こんにちは、ドラム講師の川島です。
「子どもにドラムを習わせたいのですが、何歳くらいから始められますか?」
これは、子どもの体験レッスンを検討されている親御さんからよくいただく質問の一つです。
特に幼稚園・保育園くらいのお子さんの場合、
- 5歳でもドラムを習えるのか
- まだ体が小さいけれどペダルに足が届くのか
- 60分も集中できるのか
- 親がいなくてもレッスンを受けられるのか
- 小学生になってからでは遅いのか
といったことが気になると思います。
私のドラム教室では、基本的には6歳以上・小学校1年生くらいからを一つの目安としてご案内しています。
ただし、これは「5歳では絶対に習えない」という意味ではありません。
実際に私の教室では、5歳からドラムを習っている子もいます。
子どものドラムの始めどきを考えるときは、年齢だけを見るのではなく、身長・集中力・親御さんから離れられるか・音楽への興味などを合わせて見ることが大切です。

大まかな目安としては、5歳はその子の状態によって可能、6歳・小学校1年生くらいになるとかなり始めやすくなり、小学校2〜3年生になると60分のレッスンをしっかり受けながら大きく伸びる子も増えてきます。
今回は、実際に子どもたちをレッスンしてきた経験から、子どものドラムは何歳から始めるのがよいのかを詳しくお話ししていきます。
- 目安は6歳・小学校1年生ですが、5歳でも始められます
- 5歳の子がドラムを始めるときに気をつけたいこと
- 身長が低くてもドラムはできる?大切なのはペダルに足が届くこと
- 子どものドラムレッスンで一番大切なのは集中力
- 小学校1年生くらいになるとレッスンを始めやすくなります
- 小学校2年生・3年生になると60分では足りないくらい叩く子もいます
- 子どものレッスンでは「好きな曲」を使うことを大切にしています
- 幼稚園から始めなくても、小学校1年生からでまったく遅くありません
- ドラムを始める前からできることは「音楽をたくさん聴くこと」
- こんな様子が出てきたら、ドラムの始めどきかもしれません
- 年齢だけでは判断できないので、実際にドラムへ座ってみるのが一番です
- まとめ|子どものドラムは年齢だけでなく、その子自身を見て始めよう
目安は6歳・小学校1年生ですが、5歳でも始められます
私のドラム教室では、一応「6歳以上・小学校1年生から」という形でご案内しています。
なぜ小学校1年生を一つの目安にしているかというと、このくらいの年齢になると、学校生活の中で先生の話を聞いたり、一定時間イスに座ったりすることに慣れてくるからです。
一方で、実際には5歳でも十分レッスンを受けられる子はいます。
ですので、私は「ドラムは何歳から?」という質問に対して、年齢だけで判断するのは難しいと思っています。
私が見るポイントは、主に次のようなものです。
- ドラムや音楽に興味を持っているか
- ドラムセットにある程度落ち着いて座っていられるか
- 講師の話を少しずつ聞けるか
- 簡単な指示を理解できるか
- 親御さんから少し離れても不安になりすぎないか
- バスドラムやハイハットのペダルを操作できるか
これらがある程度できるのであれば、5歳でもレッスンをスタートできる可能性は十分にあります。
逆に6歳になっていても、初めての場所がとても苦手だったり、親御さんから離れるのがまだ難しかったりする場合は、最初はゆっくり慣れていく必要があります。
つまり、「6歳になったら自動的にできる」「5歳だからできない」というものではありません。
その子自身の成長や性格を見ながら判断することが大切です。
5歳の子がドラムを始めるときに気をつけたいこと
5歳くらいの子どものレッスンでは、小学生や大人とは少し違った進め方が必要になります。
まず大きいのが、親御さんから離れてレッスンを受けられるかという問題です。
私の教室では、体験レッスンについては親御さんの見学が可能です。
通常レッスンでは基本的に見学はしていただかず、2階の待合室で待っていただくか、レッスンが終わる時間に迎えに来ていただく形にしています。
ただし、まだ5歳くらいで、お父さんやお母さんがそばにいないと落ち着いてドラムセットに座っていられない子もいます。
その場合は、無理に最初から親御さんと離す必要はないと考えています。
その子の状態によっては通常レッスンでも親御さんに見学していただき、そばで見守ってもらいながらレッスンを進めることもあります。

