16ビート完全ガイド|基礎から応用まで叩き方と練習方法を徹底解説

初心者講座

※ドラムが安定しないと感じている方は、まずこちらをご覧ください。
ドラムが安定しない人へ|原因と解決法を構造から完全解説

千葉県船橋市で初心者専門の完全マンツーマンドラム教室を運営している川島広明です。

8ビートが安定してきた頃、多くのドラム初心者が次にぶつかる壁があります。

それが 16ビート です。

「16分音符になると急に難しくなる」
「右手が追いつかない」
「グルーヴが出ない」
「速くすると崩れる」

こうした悩みは、私の教室でも本当に多いです。

16ビートは、8ビートよりも音符が細かくなります。
つまり、求められるのは“精度”と“脱力”です。

ここを正しく理解しないまま練習すると、

・16分音符が安定しない
・テンポが走る
・音が硬くなる
・グルーヴが出ない

という状態に陥ります。

しかし安心してください。

16ビートは才能ではなく構造です。

この記事では、

・16ビートとは何か
・8ビートとの違い
・16ビート 叩き方の基本
・16ビート 練習方法の正しい順番
・応用テクニック
・実際の課題曲

まで、体系的にまとめます。

この記事を読めば、16ビートの全体像が理解でき、
どこを練習すればドラム上達につながるのかが明確になります。

※ ドラムの基礎を整理したい方は、まず8ビート完全ガイドから読むことをおすすめします。

また、揺れを作るリズムを学びたい方は3連系ビート完全ガイドもぜひ参考にしてください。


16ビートとは?8ビートとの違いを理解する

16ビートとは、ハイハットを16分音符で刻むリズムパターンです。

8ビートが「タタタタ」なら、
16ビートは「タタタタタタタタ」。

音符が倍になります。

これにより、

・ノリが細かくなる
・グルーヴが繊細になる
・体力が必要になる

という変化が起きます。

8ビートでは誤魔化せた部分が、16ビートでは誤魔化せません。

特にドラム初心者がつまずくのは、

右手の安定
足とのバランス
脱力

です。

16分音符が安定しない原因は、「速さ」ではなく「余裕のなさ」です。

16ビートが難しく感じる理由は、単純に手数が増えるからだけではありません。

音符と音符の間隔が細かくなるため、少しの力みやズレが目立ちやすくなります。

そのため、16ビートでは「速く動かすこと」よりも、「小さく、軽く、均等に動かすこと」が大切です。

16ビートだけでなく、8ビート・16ビート・3連系ビートまでの練習順番を整理したい方は、こちらの記事も参考にしてください。


16ビートが安定しない原因

16ビートが安定しないときは、全体を一気に直そうとしないことが大切です。

多くの場合、崩れている原因は「右手」「右足」「スネア」「脱力」のどこかにあります。

まずは、どの部分が先に走っているのか、どの音が弱くなっているのかを分けて確認しましょう。

原因を分けて考えることで、練習するポイントがかなり明確になります。

① 右手が走る

ハイハットを細かく刻むと、無意識に速くなります。

改善策は「BPMを落とす」こと。

BPM40〜60で16分を刻めますか?

多くの人は、速く叩く練習をしすぎています。BPM 40の16音符を刻んだら我慢できなくて早くなってしまうと思います。

速く叩けるようになりたい方ほど、最初はゆっくり安定させる練習が大切です。いきなり速く練習してしまう原因はこちらでも詳しく解説しています。

16分音符が均等に叩けない、細かい音符になるとテンポが速くなってしまう方は、こちらの記事も参考になります。


② 足がついてこない

16ビートではバスドラムのコントロールが重要です。

足だけの練習を必ず行いましょう。

16分音符の2個目と4個目に入るバスドラムはとても打ちにくいです。

右手に引っ張られる感覚がなくなるまで練習しましょう。

バスドラムを入れると右足が震えたり、右手につられて足が安定しない方は、右足の使い方から見直してみましょう。


③ スネアとのバランス崩れ

バスドラムが弱くて、スネアが強すぎると、心地よさがなくなります。

右足に意識が入りにくいのが原因です。

3点のバランスを考えながら練習しましょう。

スネアを入れた瞬間に右手の流れが崩れたり、左手が右手につられてしまう方は、こちらの記事も参考にしてください。


④ 脱力不足

ドラム 16ビートで最も大切なのは脱力です。

力んだままでは、絶対に安定しません。

16分音符の連打を練習するときは右手スタート、そして左手スタートから練習して、両方とも同じ感覚になるまで繰り返します。そうすることで右手と左手のバランスの差がなくなっていきます。

