ドラムが安定しない人へ|原因と解決法を構造から完全解説

お悩み解決
ドラムが安定しない人へ

■ 導入

「ドラムが安定しない」「リズムが走る」「なかなか上達しない」。
これは、私の教室に来られるドラム初心者の方が、ほぼ必ず口にされる言葉です。

一生懸命練習しているのに、
・8ビートを叩いているとテンポが速くなる
・16分音符が崩れる
・バスドラムが速くなる
・シャッフルが跳ねない
・グルーヴが出ない

そして最終的に、

「自分にはセンスがないのかもしれません」

と、不安になってしまう。

ですが、私ははっきり言います。

それは才能の問題ではありません。構造の問題です。

ドラムが安定しない人の多くは、「努力不足」ではなく、
「ドラム 練習 何からやるべきか」を知らないだけなのです。

この記事では、

  • なぜリズムが走るのか
  • なぜドラムが上達しないと感じるのか
  • どの順番で練習すればいいのか
  • どこでつまずいているのか

を、体系的に整理していきます。

この記事を読み終わるころには、
あなたの悩みが「霧」から「地図」に変わるはずです。


あなたはどのタイプ?ドラムが安定しない人のチェック

まずは、今のあなたの状態を確認してみましょう。

□ リズムが走る
□ 16分音符が崩れる
□ バスドラムが速くなる
□ シャッフルが跳ねない
□ ダブルが安定しない

それぞれ簡単に解説します。

■ リズムが走る

「気づいたら速くなっている」という状態。
これは耳より先に手足が動いている証拠です。
特にBPM120以上で練習している人に多く見られます。
速いテンポで練習すればするほど速いテンポに慣れてしまい、遅いテンポのバラードなどを叩いたときに走ってしまいます。

■ 16分音符が崩れる

ハイハットの刻みが均等にならない。
右手が力んでいる、もしくは足との分離が不十分なケースが多いです。
また、右手と左手のバランスが悪かったり、右手は速く叩けるけど、左手が遅いためついて来れなかったりしてずれやすくなります。

■ バスドラムが速くなる

右足が走るタイプ。
踏み急ぎ、力み、待てない心理が原因です。
特にダブルストロークが出てくるフレーズなんかは、遅れるのが怖くなり、不安から早く打ってしまいがちです。

■ シャッフルが跳ねない

3連の感覚が身体に入っていない状態。
跳ねすぎる人も、跳ねなさすぎる人もいます。
ハイハットの8分音符の刻みに慣れているため、3連符の1つ目と3つ目の感覚を体が覚えてないと叩いているうちに8ビートになってしまいます。

■ ダブルが安定しない

筋力ではなく“反発”を使えていない可能性が高いです。
力任せに2連打してみたり、ヒールダウンの練習をしていないため、足首が動かず、ダブルの1打目がうまく叩けないということが起こります。


ドラムが安定しない本当の理由

原因は、ほぼこの4つに集約されます。

① テンポ設定が速すぎる

多くの人が最初からBPM100以上で練習します。
しかし、安定を作るテンポは BPM60 です。

正しい段階:

BPM60 → 75 → 90 → 110

110は「結果」であって「スタート」ではありません。

私はBPM 30で8ビートを2時間ほどずっと叩いてたことがあります。2時間叩くとBPM 30が心地よくなりイライラもありません。その後にBPM45で8ビートを叩くととても早く感じます。
本来ならBPM 45などとても遅いテンポですが、これがすごく早く感じるという事はリズムが走る事はもうありません。

② 分解練習不足

いきなり両手両足で叩いていませんか?
まずは右手だけ、足だけ、という分解が必要です。
両手両足を分解して練習する事はとても重要になります。
まずは右手だけ、そして左手を足し、また右手と右足だけを練習して、そして最後に右手、左手、右足を混ぜて練習していきます。
それらに慣れてくると右手だけのリズムや左手だけのリズム、右足だけのリズムが聞こえるようになってきます。
ドラムと言うのは、右手のリズムと左手のリズムと右足のリズムと左足のリズムの4つの楽器のアンサンブルなのです。

③ 構造理解不足

2分割・4分割・3分割の理解がないまま練習している。
ドラムの基本的なリズムは、拍を二分割した8分音符主体の8ビート。
拍を4分割した16分音符主体の16ビート。
拍を三分割した3連符が主体の三連系ビートの3つがあります。
これらの構造を理解することで、いかに基本的な8分音符、16分音符、3連符が重要かと言うことがわかってきます。

