16分音符④|1拍に1つだけ入る16分音符を安定して叩くコツ

初心者講座

16分音符の練習というと、どうしても「細かくたくさん叩く練習」というイメージがあるかもしれません。

たしかに、16分音符は1拍を4つに分けた細かい音符です。

しかし、ドラムで16分音符を安定させるためには、たくさん叩くことだけが大切なのではありません。

むしろ、今回のように「1拍の中に1つだけ16分音符が入る練習」では、叩く音以上に、叩かない部分、つまり休符をどう感じるかがとても重要になります。

音が少ないパターンは、一見すると簡単そうに見えます。

ですが、実際に叩いてみると、

・音が早く入ってしまう
・休符を待てない
・2つ目や4つ目の位置がズレる
・バスドラムを入れると手が不安定になる

ということがよくあります。

これは、16分音符そのものが難しいというより、1拍の中のどこに音が入るのかを体で感じられていないことが原因です。

この記事では、1拍の中に1つだけ入る16分音符を安定して叩くための練習方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

16分音符の1つ目、3つ目、4つ目、2つ目という順番で練習しながら、最後は4分音符のバスドラムを踏みながら叩けるところまで進めていきましょう。

  1. 1拍に1つだけ入る16分音符とは?
  2. この練習で大切なのは、音符よりも休符を感じること
  3. 練習する順番について
  4. 「タァーン」|16分音符の1つ目を叩く練習
    1. 「タァーン」で気をつけたいこと
  5. 「ウンタン」|16分音符の3つ目を叩く練習
    1. 「ウンタン」で気をつけたいこと
  6. 「ウーンカ」|16分音符の4つ目を叩く練習
    1. 「ウーンカ」で気をつけたいこと
  7. 「ウカーン」|16分音符の2つ目を叩く練習
    1. 「ウカーン」で気をつけたいこと
  8. 「ウカーカ」|16分音符の2つ目と4つ目を叩く練習
    1. 「ウカーカ」で気をつけたいこと
  9. 1行目の練習
  10. 2行目の練習
  11. 3行目の練習
  12. 4行目の練習
  13. 練習するときの具体的な手順
    1. 1. まずは声に出してリズムを読む
    2. 2. 手だけでゆっくり叩く
    3. 3. メトロノームを使って練習する
    4. 4. 1行ずつ止まらずに叩けるようにする
    5. 5. 1行目から4行目まで続けて叩く
    6. 6. 最後に4分音符のバスドラムを踏みながら叩く
  14. よくある失敗例と改善方法
    1. 休符を待てずに音が早くなる
    2. 16分音符の2つ目と4つ目がズレる
    3. 「ウウウカ」のように細かく数えすぎてテンポが上がらない
    4. 叩く音だけを見て、休符を感じていない
    5. バスドラムを入れた瞬間に手がズレる
    6. メトロノームに合わせようとして体が固くなる
  15. この練習が16ビートにつながる理由
  16. 練習のポイントは「ゆっくり・声に出す・休符を感じる」
  17. まとめ
  18. 船橋でドラムを基礎から学びたい方へ

1拍に1つだけ入る16分音符とは?

まず、16分音符について簡単に確認しておきましょう。

16分音符とは、1拍を4つに分けた音符です。

たとえば、1拍を

「タ・カ・タ・カ」

のように4つに分けたとき、その1つ1つが16分音符になります。

今回の練習では、その4つの場所のうち、1か所だけを叩きます。

つまり、1拍の中で叩く音は1つだけです。

「それなら簡単そう」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、音が1つしかないということは、残りの3つ分は休符になります。

