こんにちは、ドラム講師の川島です。
これからドラム教室に通おうと考えている方から、よく聞かれる質問の一つが、
「ドラム教室は月に何回くらい通えばいいですか?」
というものです。
月1回でもいいのか、月2回くらいがちょうどいいのか、それとも毎週のように月4回通った方がいいのか。
レッスン回数が増えれば、その分レッスン料金も変わりますので、悩む方も多いと思います。
私のドラム教室では、基本的に月1回から月4回までレッスン回数を選べるようにしています。さらに、短期間で集中的に習いたい方などは、月5回、月6回と増やすことも可能です。
最初に結論をお伝えすると、上達のスピードだけを考えるのであれば、圧倒的に月4回がおすすめです。
月4回であれば、ほぼ1週間に1回のペースでレッスンを受けられるため、間違ったフォームやリズムを早い段階で修正できますし、新しいことも次々に覚えていくことができます。
ただし、すべての方が月4回通わなければいけないわけではありません。
学校や仕事が忙しい方、自宅でしっかり個人練習ができる方、趣味としてゆっくりドラムを楽しみたい方など、それぞれに合ったレッスン回数があります。
この記事では、月1回・月2回・月3回・月4回のレッスンについて、それぞれの上達ペースや向いている方を、実際にレッスンをしてきた経験をもとに詳しく解説していきます。

まず大まかなレッスン間隔を整理すると、次のようになります。
- 月1回:約30日に1回
- 月2回:約2週間に1回
- 月3回:約10日に1回
- 月4回:約1週間に1回
この「次のレッスンまでの期間」が、上達ペースを考えるうえで非常に重要になってきます。
レッスン回数が多いほど上達しやすい理由
ドラムの上達は、単純に先生から新しいことを教えてもらえば終わりではありません。
基本的には、
- レッスンで新しいことを習う
- 実際に自分で叩いてみる
- 自宅やスタジオで練習する
- 次のレッスンで修正してもらう
- できるようになったら次の課題へ進む
という流れを何度も繰り返して上達していきます。

このサイクルが短ければ短いほど、自分では気づきにくい間違いを早い段階で修正できます。
例えば、スティックの持ち方が少し間違っていたとします。
月4回であれば、1週間後には先生に見てもらえるので、間違った状態のまま長期間練習してしまう可能性が低くなります。
しかし月1回の場合は、次のレッスンが約1か月後になります。
その1か月間ずっと間違ったフォームで練習していた場合、次回のレッスンで一度フォームを直す必要が出てきます。
そのため、特にドラムを始めたばかりの初心者ほど、ある程度レッスン間隔が短い方が上達しやすい傾向があります。
ドラムがどのような順番で上達していくのかについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ただし、ここで大切なのは、「レッスン回数が多ければ、それだけで上手くなる」というわけではないということです。
月4回レッスンを受けていても、レッスンとレッスンの間にまったく復習しない場合と、月2回でも自宅で少しずつ練習する場合では、上達の仕方は大きく変わります。
レッスン回数と個人練習、この2つをセットで考えることが重要です。
一番上達が早いのは月4回のレッスン
上達スピードを一番優先するのであれば、私がおすすめするのは月4回です。
月4回ということは、ほぼ週に1回のレッスンになります。
特に私の教室では、子どもの生徒さんに月4回を選ばれる方が多くいらっしゃいます。
現在の子どもたちは、ドラムだけを習っているわけではありません。
- ピアノ
- ダンス
- 英語
- 学習塾
- スポーツ
- その他の習い事
など、1週間の中でいろいろな習い事をしている子もたくさんいます。
そうすると、どうしても自宅でドラムを練習する時間が少なくなってしまいます。
学校から帰ってきて宿題をして、別の習い事へ行き、そのあと家に帰ってドラムの練習まで行うというのは、子どもにとってなかなか大変です。
そのため、忙しい子どもほど、
「少なくとも週に1回は、レッスンで必ずドラムを叩く」
という環境を作っておくことが重要だと私は考えています。

