こんにちは。
船橋日大前駅から徒歩6分、川島広明ドラム教室です。
今回は、ドラム初心者〜初級者の方によくある悩み、
「左手が右手につられてしまう」
という問題について解説していきます。
8ビートや16ビートを練習しているときに、右手は動いているのに左手だけタイミングがズレてしまう。
フィルインになると、左手の音だけ弱くなってしまう。
右左右左と叩いているつもりなのに、左手が右手に引っ張られて、全体がバラバラになってしまう。
こういった悩みは、ドラムを始めたばかりの方にはとてもよくあります。
特に右利きの方の場合、右手の動きが中心になりやすいので、左手が右手についていくだけの状態になりやすいです。
でも、これは決して才能がないからではありません。
左手の役割をまだ体が覚えていないだけです。
この記事では、
・左手が右手につられてしまう原因
・よくあるダメな練習例
・左手を自立させるための考え方
・左手のダウンストロークを使った練習方法
・リズムやフィルインを安定させるコツ
を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ドラムの左手が安定しない方や、フィルインで左手が弱いと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
左手が右手につられてしまうとは?
「左手が右手につられる」とは、簡単に言うと、左手が自分のタイミングで動けていない状態です。
たとえば、右手でハイハットを叩きながら、左手でスネアを入れるとします。
このとき、本来であれば左手は左手のタイミングで、しっかりスネアを叩く必要があります。
しかし、右手の動きに意識が引っ張られすぎると、左手が右手に合わせるように動いてしまいます。
その結果、
・左手の音が小さくなる
・スネアのタイミングが遅れる
・フィルインで左手だけ弱くなる
・右左右左の流れが不安定になる
・16ビートで左手が流れてしまう
ということが起きやすくなります。
本人としては「ちゃんと叩いているつもり」でも、実際には左手の一打がぼんやりしていることが多いです。
特に16ビートやフィルインでは、右手と左手を交互に使う場面が多くなります。
そのため、左手が自立していないと、演奏全体の安定感が一気に崩れやすくなります。
16分音符の安定については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
よくあるダメな例① 右手の動きに左手を合わせてしまう
まず、よくあるダメな例のひとつ目は、右手の動きに左手を合わせてしまうことです。
ドラム初心者の方は、どうしても右手が主役になりやすいです。
たとえば、8ビートであれば右手でハイハットを叩きます。
16ビートでも、右手の動きが基準になりやすいです。
そのため、左手は「右手のあとについていく手」になってしまうことがあります。
しかし、左手が右手についていくだけになると、左手のタイミングが自分で作れなくなります。
特にスネアを叩く場面では、左手の一打がリズム全体の芯になります。
ここが弱くなったり、遅れたりすると、リズム全体が不安定に聞こえてしまいます。
たとえば、バックビートである2拍目・4拍目のスネアが弱いと、リズムに力が出ません。
また、フィルインで左手のタイミングがズレると、次のリズムに戻るときに焦りやすくなります。
つまり、右手だけが安定していても、ドラム全体は安定しません。
大切なのは、左手にもきちんと役割を持たせることです。
「右手に合わせて左手を動かす」のではなく、
「左手も自分のタイミングで一打を出す」
という意識が必要になります。
ストロークの基本については、こちらの記事も参考になります。
よくあるダメな例② 左手を軽く流してしまう
よくあるダメな例のふたつ目は、左手を軽く流してしまうことです。
これは、レッスンでもかなりよく見られます。
右手はしっかり動いている。
足もなんとか踏めている。
でも、左手だけがなんとなく叩いている状態になっている。
この状態になると、左手の音がはっきり出ません。
「音が小さい」という問題だけではなく、タイミングも曖昧になります。
さらに、フォームも安定しにくくなります。
左手を軽く流してしまうと、毎回同じ位置にスティックが戻ってきません。
すると、次の一打も不安定になります。
ドラムは一発一発の積み重ねです。
一打が曖昧になると、その次の一打も曖昧になりやすいです。
特にフィルインでは、短い時間の中で手順が続いていくので、左手が流れると一気に崩れやすくなります。
たとえば、
右・左・右・左
と叩くフィルインがあったとします。
このとき、右手ははっきり叩けているのに、左手だけ軽く流してしまうと、
右・ふわっ・右・ふわっ
のような演奏になります。
これでは、リズムの輪郭がはっきりしません。
左手を強く叩こうとする必要はありません。
大切なのは、左手の一打を曖昧にしないことです。
「なんとなく叩く」状態から抜け出して、左手の一打を毎回はっきり出す意識を持つことが大切です。
フィルインの基本については、こちらの記事でも解説しています。
改善方法は、左手のダウンストロークを意識すること