この休符の長さを正確に感じられないと、音の位置が前にズレたり、後ろに遅れたりしてしまいます。

特に初心者の方がズレやすいのは、16分音符の2つ目と4つ目です。

拍の頭にある音は比較的わかりやすいですが、拍の少し後ろに入る音や、拍の最後に入る音は、感覚がつかみにくいことがあります。

そのため、今回の練習では「叩く音」だけを見るのではなく、「叩かない場所」をしっかり感じることが大切です。

ドラムは音を出す楽器ですが、リズムを安定させるためには、音を出していない時間の感じ方もとても重要です。

この練習で大切なのは、音符よりも休符を感じること

ドラム初心者の方は、楽譜を見ると、どうしても音符が書いてある場所ばかりに目が行きやすいです。

もちろん、どこで叩くのかを確認することは大切です。

ですが、16分音符を安定させるためには、音符と音符の間、つまり休符の部分をどう感じるかが重要になります。

たとえば、16分音符の4つ目だけを叩く場合、楽譜上では16分休符が3つ続いてから音が入る形になります。

これを細かく考えすぎると、

「ウ・ウ・ウ・カ」

のように、休符を1つずつ数えようとしてしまいます。

ゆっくりのテンポであれば、それでも何とか数えられるかもしれません。

しかし、テンポが少し上がってくると、休符を細かく数えること自体が難しくなります。

その結果、音が遅れたり、リズム全体が重たくなったりしやすくなります。

そこで大切なのが、言葉のリズムとして大きく感じることです。

たとえば、16分音符の4つ目だけを叩く場合は、

「ウーンカ」

のように感じます。

16分音符の2つ目だけを叩く場合は、

「ウカーン」

のように感じます。

このように、休符を細かく分解して数えるのではなく、ひとまとまりの言葉として感じると、テンポが上がってもリズムを保ちやすくなります。

ドラムの練習では、手順や楽譜を理解することも大切ですが、最終的には体で自然にリズムを感じられることが大切です。

そのために、今回の練習では声に出してリズムを読むことも、とても効果的です。

練習する順番について

今回の練習では、16分音符を次の順番で練習していきます。

  1. 16分音符の1つ目
  2. 16分音符の3つ目
  3. 16分音符の4つ目
  4. 16分音符の2つ目

この順番には理由があります。

まず、16分音符の1つ目は拍の頭です。

4分音符と同じ位置なので、最初に確認しやすい場所です。

次に、16分音符の3つ目は8分音符の裏と同じ位置になります。

8分音符の「表・裏」の感覚がある程度わかっている方であれば、比較的理解しやすい位置です。

その次に、16分音符の4つ目を練習します。

4つ目は拍の終わりに入る音です。

ここは、休符を長く感じてから音を入れる必要があるため、初心者の方にとって少し難しくなります。

そして最後に、16分音符の2つ目を練習します。

2つ目は拍の直後に入る音です。

拍の頭ではないけれど、かなり近い位置にあるため、拍の頭と混ざりやすい場所です。

意外と難しいので、最後に丁寧に確認していきます。

さらに、2つ目と4つ目を組み合わせた「ウカーカ」の練習をすることで、16分音符の裏側の感覚を身につけていきます。

この順番で練習すると、いきなり難しい場所から始めるのではなく、理解しやすい場所から少しずつ感覚を作ることができます。

ドラムの練習では、できるだけ順番を飛ばさないことが大切です。

ゆっくりでもよいので、1つずつ確認しながら進めていきましょう。

「タァーン」|16分音符の1つ目を叩く練習

最初は、16分音符の1つ目を叩く練習です。

16分音符の1つ目は、拍の頭にあります。

つまり、4分音符と同じタイミングです。

この練習では、1拍の最初だけを叩き、残りの3つ分を休みます。

言葉で表すと、

「タァーン」

という感覚です。

手順としては、

タ(R)ァ(休)ー(休)ン(休)