月4回がおすすめなのは、例えば次のような方です。
- ドラムを始めたばかりの初心者
- 子どもの習い事としてドラムを始める方
- 自宅で練習する習慣がまだできていない方
- できるだけ早く上達したい方
- 半年後などにライブを控えている方
- 短期間で課題曲を完成させたい方
初心者の場合は、最初に覚えることがたくさんあります。
スティックの持ち方、座り方、ストローク、音符、8ビート、バスドラムの踏み方など、一つずつ体に覚えさせていく必要があります。
何から練習すればいいのか分からない方は、こちらの記事も参考にしてください。
初心者の段階では、1週間程度で先生に演奏を確認してもらえる月4回は、とても効率のよいペースです。
月4回では少し多いなら月3回もおすすめ
月4回だと少し多いけれど、月2回では間隔が空きすぎる。
そのような方には月3回がおすすめです。
月3回の場合、おおよそ10日に1回くらいのレッスンになります。
私の教室でも、子ども、大人ともに月3回で通っている方がいます。
月3回のメリットは、レッスン間隔がそれほど長くならない一方で、自宅で練習する時間もある程度確保できることです。
例えば、
- 1回目のレッスンで新しいことを習う
- 自宅で少し練習する
- 2回目のレッスンで修正する
- さらに練習する
- 3回目のレッスンで仕上げる
という流れを作ることができます。
月4回の場合は毎週レッスンがあるので、場合によっては「もう次のレッスンが来た」と感じる方もいます。
その点、月3回は10日ほど間隔があるので、レッスンで教わった内容を一度自分の中に落とし込み、練習してから次のレッスンへ進みやすいペースです。
「しっかり上達したいけれど、毎週通うのは少し大変」という方には、非常にバランスのよい回数だと思います。
学校・仕事が忙しい人には月2回がちょうどいい
月2回のレッスンは、おおよそ2週間に1回のペースになります。
学校や部活動が忙しい学生さん、仕事が忙しい社会人の方などは、月2回を選ばれることが多いです。
私の教室では、月2回の個人レッスンは10,500円です。
月4回と比べればレッスン回数を抑えられますし、習い事として毎月支払う金額としても検討しやすいため、回数と料金のバランスを考えて月2回を選ぶ方もいます。
ドラム教室の料金について詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。
月2回では、1回レッスンを受けたら次のレッスンまで約2週間あります。
そのため、この2週間をどのように使うかが重要です。

理想的なのは、
- レッスンを受ける
- 新しく教わったことや修正点を確認する
- 1週目に少しずつ練習する
- 2週目にもう一度課題を確認する
- 次のレッスンで先生に見てもらう
という流れです。
もちろん毎日1時間、2時間と練習する必要はありません。
仕事が忙しい方であれば、1回10分や15分でも構いません。
レッスンで教わったことを完全に忘れてしまう前に、少しでもドラムや練習パッドに触れておくことが大切です。
短い時間でも効率よく練習したい方は、こちらの記事も参考になると思います。
月2回の場合は、先生から教わる時間と、自分で考えて練習する時間のバランスがとりやすいのも特徴です。
ある程度自分で練習できる方であれば、月2回でも十分に上達していくことができます。
月1回でもドラムは上達できる?
「月1回のレッスンでは少なすぎませんか?」
と聞かれることがあります。
結論から言うと、月1回でもドラムは上達できます。
ただし、月1回の場合は、自分で個人練習ができる方ほどレッスンを有効活用できます。
月1回ですと、1回レッスンを受けてから次のレッスンまで約30日あります。
この30日間をほとんど何もせずに過ごして、次のレッスンの日だけドラムを叩く場合、当然ながら上達ペースはかなりゆっくりになります。
一方で、普段から自分で練習している方であれば、月1回のレッスンは非常に有効です。
例えば、1か月間練習している中で、
- このリズムがどうしても安定しない
- バスドラムが速くなってしまう
- このフィルインの手順が分からない
- フォームが合っているか確認したい
- 楽譜のこの部分が理解できない
といった疑問が出てくると思います。
そうした疑問をメモしておき、月1回のレッスンでまとめて私に質問するという使い方ができます。

月1回の場合は、先生にすべて引っ張ってもらうというより、
「自分で練習を進めながら、月1回プロに軌道修正してもらう」
というイメージに近くなります。
これはある程度ドラム経験がある方だけでなく、趣味としてゆっくり上達したい初心者にも向いています。
私は、月1回だから意味がないとはまったく思いません。
たった月1回でも、定期的にドラムを叩き、先生からアドバイスを受け、また次の1か月練習する。
この繰り返しを続けていけば、少しずつではありますが確実に前へ進んでいきます。
「早く上手くなりたい」というより、
「趣味として無理なく長くドラムを楽しみたい」
という方には、月1回という選択肢も十分ありだと思います。
月1回・月2回・月3回・月4回を比較
ここまでの内容を簡単に表にすると、次のようになります。
| レッスン回数 | おおよその間隔 | 上達ペース | 自宅練習の重要度 | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|
| 月1回 | 約30日に1回 | ゆっくり | かなり重要 | 自主練習ができる方、趣味としてゆっくり続けたい方 |
| 月2回 | 約2週間に1回 | 標準的 | ある程度必要 | 学校・部活・仕事などで忙しい方 |
| 月3回 | 約10日に1回 | やや速い | 無理なく復習しやすい | 月4回では少し多いと感じる方 |
| 月4回 | 約1週間に1回 | 最も速い | 定期的にドラムへ触れやすい | 子ども、初心者、短期間で上達したい方 |