左手が右手につられてしまうときの改善方法は、左手のダウンストロークを意識することです。
ダウンストロークとは、簡単に言うと、スティックを振り下ろして叩いたあと、低い位置で止めるようなストロークです。
大きく振り回すというよりも、
「一打をはっきり出して、そのあと止める」
という感覚に近いです。
ドラム初心者の方は、左手をただ落としているだけになりやすいです。
しかし、ダウンストロークを意識すると、左手の一打に輪郭が出てきます。
ここで大切なのは、力任せに叩かないことです。
左手を強くしようとして、腕に力を入れすぎると、逆に動きが固くなります。
そうなると、スムーズに次の音につながらなくなります。
意識したいのは、
・左手の一打をはっきり出す
・叩いたあとにスティックを暴れさせない
・右手に引っ張られず、左手のタイミングを感じる
・音量よりも、毎回同じ動きで叩く
ということです。
左手のダウンストロークが安定してくると、右手につられにくくなります。
左手が自分の役割を持てるようになるからです。
今回の内容は、こちらの動画でも短く解説しています。
文章とあわせて確認すると、イメージしやすいと思います。
練習手順① リズムの中で左手のダウンストロークを意識する
まずは、普段のリズムの中で左手のダウンストロークを意識してみましょう。
いきなり難しいフィルインで練習する必要はありません。
最初は、8ビートやゆっくりした16ビートの中で十分です。
たとえば、8ビートを叩く場合、右手はハイハット、左手はスネアを叩きます。
このとき、左手のスネアをただ叩くのではなく、
「左手の一打をはっきり出す」
「叩いたあとにスティックを低い位置で止める」
「右手につられず、左手だけのタイミングを感じる」
という意識を持ってください。
テンポはかなりゆっくりで大丈夫です。
速く叩こうとすると、どうしても右手主導になりやすくなります。
左手の確認をする練習では、速さよりも安定感を優先してください。
おすすめは、メトロノームをゆっくり鳴らして、スネアの音だけを確認することです。
特に2拍目と4拍目のスネアが、毎回同じ音で出ているかをチェックしましょう。
左手が右手につられる方は、スネアの音が毎回少しずつ変わっていることがあります。
音量が変わったり、タイミングが少し遅れたり、スティックの高さがバラバラになったりします。
まずはここを整えていきましょう。
ドラム初心者の最初の練習方法については、こちらの記事も参考になります。
練習手順② フィルインの中でも左手のダウンストロークを意識する
次に、フィルインの中でも左手のダウンストロークを意識していきます。
左手が右手につられてしまう問題は、リズムの中だけでなく、フィルインの中でも起こりやすいです。
むしろ、フィルインの方が左手の弱さが出やすいです。
なぜなら、フィルインでは手順が連続するからです。
たとえば、
右・左・右・左
というシンプルな手順でも、右手だけがしっかりしていて、左手が流れてしまうと、フィルイン全体が不安定になります。
このときに意識したいのは、左手だけを確認することです。
全部の音を完璧にしようとすると、意識が散らばってしまいます。
まずは、右左右左の中の「左」の音だけに集中してみましょう。
たとえば、
右・左・右・左
と叩くときに、
「2つ目の左手ははっきり出ているか」
「4つ目の左手が流れていないか」
「左手のスティックが暴れていないか」
を確認します。
このとき、速いテンポで練習する必要はありません。
ゆっくりで大丈夫です。
むしろ、ゆっくりの方が左手の曖昧さに気づきやすいです。
フィルインが苦手な方は、つい速く通して練習しがちです。
でも、速く叩いてしまうと、左手が流れていても気づきにくくなります。
まずは短いフィルインを、ゆっくり、はっきり、同じ音で叩けるようにしましょう。
フィルインで体が固まってしまう方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
練習手順③ 反復練習で左手の一打をはっきりさせる
左手を自立させるためには、反復練習が大切です。
ただし、ここで言う反復練習は、何も考えずに何回も叩くという意味ではありません。
毎回、左手の一打を確認しながら繰り返すことが大切です。
おすすめは、短いパターンを何度も繰り返すことです。
たとえば、
右・左・右・左
というシンプルな手順を、スネアだけでゆっくり叩きます。
このとき、左手の音が右手より極端に弱くなっていないかを確認します。
左手のタイミングが遅れていないかも確認します。
慣れてきたら、タムに移動してみても良いです。
ただし、移動した瞬間に左手が流れやすくなるので、最初はかなりゆっくりで大丈夫です。
大切なのは、速く叩くことではありません。
毎回同じ音で叩けること。
毎回同じタイミングで叩けること。
毎回同じフォームで叩けること。
この3つを意識してみてください。
また、自分の演奏をスマホで録音・録画するのもおすすめです。
叩いている本人は、左手が流れていることに気づきにくいです。
でも、録音して聴いてみると、左手の音だけ弱かったり、タイミングが遅れていたりすることがあります。
動画で撮ると、スティックの高さや動きも確認できます。