④ 焦り

「早く上手くなりたい」が最大の敵になることがあります。
焦ると、基本的な基礎練習や基本リズムを飛ばし、楽曲の練習ばかりに打ち込んでしまうことがあります。
これはサッカーで言うと、パスやドリブルやシュートを練習することなく、いきなり試合ばかりしているような状況です。
当然、試合には勝てません。
基礎を理解し、構造を理解し、土台を形成し、その上にリズムパターンやテクニックをつけ、楽曲の練習をしてレパートリーを増やし、自信をつけていくのです。
これがドラム上達の最短の道になります。


ドラムの基本リズムは3種類ある

8ビートは、すべての基礎です。
拍を2分割する世界。
ここが安定しないと、上に積み上がりません。
リズムが走る人の多くは、8ビートが曖昧です。

16ビートは精度の世界。
拍を4分割します。
16分音符が崩れる人は、脱力と分解練習が不足しています。

3連系ビートはグルーヴの世界。
拍を3分割します。
シャッフルが跳ねない人は、この感覚を体が覚えていません。


バスドラムが崩れると全体が崩れる

ドラムが安定しない最大の原因は、足です。

右足が走る
バスドラムが速くなる
足首が力む

これが起きると、上半身も崩れます。

安定の作り方としては、バスドラムを叩いているときは、右足が宙に浮いたり地についたりしているので、その間は左足は地についていた方が安定します。両足が宙に浮いてる状態が1番不安定になります。そういう瞬間をなるべく出さないように気をつけていくことが重要です。ですので右足がヒールアップで演奏しているときは左足はヒールダウンでハイハットを踏んでいると言うような感じでやっていくと、バランスが取れてきます。


実際の生徒エピソード

● 左足が不安定だった中学生
最初はハイハットを踏み続けることが難しく、ハイハットを刻むと少しオープンサウンド気味になっていました。
力でハイハットペダルを踏みつけるのではなく、必要な力だけ入れて、ハイハットがクローズサウンドになる位の力の入れ具合で止めることで安定してきました。

● 16分でもたっていた社会人
ゆっくりなテンポで、右手と左手のバランスを整えました。16分音符を右手スタートと左手スタートの両方を練習することで、左手が動くようになってきて、きれいな16分音符を叩けるようになってきました。

● シャッフルが跳ねない高校生
もともとは8ビートに慣れすぎていたため、ストレートフィールでしかハイハットを刻めませんでした。3連符の3つ目の感覚を体に覚えさせることでシャッフルの跳ね具合をマスターすることができました。メトロノームを4分音符で設定し、その4分音符の音を3連符の3つ目で捉えることによりシャッフルの感覚を体に取り込みました。


なぜ順番を間違えると上達しないのか

2分割 → 4分割 → 3分割

この順番です。

いきなりシャッフルに行くと混乱します。
速い16ビートから始めると崩れます。

構造の順番を間違えると、習得が遅くなります。

日本人はロックやポップスなどの白人系音楽を聞きながら育っていることが多いので、8ビートから始めることをお勧めします。
それに慣れてきたら8ビートの発展系である16ビートを習得し、最後に黒人系音楽であるブルースから派生した3連系ビートの習得を目指します。
この順番が1番挫折しにくいかと思います。


あなたの今のレベルはどこ?セルフ診断

レベル1:8ビートが不安定
レベル2:16分音符が崩れる
レベル3:3連系が苦手

自分の立ち位置を知ることが、最初の上達です。


リズムは“技術”ではなく“構造”

ドラムが安定しないのは才能ではありません。

安定とは
「再現できる状態」です。

基礎は遠回りではありません。
基礎は最短ルートです。

何かを習得するときに、絶対的に必要なものが基礎になります。基礎ほど大切なものはありません。
日本語を習得するときの基礎は「あいうえお」
英語を習得するときはABCのような「アルファベット」です。
サッカーはパスやシュート、野球の場合はキャッチボールやバッティング練習でしょう。
ピアノの場合はドレミファソラシドから始まります。
ドラムの場合はストロークや8分音符や16分音符からになります。

また余談ですが、人生においても基礎があります。
これは生命力や生活力や進歩する力のことです。これらが安定しないと仕事や遊びなどできません。

このように何を習得するにも基礎と言う土台は絶対的に必要になります。


■ 最後に

私は千葉県船橋市で、初心者専門の完全マンツーマンドラム教室を行っています。

8分 → 16分 → 3連
この順番で設計しています。

もし今、ドラムが安定しないと悩んでいるなら、一度、正しい順番を体験してみてください。

あなたのリズムは、必ず変わります。

このようにレッスンでは、楽譜やYouTubeの動画からはわからないようなことを中心にレッスンしています。興味のある方は下記ボタンよりぜひ一度体験レッスンへお越しくださいませ。

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