ただし、この表の「上達ペース」はあくまで目安です。
月4回だから月2回の人の2倍上手くなる、という単純な話ではありません。
年齢、現在のレベル、自宅での練習時間、練習環境、演奏したい曲の難易度などによって上達の速度は変わります。
それでも、先生からフィードバックを受けられる間隔が短くなるという意味では、月4回の方が上達しやすいというのは間違いありません。
本当に大切なのは「何回通うか」より目標から逆算すること
ここまで月1回から月4回まで説明してきましたが、私はレッスン回数を決めるときに、もう一つ非常に重要なことがあると思っています。
それが、
「自分がいつまでに、どのくらいドラムを叩けるようになりたいのか」
という目標です。
例えば、
- 1年後には8ビートを安定して叩けるようになりたい
- 半年後のライブまでに3曲完成させたい
- 1年後に好きなバンドの曲を叩きたい
- 16ビートの曲を叩けるようになりたい
というように目標が決まっている場合は、そこから逆算してレッスン回数を考えることができます。
例えば、1年後に16ビートを使った「ルパン三世のテーマ」を叩けるようになりたいとします。
いきなり曲を最初から最後まで練習すればよいわけではありません。
まず、16ビートのリズムパターンを理解して叩ける必要があります。
16ビートを安定させるためには、その前段階として8ビートがある程度安定していることが大切です。
8ビートをしっかり叩くためには、8分音符や16分音符などの音符の感覚も必要になってきます。
そして、それらのリズムを安定した音で叩くためには、
- ダウンストローク
- タップストローク
- アップストローク
- フルストローク
など、基本的なストロークの習得も必要です。

つまり、
演奏したい曲 → 必要なリズム → 必要なテクニック → 基礎練習 → 現在の自分
という順番で逆算していきます。
その結果、
「この目標なら月2回でも十分そうだ」
「半年後にライブがあるので、最初の3か月は月4回にした方がよさそうだ」
「今のレベルから考えると月3回くらいが無理なく進められそうだ」
という判断ができるようになります。
8ビートについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
16ビートまで進みたい方はこちらの記事も参考にしてください。
また、8ビート、16ビート、3連系など、ドラムの基本リズムをどのような順番で学んでいけばよいのかはこちらの記事でまとめています。
明確な目標がなくても問題ありません
ここまで「目標から逆算しましょう」と説明しましたが、もちろん最初から明確な目標を持っている必要はありません。
実際にドラムを始める方の中には、
「好きなバンドのドラマーを見て、なんとなくカッコいいと思った」
「好きな曲を自分でも叩いてみたい」
「何か新しい趣味を始めたい」
という方もたくさんいます。
そのような場合は、無理に「半年後までにこの曲を完成させる」といった目標を作らなくても構いません。
自分が無理なく続けられるペースで、コツコツとドラムに触れていけば大丈夫です。
月1回から始めて、もっと習いたくなったら月2回へ増やすこともできます。
逆に、最初は月4回で基礎をしっかり覚えて、仕事や学校が忙しくなったら月2回へ変更するという考え方もできます。
さらに、ライブ前や発表会前など、短期間だけ集中的に練習したい場合には、月5回、月6回とレッスンを増やすことも可能です。
レッスン回数は一度決めたら一生変えられないものではありません。
今の生活と今の目標に合わせて、その時々で調整していけばよいと思います。
子どものドラムレッスンは月何回がおすすめ?
子どものドラムレッスンについては、大人とは少し違った考え方も必要です。
大人の場合は、
「次のレッスンまでにこれを練習しておこう」
と自分で予定を立てて練習できる方も多いと思います。
しかし子どもの場合、自分から毎日練習計画を立てて、自主的に練習するとは限りません。
さらに、先ほどもお話ししたように、今の子どもたちは複数の習い事をしていることも多いです。
そのような場合は、月4回、つまり週1回のドラムレッスンを、
「必ずドラムに触れる時間」
として確保してしまうのも一つの方法です。
自宅でまったく練習できなかった週があったとしても、レッスンに来れば必ず1時間ドラムを叩くことができます。
先生と一緒に前回の内容を復習することもできます。
一方で、自宅に電子ドラムがあり、毎日のように自分から叩いている子であれば、月2回や月3回でも十分伸びる場合があります。
そのため、
「子どもだから絶対に月4回」
というわけではありません。
その子の性格、練習環境、他の習い事、ドラムへの興味、目標などを見ながら決めるのがおすすめです。
迷ったら月2回または月4回から考えてみる
ここまで読んでも、
「結局、自分は何回がいいのだろう?」
と迷う方もいると思います。
その場合は、まず次のように考えてみてください。