のように考えます。

最初の「タ」で右手を叩き、そのあとの「ァーン」の部分は休みます。

ここで大切なのは、叩いたあとにすぐ次の音へ行こうとしないことです。

初心者の方は、音を出したあとに気持ちが先へ行ってしまい、休符が短くなりやすいです。

しかし、この練習では、叩いたあとの余白をしっかり感じることが大切です。

「タ」と叩いた音が、1拍分の中で伸びていくようなイメージを持つとよいでしょう。

メトロノームを使う場合は、クリックの頭と右手の「タ」がきちんと合っているかを確認してください。

この段階では、速く叩く必要はありません。

むしろ、ゆっくりのテンポで、1拍の長さをしっかり感じることが大切です。

「タァーン」で気をつけたいこと

この練習でよくある失敗は、叩いたあとに休符を待てなくなることです。

「タ」と叩いたあと、すぐ次の拍を探しに行ってしまうと、リズムが前のめりになります。

また、音を短く切るように感じてしまうと、休符の時間が不安定になりやすいです。

大切なのは、叩いたあとも拍の流れを止めないことです。

音は1つだけですが、心の中では1拍分の長さが続いています。

「タァーン」と声に出しながら練習すると、この感覚がつかみやすくなります。

「ウンタン」|16分音符の3つ目を叩く練習

次は、16分音符の3つ目を叩く練習です。

16分音符の3つ目は、8分音符の裏と同じ位置になります。

1拍を4つに分けたとき、

1つ目、2つ目、3つ目、4つ目

のうち、3つ目に音が入ります。

言葉で表すと、

「ウンタン」

という感覚です。

手順としては、

ウ(休)ン(休)タ(R)ン(休)

のようになります。

最初の「ウン」でしっかり待ってから、「タ」で右手を叩きます。

この「待つ」という感覚がとても大切です。

16分音符の3つ目は、8分音符の裏と同じ場所なので、8ビートに慣れている方であれば比較的つかみやすい位置です。

ただし、焦って叩くと「タ」の位置が早くなりやすいので注意しましょう。

特にメトロノームに合わせていると、クリックの音に引っぱられて、裏の音が前に突っ込むことがあります。

その場合は、まず声に出して

「ウンタン、ウンタン」

と読んでから叩くと安定しやすくなります。

「ウンタン」で気をつけたいこと

この練習で大切なのは、最初の「ウン」を短くしないことです。

「ウン」をしっかり待たずに叩いてしまうと、音が前にズレます。

また、「タ」を叩いたあとにも「ン」の休符があります。

叩いて終わりではなく、叩いたあとの休符まで含めて1拍です。

足や体で拍の頭を感じながら練習すると、裏の位置が安定しやすくなります。

たとえば、体を軽く揺らしながら、拍の頭を感じて、その中の3つ目で叩くようにしてみてください。

手だけでタイミングを取ろうとするよりも、体全体で拍を感じた方がリズムは安定しやすくなります。

「ウーンカ」|16分音符の4つ目を叩く練習

次は、16分音符の4つ目を叩く練習です。

これは少し難しくなります。

16分音符の4つ目は、1拍の最後に入る音です。

言葉で表すと、

「ウーンカ」

という感覚です。

手順としては、

ウ(休)ー(休)ン(休)カ(L)