5歳くらいの子の場合、最初から「60分間しっかりドラムを勉強する」ということだけを目標にしなくても大丈夫です。
まずは、
- ドラムの部屋に入ることに慣れる
- ドラムセットに座ることに慣れる
- 講師と話すことに慣れる
- 大きなドラムの音に慣れる
- 親御さんと少し離れることに慣れる
こうしたことも立派なレッスンの一部だと思っています。
最初の数回ですぐにリズムが上手く叩けなくても問題ありません。
コツコツ通っているうちに教室の環境に慣れ、私にも慣れ、ドラムセットにも慣れてきます。
すると少しずつ集中できる時間も長くなっていきます。
身長が低くてもドラムはできる?大切なのはペダルに足が届くこと
子どものドラムで、もう一つ気になるのが身長です。
ドラムという楽器は両手だけで演奏するわけではありません。
右足ではバスドラム、左足ではハイハットのペダルを操作します。
そのため、体が小さい子の場合、普通にドラムセットへ座ると足がペダルまで届かないことがあります。
私の教室には、子ども専用の小さなキッズドラムセットは置いていません。
基本的には大人も使用する通常サイズのドラムセットでレッスンをしています。
そこで、小さい子の場合にはPEARL(パール) / PSP-1 ペダルサポートプレートを使用しています。
ペダルの位置を子どもの足に近づけることができるため、5歳くらいの子や身長が低い子でも、バスドラムやハイハットを踏めることが多くなります。

ですので、単純に「身長が○cmないとドラムはできません」という判断ではありません。
実際にドラムセットに座ってみて、イスの高さを調整し、ペダルサポートを使った状態で手足を無理なく動かせるかを確認する方が確実です。
年齢や身長の数字そのものより、実際に楽器を操作できる状態を作れるかどうかが重要です。
自宅での練習環境として電子ドラムを検討されている方は、こちらの記事も参考にしてください。
子どものドラムレッスンで一番大切なのは集中力
私が子どものレッスンをしていて、年齢や身長以上に大切だと感じるのが集中力です。
5歳の子に、大人とまったく同じように60分間ずっと集中してくださいと言っても難しいことがあります。
これは当然のことです。
そのため、小さい子のレッスンでは、ずっと同じ練習を続けるのではなく、適度に休憩を入れます。
少しおしゃべりをしたり、違う練習へ切り替えたりしながら、できるだけリラックスした状態でドラムに触れてもらいます。
例えば10分ほど集中できたら、一度少し気分を変える。
そしてまたドラムへ戻る。
そういった流れでも構いません。
子どもにとって最初に必要なのは、長時間我慢することではなく、
「ドラムって楽しい。また叩きたい」
と思ってもらうことです。
無理をさせてドラムそのものが嫌いになってしまっては意味がありません。
最初は成果だけを追いかけるのではなく、その子が少しずつレッスンそのものに慣れていくことを大切にしています。
初心者のレッスンで大切にしている考え方についてはこちらの記事でも詳しくお話ししています。
小学校1年生くらいになるとレッスンを始めやすくなります
では、なぜ私の教室では6歳・小学校1年生くらいを一つの目安にしているのでしょうか。
実際にレッスンしていると、小学校1年生くらいからかなり変わってくると感じます。
小学校では授業がありますので、先生の話を聞いたり、イスに座ったりする時間が増えます。
その経験もあってか、小学校1年生くらいになるとドラムセットに座った状態で話を聞き、そのまま練習へ移るということがやりやすくなります。

