こんにちは、ドラム講師の川島です。
これからドラムを始めようと思ったとき、最初に迷いやすいのが、
「ドラムって何から練習すればいいの?」
「いきなり曲を叩いても大丈夫?」
「楽譜が読めなくても始められる?」
ということではないでしょうか。
ドラムには8ビート、16ビート、フィルイン、ルーディメンツなど、たくさんの練習があります。
しかし、初心者のうちから全部を練習する必要はありません。
最初の目標は「簡単な8ビートを、ゆっくり止まらずに叩けるようになること」です。
そのためには、次の順番で練習すると分かりやすいです。
- 椅子の高さと姿勢を整える
- スティックの持ち方を確認する
- 右手で8分音符を叩く
- 2拍目と4拍目にスネアを入れる
- 1拍目と3拍目にバスドラムを入れる
- 3つを合わせて8ビートにする
- ゆっくりした曲に合わせてみる
この記事では、ドラム初心者の方が迷わず練習を始められるように、ひとつずつ順番に解説していきます。
60分無料体験レッスン受付中!
初月レッスン料20%OFF
ドラム初心者は、まず8ビートを目標にしよう
ドラムを始めると、YouTubeやSNSでいろいろなフレーズを目にすると思います。
速いフィルインや派手なテクニックを見ると、つい自分も練習してみたくなります。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
ただ、これからドラムを始める方には、まず8ビートをおすすめしています。
8ビートは、ロックやポップス、J-POPなど、非常に多くの曲で使われている基本的なリズムです。
右手でハイハット、左手でスネア、右足でバスドラムを演奏するため、ドラム演奏に必要な「手足を組み合わせる感覚」を身につけることができます。
いきなり難しいことをするより、まずシンプルな8ビートを安定させる。
これが、その後の16ビートやフィルイン、いろいろな曲を演奏するための土台になります。
ステップ1|まず椅子の高さと座る位置を整える
ドラムは、叩き始める前の姿勢がとても重要です。
特に初心者の方は、手の動きばかり気にして、椅子の高さや座る位置をあまり意識していないことがあります。
椅子が低すぎると、バスドラムを踏むときに足を持ち上げにくくなります。
反対に高すぎると、体が安定しにくくなります。
ひとつの目安として、座ったときに太ももが少し下がるくらいの高さから調整してみてください。
そして椅子に深く座りすぎず、両足を動かしても体が大きくグラグラしない位置を探します。
最初に姿勢を整えておくだけでも、その後の手足の動きがかなり楽になります。
ステップ2|スティックは強く握りすぎない
次にスティックを持ってみましょう。
初心者の方によくあるのが、スティックを落とさないように強く握ってしまうことです。
しかし、強く握りすぎると手首や腕が固まり、速く動かしにくくなります。
スティックで打面を叩いたときには、少し跳ね返ってきます。
この跳ね返りを邪魔しないように、必要以上に握り込まないことがポイントです。
最初の段階では、強い音を出すことよりも、自然にスティックが動く感覚を覚えていきましょう。
ステップ3|右手だけで8分音符を叩く
いきなり両手両足を使う必要はありません。
まず右手だけで、ハイハットを叩いてみます。
4拍子の場合、8分音符は、
「1と2と3と4と」
と数えます。
この「1・と・2・と・3・と・4・と」を、なるべく同じ間隔で叩いてみてください。
最初は速くする必要はありません。
右手が止まらず、同じ間隔で叩けることの方が大切です。
ステップ4|2拍目と4拍目にスネアを入れる
右手の8分音符が安定してきたら、左手を追加します。
左手でスネアを、
2拍目と4拍目
に叩きます。
つまり、
1と 2と 3と 4と
の太字部分で左手を入れるイメージです。
難しい場合は、いったん右手を止めて、左手だけで「2、4」と叩いてみても構いません。
できるようになったら、もう一度右手と組み合わせます。
ステップ5|バスドラムを1拍目と3拍目に入れる
次は右足です。
最初はバスドラムを、
1拍目と3拍目
に入れてみましょう。
すると、
1=バスドラム
2=スネア
3=バスドラム
4=スネア
という大きな流れができます。
ここに右手の8分音符を重ねると、基本的な8ビートになります。
