。
むしろ、リズム感に不安がある方ほど、やさしく順番に学べる環境の中で、少しずつ「分かる」「できる」を積み重ねていくことが大切です。
最初は手拍子でも、声に出して数えることでも大丈夫です。
そこから少しずつ、拍を感じること、タイミングを合わせること、シンプルなリズムを叩くことへと進んでいけます。
「自分には無理かもしれない」と決めてしまう前に、まずは小さな一歩から始めてみてください。
初心者の方でも安心して進められる環境があれば、リズム感はあとからしっかり育っていきます。
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