もちろん個人差はありますが、小1くらいになると、
- ある程度長い時間座っていられる
- 講師の説明を聞ける
- 簡単なルールを理解できる
- 手順を覚えられる
- 同じ練習を何度か繰り返せる
といったことができる子が増えてきます。
ドラムは、右手・左手・右足・左足を使います。
最初から全部を自由に動かせるわけではありませんので、
「まず右手だけ」
「次に左手を足す」
「最後にバスドラムを加える」
というように一つずつ覚えていきます。
こうした順番を理解しながら練習できるようになると、レッスンはかなり進めやすくなります。
その意味でも、小学校1年生は一つの分かりやすい始めどきだと思います。
小学校2年生・3年生になると60分では足りないくらい叩く子もいます
さらに小学校2年生・3年生くらいになると、また大きく変わってきます。
もちろん全員ではありませんが、ドラムが好きな子の場合、60分間のレッスンでも集中してどんどん叩けるようになります。
私がレッスンをしていても、
「もう60分経ったの?」
と思うくらい、次々と練習できる子もいます。
このくらいの年齢になると講師の話を理解する力も上がっていますし、一度教えたことを次の練習へ応用することも少しずつできるようになります。
そして何より、子どもの吸収力はとても大きいです。
ドラムに興味を持っている時期に、いろいろな音楽を聴き、たくさんドラムを叩くことで、リズムや動きをどんどん吸収していきます。
特にドラムが大好きで、60分間しっかりレッスンを受けられる子の場合、月4回くらいのペースで定期的に続けると、大きく伸びることがあります。
もちろん上達の速さには個人差がありますので、「月4回なら必ず何か月で○○ができる」と決められるものではありません。
ただ、子どもの吸収力が高い時期に継続的にドラムへ触れることは、とても大きな意味があると感じています。
ドラムがどのような流れで上達していくのかについてはこちらも参考にしてください。
子どものレッスンでは「好きな曲」を使うことを大切にしています
小さい子どもに、最初から難しい音符や専門用語だけを教えても、なかなかドラムを好きにはなってくれません。
そこで私のレッスンでは、その子が知っている曲、好きな曲をできるだけ使うようにしています。
例えば、
- アンパンマンマーチ
- 好きなアニメの主題歌
- 家でよく聴いている曲
- 親御さんの影響で好きになったバンドの曲
などです。
原曲のテンポが速い場合は、そのまま無理に叩かせるのではなく、テンポをゆっくりにして再生します。
その曲に合わせて、まずは簡単なリズムを叩きます。
最初から原曲通りの難しいドラムを叩く必要はありません。
例えば、右手で一定のリズムを叩くだけでもいいですし、スネアを2拍目と4拍目に入れるだけでも立派な演奏です。
大切なのは、
「自分が知っている曲に、自分のドラムの音が重なった」
という楽しさを感じてもらうことです。
この「できた」という経験が積み重なることで、また次も叩きたいという気持ちにつながっていきます。
初心者が最初に何から練習すればよいのかについては、こちらでも詳しく解説しています。
幼稚園から始めなくても、小学校1年生からでまったく遅くありません
親御さんの中には、
「音楽は小さい頃から始めた方がいいと聞くので、5歳から始めないと遅くなりますか?」
と心配される方もいるかもしれません。
私は、小学校1年生から始めてもまったく遅くないと思っています。
むしろ、そのくらいの年齢になってから始めた方が、レッスンの内容を理解しやすく、集中もしやすいため、結果的にスムーズに上達する子もいます。

「何歳から始めたか」だけで、その後の上達が決まるわけではありません。
大切なのは、
- 本人が音楽を好きか
- ドラムに興味を持っているか
- レッスンを楽しめるか
- 無理なく継続できるか
- 日常の中で音楽に触れているか
といったことです。
5歳で無理に始めてドラムが嫌いになってしまうよりも、6歳や7歳になって本人が「ドラムを叩きたい」と思ったタイミングで始めた方が伸びる場合もあります。
ですので、周りの子と比べる必要はありません。
その子にとっての始めどきが、一番よい始めどきです。
ドラムを始める前からできることは「音楽をたくさん聴くこと」
そして、私が子どものドラムについて非常に重要だと思っていることがあります。
それは、普段からどれくらい音楽を聴いているかです。
まだドラム教室に通っていなかったとしても、家や車の中などで音楽をたくさん聴くことはできます。
音楽を日常的に聴いていると、子どもは教えられなくても自然に反応することがあります。
好きな曲が流れると体を左右に動かしたり、手を叩いたり、足でリズムを取ったりします。
これはとても大切なことです。

