ルーディメンツは「練習パッドでやる基礎練習」だけではありません
ルーディメンツと聞くと、
「練習パッドでひたすら叩く基礎練習」
「シングル、ダブル、パラディドルを覚える練習」
「ドラムセットでどう使えばいいか分からないもの」
というイメージを持っている方も多いかもしれません。
たしかに、ルーディメンツは基礎練習としてとても大切です。
でも、本来ルーディメンツは、ただ暗記したり、パッドの上で速く叩いたりするためだけのものではありません。
ルーディメンツは、フィルイン、ドラムソロ、手順の整理、アクセントの表現、ドラムセットへの応用につながる大切な材料です。
フィルインがいつも同じ形になってしまう。
手の動きが整理できず、速くなると崩れてしまう。
パラディドルやフラムを練習しているけれど、演奏の中で使えない。
このような悩みがある方は、ルーディメンツを「基礎練習」で終わらせず、演奏に使える形で学んでいくことが大切です。
ルーディメンツを学ぶ意味
手順が整理される
ルーディメンツを学ぶ大きなメリットは、手順が整理されることです。
ドラムのフィルインやフレーズは、ただ右左をなんとなく動かしているだけだと、速くなったときに崩れやすくなります。
シングルストローク、ダブルストローク、パラディドルなどを理解しておくと、どの手で始めて、どの手で終わるのかが分かりやすくなります。
手順が整理されると、フィルインの入り口と出口も安定しやすくなります。
アクセントの幅が広がる
ルーディメンツは、アクセントの練習にもつながります。
同じ音符を叩いていても、アクセントの位置が変わるだけで、フレーズの印象は大きく変わります。
特にパラディドルやフラム系のルーディメンツは、アクセントを使った表現を広げるのにとても役立ちます。
「音は合っているけれど、平たく聞こえる」
「フィルインに表情が出ない」
という方にとって、アクセントの使い方はとても大切です。
フィルインの引き出しが増える
フィルインがワンパターンになってしまう原因の一つは、手の動きの引き出しが少ないことです。
いつも同じ手順、同じ音数、同じタム回しになってしまうと、どうしても似たようなフィルインになってしまいます。
ルーディメンツを学ぶと、シングル、ダブル、ディドル、フラム、ドラッグなど、いろいろな手の動きをフィルインに使えるようになります。
すると、同じ1小節のフィルインでも、雰囲気や流れを変えやすくなります。
ドラムソロの材料になる
ドラムソロと聞くと、難しいテクニックを自由に叩くイメージがあるかもしれません。
でも実際には、ドラムソロも小さなフレーズの組み合わせです。
ルーディメンツは、その小さなフレーズの材料になります。
パラディドルをタムに振り分ける。
フラムをアクセントとして使う。
ドラッグで細かい装飾を入れる。
ダブルストロークを流れのあるフレーズにする。
このように、ルーディメンツを使える形にしていくことで、ソロのアイデアも増えていきます。
手の粒立ちが整う
ルーディメンツを練習すると、手の粒立ちも整いやすくなります。
特にダブルストロークやマルチプルバウンスロールは、左右の音量差や打面への当て方がとても大切です。
速さだけを目指すのではなく、音の粒をそろえることで、フィルインやロールがきれいに聞こえるようになります。
ダブルストロークについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
ルーディメンツ講座で学べること
ルーディメンツ講座では、基本的なストロークから、実際の演奏に使いやすいルーディメンツまで順番に学んでいきます。
まずは、シングルストローク、ダブルストローク、マルチプルバウンスロールといった基本的な手の動きを整理します。
そのうえで、ディドル系、パラディドル、フラム系、フラムパラディドル、ドラッグ系へと進んでいきます。
最後には、ルーディメンツソロを通して、それぞれの手順やアクセントをどのように演奏へつなげるかを学びます。
この講座では、ルーディメンツをただ覚えるだけではなく、ドラムセットへの応用も意識して進めていきます。