のようになります。

最初の3つ分を休んで、最後の「カ」で左手を叩きます。

楽譜上では、16分休符が3つ並んで、そのあとに16分音符が入る形になります。

ただし、ここで大切なのは、

「ウ・ウ・ウ・カ」

のように細かく数えすぎないことです。

もちろん、最初に仕組みを理解するために細かく確認するのはよいです。

しかし、実際に叩くときは、

「ウーンカ」

と大きく感じた方が安定しやすくなります。

16分音符の4つ目は、拍の終わりにあります。

そのため、次の拍の頭と混ざりやすいです。

遅れすぎると、次の拍の頭に近づいてしまいます。

逆に、早く入りすぎると、3つ目のように聞こえてしまいます。

拍の中の4つ目として、正確に音を入れることが大切です。

「ウーンカ」で気をつけたいこと

「ウーンカ」は、休符を長く感じる練習です。

初心者の方は、この長い休符を待つことが難しく感じるかもしれません。

特に、音を入れる場所が拍の最後なので、焦って早く叩いてしまうことがあります。

また、次の拍の頭に向かって音を入れるような感覚になりすぎると、タイミングが曖昧になります。

「次の拍に引っかける」のではなく、「今の拍の4つ目に入れる」と考えましょう。

最初はかなり遅いテンポで大丈夫です。

BPM60くらい、もしくはそれより遅くてもよいです。

ゆっくりのテンポで、

「ウーンカ、ウーンカ」

と声に出しながら練習してみてください。

慣れてきたら、メトロノームに合わせて、拍の頭を見失わないように練習しましょう。

「ウカーン」|16分音符の2つ目を叩く練習

次は、16分音符の2つ目を叩く練習です。

16分音符の2つ目は、拍の頭のすぐ後ろに入る音です。

言葉で表すと、

「ウカーン」

という感覚です。

手順としては、

ウ(休)カ(L)ー(休)ン(休)

のようになります。

最初の「ウ」は休符です。

その直後の「カ」で左手を叩きます。

拍の頭ではなく、少し後ろに音が入る感覚です。

この2つ目の位置は、初心者の方にとってかなり難しく感じやすい場所です。

なぜなら、拍の頭に近いからです。

拍の頭と同時に叩いてしまうと、16分音符の1つ目になってしまいます。

逆に遅れすぎると、3つ目に近づいてしまいます。

つまり、2つ目はとても微妙な位置にあります。

だからこそ、拍の頭を体でしっかり感じながら、その直後に「カ」を入れる感覚が大切です。

楽譜上では、

「ウカウウ」

のように見えるかもしれません。

しかし、これも細かく

「ウ・カ・ウ・ウ」

と数えすぎるより、

「ウカーン」

と大きく感じた方が、テンポが上がったときに安定しやすくなります。

「ウカーン」で気をつけたいこと

この練習でよくある失敗は、拍の頭と同時に叩いてしまうことです。

「ウ」が休符であることを忘れて、すぐに「カ」を叩いてしまうと、16分音符の2つ目ではなくなってしまいます。

まずは、拍の頭を心の中でしっかり感じてください。

その直後に「カ」を入れます。

声に出して、

「ウカーン、ウカーン」

と言いながら練習すると、拍の頭と音の位置を分けて感じやすくなります。

また、体が固くなると、音の位置が不自然になりやすいです。

手首や腕を力ませず、軽く音を置くような感覚で叩いてみてください。

速く叩くよりも、正しい場所に音を入れることを優先しましょう。

「ウカーカ」|16分音符の2つ目と4つ目を叩く練習

次は、16分音符の2つ目と4つ目を叩く練習です。

これは、16分音符の裏側の感覚を作るためにとても大切な練習です。

言葉で表すと、

「ウカーカ」

という感覚です。

手順としては、

ウ(休)カ(L)ー(休)カ(L)