16ビートは力で押し切ろうとすると、すぐに音が硬くなったりテンポが崩れたりします。力を抜いているつもりでも抜けていない方はこちらも参考になります。

16ビートが走ってしまう方へ

16分音符が安定しない原因は、
実は右足のコントロールにあることが非常に多いです。

ハイハットが細かくなると、
無意識にバスドラムも前に出やすくなります。

・16ビートになると速くなる
・ダブルが崩れる
・足が重くなる

このような悩みがある場合は、
バスドラムの土台を整えることが先決です。

16ビートの精度は、
安定したバスドラムの上に成り立っています。


16ビート基礎パターン

まずは8ビートにスネアを追加して、16ビートを表現するパターンです。

このシェイクパターンは、16ビートの入り口です。
ハイハットの均一な刻みを身につけるために最適です。

最初はBPM60〜70で練習してください。
均一な音量で叩けるかがポイントです。


16分音符のハイハットを刻んでシェイカーのような表現を入れていきます。これが1番16ビートと言われるリズムだと思います。

疾走感を出すための練習です。
速さではなく“軽さ”を意識します。

速く叩くのではなく、
「小さく」「脱力して」叩く。

これが16ビート 叩き方の基本です。


バスドラム強化と立体感

バス主体の16ビートは、グルーヴを作る核心です。

足が強すぎても弱すぎてもダメ。

音量バランスを録音して確認してください。

16ビートでは、ハイハットの細かい刻みに意識が向きやすいですが、実際にグルーヴの土台を作っているのはバスドラムです。

右足が少し前に出るだけでリズムは走って聞こえますし、逆にバスドラムが弱すぎるとリズム全体の支えがなくなります。

ハイハットをきれいに刻むことだけを目標にせず、バスドラムがどの位置で鳴っているかを耳で確認しながら練習しましょう。

1拍に16分音符が1つ

ここでは1拍に16分音符が1つだけ入る形を練習していきます。1つだけなので、ほとんど休符になります。休符を感じ取ることで待つことができ、テンポが速くなることを防ぎます。