流れとしては、
- 音楽をたくさん聴く
- リズムを耳で感じる
- 自然に体が動く
- 音楽と体の動きがつながる
- 実際にドラムを叩いたときにリズムを理解しやすくなる
という感覚です。
私は、楽器を始める前にこの感覚を持っていることは、とても大きな財産だと思っています。
楽譜が読めるかどうかよりも先に、音楽を聴いて自然にリズムを感じられることの方が重要な場面もたくさんあります。
そのため、まだ子どもが小さく、
「今すぐドラム教室へ通わせるのは少し早いかな」
と思ったとしても、焦る必要はありません。
それまでの間、いろいろな音楽を一緒に聴いてください。
お父さん、お母さんが好きな音楽でも構いませんし、アニメの曲でも構いません。
本人が好きな曲であれば、何度も繰り返し聴くのもいいと思います。
どれだけ音楽を聴いて、どれだけ音楽を浴びてきたかという経験は、その後ドラムを始めたときの大きな土台になります。
こんな様子が出てきたら、ドラムの始めどきかもしれません
では、年齢以外で「そろそろドラムを始めてもよさそう」と判断できるポイントには、どのようなものがあるのでしょうか。
私は、次のような様子が見られるのであれば、一度体験してみてもよいと思います。
- 音楽が流れると自然に体を動かす
- 太鼓やドラムを叩きたがる
- 好きな曲がある
- 講師の話をある程度聞ける
- 数十分くらいなら一つのことに取り組める
- 知らない場所でも少しずつ慣れることができる
- 親御さんから少し離れても落ち着いていられる

すべてに「はい」と答えられなくても大丈夫です。
例えば、音楽は大好きだけれど親御さんから離れるのが苦手という子もいます。
そういった場合は、最初は親御さんに見てもらいながら慣れていく方法もあります。
反対に、
- 親御さんが離れると強い不安を感じる
- 大きな音をかなり怖がる
- ドラムそのものにあまり興味を示さない
- 数分でも座っているのがまだ難しい
という場合は、今すぐ無理に始めなくてもよいかもしれません。
これは「ドラムに向いていない」という意味ではありません。
今はまだ準備期間というだけです。
半年後、1年後には大きく変わっている可能性があります。
年齢だけでは判断できないので、実際にドラムへ座ってみるのが一番です
ここまでいろいろ説明しましたが、最終的には実際にドラムセットへ座ってみるのが一番分かりやすいです。
文章だけでは、
- 足がペダルへ届くか
- 60分の中でどの程度集中できるか
- ドラムの音を怖がらないか
- 教室の雰囲気に馴染めるか
- 講師とコミュニケーションが取れるか
ということまでは分かりません。
実際にスティックを持って、ドラムセットに座って、音を出してみる。
そうすると、親御さんも本人も「これならできそう」「もう少し大きくなってからでもいいかもしれない」と判断しやすくなります。
私の教室の体験レッスンについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
特に5歳・6歳くらいのお子さんの場合は、最初から上手く叩ける必要はありません。
まずドラムを叩いてみて、本人が楽しそうにしているかを見るだけでも十分です。
まとめ|子どものドラムは年齢だけでなく、その子自身を見て始めよう
今回は「子どものドラムは何歳から始められるのか?」についてお話ししました。
ポイントをまとめると、次のようになります。
- 私の教室では6歳・小学校1年生からを一つの目安としている
- 実際には5歳から習っている子もいる
- 年齢だけではなく、集中力や親から離れられるかも重要
- 身長が低くてもペダルサポートを使って対応できる場合がある
- 5歳では適度に休憩を入れながらレッスンすることも大切
- 小学校1年生になると集中力や理解力が上がり、始めやすくなる
- 小学校2〜3年生になると60分しっかり叩ける子も増えてくる
- 小1から始めてもまったく遅くない
- 普段から音楽をたくさん聴くことが、ドラムの大切な土台になる
私は、子どものドラムについては「何歳から始めたか」以上に「その子が音楽を好きになれるか」が重要だと思っています。
5歳で始める子もいれば、小学校1年生から始める子もいます。
もう少し大きくなってから始める子もいます。
どれが正解というわけではありません。
音楽を聴いて体を動かしたり、ドラムを見て「叩いてみたい」と言ったりするようになったら、それが一つの始めどきかもしれません。
「うちの子はまだ5歳だけれど大丈夫かな?」
「体が小さいけれどペダルまで届くかな?」
「親から離れてレッスンできるか分からない」
と迷っている場合は、まず一度下記ボタンより体験してみてください。
実際にドラムセットへ座ってもらい、その子の身長や集中力、音楽への興味などを見ながら、今から始められそうかを一緒に考えていきたいと思います。
ドラムは、楽譜や動画を見ているだけでは分かりにくい部分がたくさんあります。
たとえば、どんな音を出せばいいのか、どのくらいの力加減で叩けばいいのか、曲に合わせるときに何を意識すればいいのかなど、実際に叩きながら覚えていくことが大切です。
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