のようになります。

2つ目と4つ目に左手が入ります。

楽譜で見ると、16分休符と16分音符が交互に出てくるような形に見えるかもしれません。

そのため、

「ウカウカ」

と細かく感じたくなるかもしれません。

しかし、テンポが速くなってくると、「ウカウカ」と細かく考えるのは難しくなります。

そこで、

「ウカーカ」

と大きく感じることが大切です。

2つ目と4つ目は、どちらも初心者の方がズレやすい場所です。

拍の頭に音がないため、拍の流れを見失いやすくなります。

手だけで練習していると、だんだん音が前のめりになったり、間隔が狭くなったりすることがあります。

そのため、慣れてきたら4分音符のバスドラムを踏みながら練習することが効果的です。

足で拍の頭を感じながら、手で2つ目と4つ目を叩くことで、拍の中の位置が安定しやすくなります。

「ウカーカ」で気をつけたいこと

この練習で大切なのは、2つの「カ」の間隔を一定に保つことです。

最初の「カ」が早すぎたり、2つ目の「カ」が遅れたりすると、リズムが不安定になります。

また、拍の頭に音がないため、どこが1拍目なのかわからなくなりやすいです。

その場合は、まず足で4分音符を踏む前に、声だけで

「ウカーカ、ウカーカ」

と繰り返してみましょう。

声で言えるようになってから手をつけると、かなり安定しやすくなります。

ドラムの練習では、いきなり手足を動かすよりも、先にリズムを声で言えるようにすることが大切です。

声で言えないリズムは、手足で叩くとさらに難しくなります。

1行目の練習

ここからは、実際の譜例に合わせて練習していきます。

まず1行目の練習です。

1行目では、先ほど確認した16分音符の位置が組み合わさって出てきます。

1小節目と2小節目は同じパターンです。

言葉で表すと、

「ターンカウーンカウカーンウーンカ」

のように感じます。

このとき大切なのは、音の数だけを追いかけないことです。

「どこで休んで、どこで叩くのか」を言葉の流れとして覚えていきましょう。

特に、

「ウーンカ」

の部分では、16分音符の4つ目を正確に入れる必要があります。

ここで焦って早く叩いてしまうと、リズム全体が前に詰まってしまいます。

また、

「ウカーン」

の部分では、16分音符の2つ目が出てきます。

拍の頭ではなく、その直後に入る音なので、拍の頭と混ざらないように注意しましょう。

4小節目の2拍目には、付点8分休符と16分音符の4つ目が出てきます。

ここも「ウーンカ」の感覚で、しっかり休符を感じてから音を入れます。

4小節目は、

「ターンカウーンカタカンカタンタン」

のように感じると練習しやすいです。

初心者の方が間違えやすいのは、4小節目に入ったときに急に焦ってしまうことです。

1小節目から3小節目までがある程度叩けていても、最後の小節でリズムが詰まりやすくなります。

最後まで同じテンポで流れを保つことを意識しましょう。

2行目の練習

次は2行目の練習です。

2行目も、1小節目と2小節目は同じパターンです。

言葉で表すと、

「ターンカウーンカウカタンウーンカ」

のように感じます。

1行目と似ている部分もありますが、途中のリズムの流れが少し変わります。

そのため、1行目ができたからといって、同じ感覚で何となく叩かないようにしましょう。

特に注意したいのは、

「ウカタン」

のように音が続く部分です。

ここで焦ってしまうと、16分音符の位置が前に詰まりやすくなります。

「ウカーン」や「ウーンカ」のように休符を大きく感じる部分と、音が続く部分の切り替えを丁寧に確認してください。

2行目では、休符を長く感じる場所と、音を続けて叩く場所のバランスが大切です。

音が増えるところでテンポが速くならないようにしましょう。

メトロノームを使う場合は、クリックに合わせようとしすぎて体が固くならないように注意してください。

クリックは目安として使い、体の中の拍の流れを止めないことが大切です。

3行目の練習

3行目は、1行目や2行目と比べると休符が多くなります。

音が少ないと簡単そうに見えるかもしれません。

しかし、実際には音が少ないほどテンポキープは難しくなります。