16分音符の練習では、叩く音だけでなく、叩かない場所を感じることがとても大切です。

音が1つしかない拍でも、頭の中では16分音符4つ分のスペースを感じておきます。

このスペースが感じられるようになると、音を急いで入れようとしなくなり、リズム全体に余裕が生まれます。


ここではハイハットとバスドラムで16ビートを表現するリズムです。
バスドラムとの組み合わせを理解することが重要です。

左手とバスドラムが重なる箇所が多く出てくるので、必ず耳で確認しながらきっちりと合合わせていきましょう。この部分を飛ばして応用に行くと、必ず崩れます。


立体感を出す練習です。

16ビート 練習方法としておすすめなのは、

・ハイハットのみ
・バスドラムのみ
・スネアのみ

の分解練習。

そして必ず口でドラムの音を歌えるようにします。その後ゆっくり合わせます。


16分刻み攻略と複雑パターン

ハイハットを16分音符を刻みますが、右手のみで刻みます。これは高速のアップダウン奏法が必要になります。

最初はゆっくりなテンポで始めます。遅くできないものは、速くできません。


先程の右手刻みの16ビートに、16分音符のバスドラムを追加していきます。

アップダウン奏法のアップストロークの箇所にスネアが入ったりします

ハイハットを16分音符で刻むと腕が疲れる方は、アップダウン奏法を使って疲れにくく叩く考え方も大切です。


スライド奏法と高度テクニック

バスドラムの2連打で16ビートを表現するリズムです。

テンポが早いものはスライド奏法を使って2連打をしていきます。

特にハードロックでは2連打した直後にまだ2連打を入れたり、シングルストロークが入ったりして足が多忙なリズムが多いです。

スライド奏法は高度ですが、ダブルストロークが出来ていることが前提です。

シングルストロークとダブルストロークを使い分けれるように意識して練習しましょう。


裏打ちのリズムをバスドラムのダブルストロークを入れて、16ビートを表現するパターンです。

ハイハットは裏のみを叩くので、8分で刻む時よりも叩く箇所が少ないです。しかし、足は忙しいので、意識は強くバスドラムに向けておいてください。

バスドラムへの強い意識を入れながら、その上にハイハットの裏打ちをのせる感覚です。


16ビートで叩ける課題曲

これらの課題曲は全てが16ビートのリズムで構成されています。

16ビートの基礎パターンが安定してきたら、次は実際の曲に合わせて練習してみましょう。

メトロノームだけで安定していても、曲に合わせると急にズレることがあります。

これは、ドラムだけでなく、歌やベース、ギターなど他の音を聴きながら演奏する必要があるためです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、実際の曲の中で16ビートを使うことで、リズムの流れやグルーヴをより実感しやすくなります。

実際の曲で練習することが、ドラム上達の近道です。

曲で成功体験を作ると、急に安定します。

練習では叩けるのに、曲に合わせると急にズレてしまう方は、叩く前に「聴きながらカウントする」練習を入れると安定しやすくなります。


16ビートを最短で習得するための練習構造

ここで、私の教室の例をお話します。

ある高校生の生徒さんは、
16分音符が安定せず、常に走っていました。

私はまず、BPM60で1ヶ月間練習してもらいました。

最初は「遅すぎる」と言っていました。

しかし1ヶ月後、
BPM100でも安定するようになりました。

速さは結果です。

構造が先です。

ゆっくりなテンポで練習し続けると、最初はテンポが遅いため少しイライラすることがあります。しかしゆっくりなテンポで集中し続けると16分の音符と音符の間隔を体が覚えてきます。

その体が覚えている感覚というのがとても大事です。この感覚を覚えたら徐々にテンポを早くしていきます。この早くする作業と言うのはとても簡単です。

練習テンポ例

練習するときは、ただ長時間叩くのではなく、次の順番で確認していきましょう。

  1. 右手だけで16分音符を刻む
  2. 右手にスネアを加える
  3. 右手にバスドラムを加える
  4. スネアとバスドラムを組み合わせる
  5. 最後に曲に合わせる

この順番で進めると、どこで崩れているのかが分かりやすくなります。

いきなり完成形を叩こうとするより、分解してから組み合わせる方が、結果的に早く安定します。

・基礎:BPM60
・慣れ:BPM75
・実践:BPM90
・速い曲:BPM110以上

段階を飛ばさないこと。

これが16ビート 練習方法の核心です。


船橋で基礎から体系的に学びたい方へ

8ビートから16ビートへ。

ここは多くの人が諦めるポイントです。

ですが、正しい順番で練習すれば必ず越えられます。

16ビートが安定してきたら、次は“揺れ”を作る3連系ビートへ進みましょう。
シャッフルやロッカバラードを体系的にまとめた記事はこちらです。

また、ドラムの基礎に立ち返りたい方は8ビート完全ガイドもおすすめです。

千葉県船橋市で初心者専門のドラム教室を運営しています。

基礎から体系的に学びたい方は、体験レッスンで現在の状態を確認してみませんか?

無理な勧誘はありません。

一緒に、構造を整えましょう。

16ビートが安定すると、
ドラムは一段階楽しくなります。

ドラムは、楽譜や動画を見ているだけでは分かりにくい部分がたくさんあります。

たとえば、どんな音を出せばいいのか、どのくらいの力加減で叩けばいいのか、曲に合わせるときに何を意識すればいいのかなど、実際に叩きながら覚えていくことが大切です。

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