練習パッドで身につけた動きを、スネア、タム、シンバル、バスドラムを使ったフレーズに広げていくことで、基礎練習を演奏に使える形にしていきます。
ルーディメンツ講座の収録内容
第1章 ストロークの基礎
最初に、ルーディメンツの土台となるストロークを確認していきます。
・ダブルストローク①(基本的な2連打の動かし方)
・ダブルストローク②(低速から中速、そして高速へ)
・トリプルストローク①(基本的な3連打の動かし方とドラムへの応用)
ダブルストロークやトリプルストロークは、ロールやフィルインの流れを作るうえで大切な動きです。
力で無理に叩くのではなく、リバウンドを使いながら自然に連打できるようにしていきます。
第2章 基本ルーディメンツ
ここでは、ルーディメンツの基本となる手順を学びます。
・ルーディメンツ①(シングルストローク系)
・ルーディメンツ②(マルチプルバウンスロール系)
・ルーディメンツ③(ダブルストローク系)
・ルーディメンツ④(ディドル系)
シングルストロークは、すべての基本になる動きです。
そこから、マルチプルバウンスロール、ダブルストローク、ディドル系へと広げることで、手の使い方の幅が増えていきます。
特にディドル系は、パラディドルにもつながる重要な内容です。
第3章 フラム系ルーディメンツ
フラムは、メインの音の直前に小さな装飾音を入れるルーディメンツです。
・ルーディメンツ⑤(フラム系)
・ルーディメンツ⑥(フラム系:フラムパラディドル編)
・ルーディメンツ⑦(フラム系:その他のフラム編)
フラムを使えるようになると、スネアのアクセントやフィルインに厚みが出ます。
ただ強く叩くだけではなく、装飾音とメインの音の距離感を整えることで、表情のあるフレーズになります。
フラムパラディドルなども学ぶことで、アクセントと手順の組み合わせをさらに広げることができます。
第4章 ドラッグ系・応用
最後に、ドラッグ系のルーディメンツと、ルーディメンツソロに取り組みます。
・ルーディメンツ⑧(ドラッグ系)
・ルーディメンツ⑨(ドラッグ系:その他のドラッグ編)
・ルーディメンツ⑩(ルーディメンツソロ)
ドラッグは、細かい装飾音を使ってフレーズにニュアンスを加えるルーディメンツです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ゆっくり練習することで、フィルインやソロに使える表現が増えていきます。
ルーディメンツソロでは、これまで学んだ内容をつなげながら、実際の演奏に近い形で練習していきます。
この講座がおすすめな人
・フィルインがいつも同じ形になってしまう方
・手の動きをもっと整理したい方
・シングルストロークを基礎から見直したい方
・ダブルストロークを安定させたい方
・パラディドルを演奏に使えるようにしたい方
・フラムやドラッグに挑戦したい方
・ルーディメンツを練習パッドだけで終わらせたくない方
・ルーディメンツをドラムセットに応用したい方
・フィルインやドラムソロの引き出しを増やしたい方
ルーディメンツ講座はこちら
ルーディメンツを基礎練習で終わらせず、フィルインやソロに使える形で学びたい方は、こちらの講座をご覧ください。
まとめ|ルーディメンツは演奏で使える形にしてこそ意味があります
ルーディメンツは、ただ暗記するものではありません。
シングルストローク、ダブルストローク、パラディドル、フラム、ドラッグなどを覚えることも大切ですが、それだけで終わってしまうと、実際の演奏にはつながりにくくなります。
大切なのは、ルーディメンツを使って、手順を整理し、アクセントの幅を広げ、フィルインやドラムソロの材料にしていくことです。
練習パッドで身につけた動きが、ドラムセットの上で使えるようになると、演奏の引き出しは大きく広がります。
フィルインがワンパターンになっている方や、手の動きをもっと整理したい方は、ぜひルーディメンツを演奏につながる形で学んでみてください。
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