なぜなら、叩く音が少ないぶん、自分の中で拍の流れを保つ必要があるからです。

音がたくさんあるパターンでは、叩く動きによってリズムを感じやすいです。

しかし、休符が多いパターンでは、叩いていない時間もリズムを感じ続けなければなりません。

3行目を練習するときは、まず声に出してリズムを読んでみましょう。

声で読んだときに、休符の長さが曖昧になっている場所は、手で叩いてもズレやすいです。

「ウーンカ」や「ウカーン」のように、言葉のかたまりとしてリズムを感じることが大切です。

また、叩いていない間に集中が切れないようにしましょう。

休符は「何もしない時間」ではありません。

音を出していないだけで、リズムは続いています。

ドラムでは、この休符の時間をどう感じるかが、演奏の安定感に大きく影響します。

4行目の練習

4行目は、再び1行目に似た流れが出てきます。

似ているパターンが出てくると、つい油断してしまうことがあります。

ですが、似ているからこそ、細かい違いを丁寧に確認することが大切です。

1行目と共通している部分では、同じ言葉の感じ方を使うことができます。

たとえば、

「ターンカ」
「ウーンカ」
「ウカーン」

といった感覚です。

ただし、譜例の並びが少し変わるだけで、体の反応は変わります。

「前に出てきたから大丈夫」と思わず、1拍ずつ確認していきましょう。

1行目から4行目までを通して練習するときは、途中でテンポが速くならないように注意してください。

特に、音が続く場所では前のめりになりやすく、休符が多い場所では遅れやすくなります。

どちらの場合も、体の中で4分音符の拍を感じ続けることが大切です。

最初は1行ずつ練習し、慣れてきたら1行目から4行目まで続けて叩いてみましょう。

途中で止まってしまう場合は、無理に通そうとせず、止まった場所だけを取り出して練習してください。

苦手な場所をそのままにして通し練習だけを続けると、同じ場所で何度も間違えやすくなります。

練習するときの具体的な手順

ここからは、実際にどのような順番で練習すればよいかを整理していきます。

16分音符の練習は、いきなり叩き始めるよりも、段階を分けて進めた方が安定しやすくなります。

1. まずは声に出してリズムを読む

最初にやってほしいのは、声に出してリズムを読むことです。

「タァーン」
「ウンタン」
「ウーンカ」
「ウカーン」
「ウカーカ」

このように、言葉としてリズムを確認します。

声に出して読めないリズムは、手足で叩くとさらに難しくなります。

まずは、楽譜を見ながら、どこで休んでどこで叩くのかを声で確認してください。

この段階では、スティックを持たなくても大丈夫です。

手を動かす前に、頭と体の中でリズムの流れを作ることが大切です。

2. 手だけでゆっくり叩く

声で読めるようになったら、次は手だけで叩いてみましょう。

最初はかなりゆっくりで大丈夫です。

速く叩くことよりも、正しい場所に音を入れることを優先してください。

このときも、心の中では言葉を言いながら叩くとよいです。

たとえば、

「ウーンカ」

と言いながら、最後の「カ」で左手を叩きます。

「ウカーン」

と言いながら、2つ目の「カ」で左手を叩きます。

言葉と手の動きがつながってくると、リズムの位置が安定しやすくなります。

3. メトロノームを使って練習する

手だけで叩けるようになったら、メトロノームを使って練習します。

メトロノームは、最初から速くしないでください。

BPM60前後、難しければもっと遅くても大丈夫です。

クリックの音に合わせて、拍の頭を感じながら叩きます。

ここで大切なのは、クリックに合わせようとして体を固めないことです。

メトロノームは正しいテンポを示してくれる道具ですが、体が固くなるとリズムはかえって不自然になります。

クリックを聞きながら、リラックスして拍の流れを感じましょう。

4. 1行ずつ止まらずに叩けるようにする

次に、譜例を1行ずつ練習します。

1行目だけ、2行目だけ、というように分けて練習してください。

1行ずつ止まらずに叩けるようになってから、次の行へ進みます。

途中で止まってしまう場合は、その行の中に苦手な場所があります。

その場所だけを取り出して、

「ウーンカ」
「ウカーン」
「ウカーカ」