言葉にすると、
ドン・チッ・タン・チッ・ドン・チッ・タン・チッ
というイメージです。
手足を全部合わせると難しい場合は分解する
ここで多くの初心者の方が、
「右手はできるのに、足を入れた瞬間に全部止まる」
という状態になります。
これは珍しいことではありません。
ドラムでは、できない動きをそのまま何度も繰り返すより、いったん分解して練習した方が早くできるようになることがあります。
たとえば、
- 右手だけ
- 右手+左手
- 右手+右足
- 左手+右足
- 最後に全部合わせる
という順番です。
「全部できない」と感じていても、実際にはひとつの組み合わせだけが苦手ということもよくあります。
初心者ほど、ゆっくり練習した方が上達しやすい
好きな曲がテンポ120なら、最初からテンポ120で練習したくなると思います。
しかし、まだ動きを覚えていない状態で速く叩くと、力が入ったり、間違った動きのまま繰り返したりしやすくなります。
テンポ100でできないのであれば、60や70まで落として構いません。
場合によっては、もっと遅くても大丈夫です。
「遅ければ正確にできる」という状態を作ることが大切です。
正確にできるテンポが見つかったら、少しずつ速くしていきます。
8ビートができたら、好きな曲に合わせてみよう
基本の8ビートがある程度続くようになったら、いよいよ曲に合わせてみましょう。
この段階では、原曲のドラムをすべてコピーする必要はありません。
難しいフィルインや細かいバスドラムは省略して、まずはシンプルな8ビートで曲の最初から最後まで演奏してみます。
初心者のうちは、
「原曲通りに完璧に叩く」より、「止まらずに曲の流れに乗る」
ことを優先してみてください。
1曲通して叩けるようになると、ドラムの楽しさが一気に分かってきます。
初心者が最初にやらなくてもいい練習
反対に、ドラムを始めたばかりの段階では、焦って取り組まなくてもよいものもあります。
- 高速フレーズ
- 難しいルーディメンツ
- 複雑な変拍子
- 高速ツーバス
- 難しいゴーストノート
- 原曲を100%コピーすること
これらは必要になったときに少しずつ練習すれば大丈夫です。
最初は、
姿勢 → スティック → 8分音符 → スネア → バスドラム → 8ビート → 曲
という一本の道を進んでみてください。
独学で「これで合っているのかな?」と思ったら
YouTubeやSNSを見ながら独学でドラムを始めることもできます。
実際、最初は独学で楽しみながら練習するのも良いと思います。
ただし、しばらく練習していると、
- スティックの持ち方はこれでいいのか
- 力が入りすぎていないか
- バスドラムの踏み方が合っているか
- なぜ8ビートが安定しないのか
- 次に何を練習すればいいのか
といった、自分一人では判断しにくい部分が出てきます。
そういうときは、一度だけでも自分の演奏を講師に見てもらうと、今後の練習内容が整理しやすくなります。
川島広明ドラム教室の無料体験レッスン
川島広明ドラム教室では、ドラムを一度も叩いたことがない方でも無料体験レッスンを受けていただけます。
最初から難しいことをするのではなく、
- 座り方
- スティックの持ち方
- 基本ストローク
- リズムの数え方
- 簡単な8ビート
など、その方の経験に合わせて進めます。
すでに独学で練習している方の場合は、実際に演奏していただきながら「今どこを直すと上達しやすいか」も確認できます。
「まだ習うかどうか決めていないけれど、一度ドラムを叩いてみたい」という方でも大丈夫です。
まとめ|初心者は8ビートまでの順番をまず覚えよう
ドラム初心者の方が最初に練習する順番は、難しく考える必要はありません。
- 椅子と姿勢を整える
- スティックを自然に持つ
- 右手で8分音符を叩く
- 2拍目と4拍目にスネアを入れる
- 1拍目と3拍目にバスドラムを入れる
- 8ビートをゆっくり安定させる
- 好きな曲に合わせてみる
この順番で十分です。
ドラムは、最初から両手両足を自由に動かそうとすると難しく感じます。
しかし、一つひとつの動きを分けて練習し、それを少しずつ組み合わせていけば、必ずドラムらしい演奏になっていきます。
まずは、ゆっくりした8ビートから始めてみてください。