- できるだけ短期間で上達したい → 月4回
- 子ども・自宅練習の習慣がまだない → 月4回
- しっかり上達したいが毎週は少し多い → 月3回
- 仕事・学校・部活が忙しい → 月2回
- ある程度自分で練習できる → 月1〜2回
- 趣味としてゆっくり楽しみたい → 月1回
- 半年後など明確な期限がある → 目標から逆算して決める
特に初心者の場合、迷ったら月2回または月4回を基準に考えると分かりやすいと思います。
毎週レッスンを受けながらしっかり基礎を作っていきたいのであれば月4回。
仕事や学校とのバランスを取りながら、自宅でも少し練習していきたいのであれば月2回。
この2つを基準にして、「もう少し多くしたい」「もう少し間隔を空けたい」と調整していくと、自分に合ったペースを見つけやすくなります。
レッスン回数よりも大切なのは、無理なく続けること
ドラムは、1回のレッスンですべて身につくものではありません。
少しずつ練習して、できなかったことができるようになり、さらに新しいリズムやテクニックへ進んでいく。
その積み重ねで上達していきます。
そのため、最初から無理をして月4回にして、通うこと自体が大変になってしまうのであれば、月2回や月1回から始めても構いません。
反対に、
「今はとにかくドラムをたくさん叩きたい」
「半年後のライブに絶対間に合わせたい」
という方であれば、月4回以上の集中的なレッスンも一つの方法です。
大切なのは、
自分の目標と生活に合った回数で、ドラムを続けていくことです。
まとめ|自分の目標に合わせてレッスン回数を決めよう
今回は「ドラム教室は月何回通えばいいのか?」について、月1回から月4回まで比較してきました。
最後にポイントをまとめます。
- 上達スピードを最優先するなら月4回がおすすめ
- 月3回は、毎週では少し多い方にバランスがよい
- 学校や仕事が忙しい方には月2回が続けやすい
- 月1回でも、自主練習ができれば十分上達できる
- 趣味としてゆっくり楽しみたいなら月1回でも問題ない
- 子どもは週1回ドラムに触れる時間を作る意味で月4回が向いている場合がある
- 最終的には「いつまでに何ができるようになりたいか」から逆算して決める
レッスン回数だけを見るのであれば、月4回が最も上達しやすいです。
しかし、一番大切なのは、単純に回数を増やすことではありません。
半年後のライブで3曲叩きたい方と、趣味として10年ゆっくりドラムを楽しみたい方では、必要なレッスン回数は当然違います。
また、同じ月2回でも、現在のレベルや自宅で練習できる時間によって進み方は変わります。
「自分の場合は月何回がいいのか分からない」という方は、ぜひ無料体験レッスンの際にご相談ください。
現在どのくらい叩けるのか、どんな曲を叩きたいのか、学校や仕事でどのくらい練習時間を確保できるのかなどをお聞きしたうえで、私のこれまでの指導経験からおすすめのレッスン回数をご提案できます。
「半年後にライブがあります」でも構いません。
「1年後にこの曲を叩きたい」でも構いません。
もちろん、
「まだ明確な目標はないけれど、なんとなくドラムを叩いてみたい」
という方でも大丈夫です。
まずは実際にドラムを叩いてみて、自分に合ったペースを一緒に考えていきましょう。
上記のようにレッスン回数を悩んでいる方は、ぜひ一度無料体験レッスンへお越しいただき、私に相談してみてください。あなたに合った的確なアドバイスができるかと思います。遠方の方は、Zoomでの無料体験レッスンも用意しています。
ドラムは、楽譜や動画を見ているだけでは分かりにくい部分がたくさんあります。
たとえば、どんな音を出せばいいのか、どのくらいの力加減で叩けばいいのか、曲に合わせるときに何を意識すればいいのかなど、実際に叩きながら覚えていくことが大切です。
船橋周辺で直接レッスンを受けたい方、またはZoomで個別に見てもらいたい方には、無料体験レッスンや課題曲マスターコースをご用意しています。
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