のように、言葉で確認しながら練習しましょう。

5. 1行目から4行目まで続けて叩く

1行ずつ安定してきたら、1行目から4行目まで続けて叩いてみます。

通し練習では、途中で少し間違えても、すぐに止まらず最後まで流れを保つことも大切です。

ただし、何度も同じ場所で間違える場合は、その部分を取り出して練習してください。

通し練習と部分練習を交互に行うと、効率よく上達できます。

6. 最後に4分音符のバスドラムを踏みながら叩く

最後は、4分音符のバスドラムを踏みながら練習します。

これはとても大切です。

手だけで叩けていても、足を入れた瞬間に手がズレることがあります。

これは、足で拍を踏むことで、手のリズムとの関係がはっきりするからです。

最初は難しく感じるかもしれません。

ですが、バスドラムで4分音符を踏みながら叩けるようになると、拍の頭を見失いにくくなります。

16ビートやフィルインに進んだときにも、この感覚がとても役に立ちます。

よくある失敗例と改善方法

ここでは、この練習でよくある失敗例と、その改善方法を紹介します。

休符を待てずに音が早くなる

一番多いのが、休符を待てずに音が早く入ってしまうことです。

特に「ウーンカ」や「ウンタン」では、音を入れる前にしっかり待つ必要があります。

改善方法としては、まず声に出してリズムを読むことです。

手で叩く前に、

「ウーンカ」
「ウンタン」

とゆっくり言ってみてください。

言葉で休符の長さを感じられるようになると、手のタイミングも安定しやすくなります。

16分音符の2つ目と4つ目がズレる

2つ目と4つ目は、初心者の方が特にズレやすい場所です。

2つ目は拍の頭に近く、4つ目は次の拍の頭に近いため、どちらも位置が曖昧になりやすいです。

改善方法としては、4分音符の拍を体で感じながら練習することです。

足で軽く拍を取ったり、体を少し揺らしたりしながら、拍の中のどこに音が入るのかを確認しましょう。

「ウウウカ」のように細かく数えすぎてテンポが上がらない

楽譜を正確に理解しようとして、休符をすべて細かく数えすぎることがあります。

最初の確認としては悪くありません。

しかし、テンポが上がってくると、細かく数え続けるのは難しくなります。

改善方法は、言葉を大きなかたまりで感じることです。

「ウウウカ」ではなく「ウーンカ」。

「ウカウウ」ではなく「ウカーン」。

このように、言葉のかたまりとして感じると、テンポが上がってもリズムを保ちやすくなります。

叩く音だけを見て、休符を感じていない

楽譜上の音符だけを見ていると、叩く場所はわかっても、休符の長さが曖昧になります。

その結果、音の間隔が不安定になります。

改善方法としては、叩いていない時間もリズムの一部だと考えることです。

休符は「何もしない場所」ではなく、「音を出さずにリズムを感じる場所」です。

この意識を持つだけでも、演奏の安定感は変わります。

バスドラムを入れた瞬間に手がズレる

手だけでは叩けるのに、バスドラムを入れると急にズレることがあります。

これは、手と足を別々に考えすぎていると起こりやすいです。

改善方法としては、まずバスドラムだけで4分音符を踏み、その上に声でリズムを乗せてみることです。

足で、

「ドン、ドン、ドン、ドン」

と踏みながら、声で

「ウーンカ」
「ウカーン」

と言ってみましょう。

それができてから手を入れると、手足がつながりやすくなります。

メトロノームに合わせようとして体が固くなる

メトロノームを使うと、正確に合わせようとしすぎて体が固くなることがあります。

体が固くなると、音の位置が不自然になり、リズムも硬くなります。

改善方法は、メトロノームを「監視されている音」と考えないことです。

クリックは、リズムの流れを確認するための目安です。

クリックに合わせようと力むのではなく、クリックと一緒に流れるような感覚で練習しましょう。

この練習が16ビートにつながる理由

今回の練習は、16ビートへ進む前の大切な土台になります。

16ビートでは、ハイハットで16分音符を刻んだり、16分音符を使った細かいリズムが出てきたりします。

そのときに、1拍の中のどこに音が入っているのかを理解していないと、リズムが不安定になります。