「なんとなく叩けている気がする」ではなく、実際に音と動きを確認することで、練習の精度が上がります。
シングルストロークの左右バランスを整えたい方は、こちらの記事も参考になります。
左手が自立すると、ドラム全体が安定する
左手が自立してくると、ドラム全体の安定感がかなり変わります。
右手だけで頑張っている演奏から、両手で支える演奏に変わっていくからです。
ドラムは、右手だけで演奏する楽器ではありません。
右手、左手、右足、左足、それぞれに役割があります。
その中でも左手は、スネアやフィルインでとても大切な役割を持っています。
左手が安定すると、
・スネアの音がはっきりする
・リズムの芯が出る
・フィルインが崩れにくくなる
・16ビートの細かい音が安定する
・演奏全体に余裕が出る
という変化が出てきます。
特に16ビートでは、左手の安定感がとても大切です。
右手だけが動いていても、左手の細かい音が曖昧だと、16ビートらしいノリが出にくくなります。
逆に、左手の一打がはっきりしてくると、リズムの輪郭が見えやすくなります。
16ビート全体の練習を深めたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
また、「ドラム全体が安定しない」と感じている方は、左手だけでなく、リズム・フォーム・テンポ感などを総合的に見直すことも大切です。
左手を強くするより、左手に役割を持たせる
左手が右手につられてしまうと、多くの方が「左手をもっと強くしないと」と考えます。
もちろん、左手の筋力や慣れも大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、左手に役割を持たせることです。
左手をただ強く叩こうとすると、力みやすくなります。
力むと、スティックの動きが固くなり、かえってタイミングがズレやすくなります。
それよりも、
「この一打を左手でしっかり出す」
「このスネアがリズムの柱になる」
「このフィルインの左手を流さない」
というように、左手の役割をはっきりさせることが大切です。
左手が自分の役割を持てるようになると、右手につられにくくなります。
ドラムは、ただ手足を速く動かすだけではありません。
それぞれの音に意味を持たせることで、演奏が安定していきます。
練習するときの注意点
左手の練習をするときに、いくつか注意してほしいことがあります。
まず、最初から速く叩かないことです。
速いテンポで練習すると、左手が流れていても気づきにくくなります。
また、右手の勢いでなんとなく叩けてしまうこともあります。
左手を自立させる練習では、ゆっくりしたテンポで確認することが大切です。
次に、音量だけを気にしすぎないことです。
左手の音が弱いと感じると、つい大きな音を出そうとしてしまいます。
しかし、音量だけを上げようとすると、腕に力が入りやすくなります。
大切なのは、音量よりも一打の明確さです。
弱い音でも、タイミングとフォームが安定していれば、良い練習になります。
逆に、大きな音でも、毎回バラバラであれば安定した演奏にはつながりにくいです。
最後に、短い練習を毎回続けることです。
左手の安定は、1日で急に変わるものではありません。
でも、毎回少しずつ意識していくと、確実に変わっていきます。
1日5分でも良いので、左手の一打を確認する時間を作ってみてください。
まとめ|左手の一打をはっきり出すと、右手につられにくくなる
今回は、左手が右手につられてしまう原因と改善方法について解説しました。
左手が右手につられるのは、ドラム初心者の方にはとてもよくある悩みです。
原因として多いのは、
・右手の動きに左手を合わせてしまう
・左手を軽く流してしまう
・左手の一打が曖昧になっている
・フィルインで左手の役割が薄くなっている
ということです。
改善するためには、左手のダウンストロークを意識することが大切です。
大きく振り回すのではなく、左手の一打をはっきり出す。
叩いたあとにスティックを安定させる。
右手に引っ張られず、左手のタイミングを感じる。
この意識を持つだけでも、演奏はかなり変わってきます。
まずは、リズムの中で左手のダウンストロークを意識しましょう。
次に、フィルインの中でも左手の一打を確認しましょう。
そして、短いパターンを反復して、毎回同じ音で叩けるようにしていきましょう。
左手が自立してくると、リズムもフィルインも安定しやすくなります。
右手だけで頑張るドラムから、両手で支えるドラムに変わっていきます。
焦らなくて大丈夫です。
左手は、正しく意識して練習すれば少しずつ変わっていきます。
ドラムの基本リズムを順番に整理したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
左手の使い方やフィルインで悩んでいる方へ
左手が右手につられてしまう原因は、自分ではなかなか気づきにくいことがあります。
「左手の音が弱いのか」
「タイミングがズレているのか」
「フォームが流れているのか」
「右手に意識が寄りすぎているのか」
このあたりは、実際に演奏を見てみると、改善ポイントがはっきりすることが多いです。
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