特に、16分音符の2つ目や4つ目の感覚が曖昧だと、ハイハットの刻みやフィルインが前のめりになったり、逆に遅れたりしやすくなります。

今回のように、1拍に1つだけ音を入れる練習をしておくと、16分音符の細かい位置を体で覚えやすくなります。

16分音符①〜④の練習は、ただの基礎練習ではありません。

16ビートを安定して叩くための準備でもあります。

16ビートについて詳しく学びたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

練習のポイントは「ゆっくり・声に出す・休符を感じる」

今回の練習で大切なのは、いきなり速く叩こうとしないことです。

16分音符という言葉を聞くと、細かく速く叩くイメージがあるかもしれません。

しかし、最初から速く叩こうとすると、音の位置が曖昧なままになってしまいます。

まずはゆっくりで構いません。

声に出してリズムを読み、休符の長さを感じながら、正しい位置に音を入れることを優先しましょう。

「タァーン」
「ウンタン」
「ウーンカ」
「ウカーン」
「ウカーカ」

この言葉を使って練習すると、楽譜だけを見て練習するよりも、リズムを体で覚えやすくなります。

ドラムは、手足を動かす前に、まずリズムをどう感じるかが大切です。

焦らず、1つずつ確認していきましょう。

まとめ

今回は、1拍に1つだけ入る16分音符を安定して叩くための練習方法について解説しました。

この練習では、音符そのものよりも、休符の感じ方がとても大切です。

1拍の中に1つしか音がないということは、残りの部分は休符になります。

その休符を正確に感じられないと、音が早く入ったり、遅れたりしてしまいます。

今回のポイントは、次の通りです。

・1拍に1つだけ入る16分音符は、音が少ないぶん休符の感じ方が重要
・「タァーン」「ウンタン」「ウーンカ」「ウカーン」「ウカーカ」のように、言葉で感じると安定しやすい
・楽譜上の休符を細かく数えすぎるより、大きなリズムのかたまりで感じることが大切
・1行ずつ練習し、最後は1行目から4行目まで続けて叩く
・仕上げとして4分音符のバスドラムを踏みながら練習する
・16分音符①〜④の練習が安定したら、次は16ビート4の練習に進む

16分音符は、最初は細かく感じるかもしれません。

ですが、順番に練習すれば、少しずつ体で位置を覚えられるようになります。

特に今回のような「休符を感じる練習」は、16ビートやフィルインを安定させるためにもとても役立ちます。

焦らず、ゆっくりのテンポから練習してみてください。

船橋でドラムを基礎から学びたい方へ

川島広明ドラム教室では、千葉県船橋市で初心者専門の完全マンツーマンレッスンを行っています。

16分音符や16ビートのようなリズムも、いきなり難しいフレーズから始めるのではなく、基礎の考え方から順番に練習していきます。

「楽譜を見てもリズムの感じ方がわからない」
「独学で練習しているけれど、音が安定しない」
「16ビートやフィルインになると急に難しく感じる」

このような方は、一度レッスンで実際に確認してみると、かなり理解しやすくなると思います。

船橋周辺の方は、対面レッスンで受講できます。

遠方の方は、Zoomオンラインレッスンにも対応しています。

無料体験レッスンも行っていますので、教室やレッスンの雰囲気を知りたい方は、こちらから詳細をご覧ください。

体験レッスンフォーム|地元の小学生から社会人まで通う船橋市のドラム教室
無料体験レッスンのお申し込みページ。初心者でも安心、1回の体験で教室の雰囲気と指導方針を確かめられます。

また、初心者から上級者まで学べるオンライン講座も用意しています。

自宅で自分のペースで練習したい方は、こちらも参考にしてみてください。

オンラインドラム講座|地元の小学生から社会人まで通う船橋市のドラム教室
初心者から中上級者まで対応のオンラインドラム講座案内ページです。8ビート、16ビート、フィルイン、タイムキープ、3連系ビートなど、悩み別に自分に合うドラム講座を探せます。自宅で学べるオンラインレッスンをお探しの方へ。

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