ハイハットを開けすぎてしまう原因と改善方法|初心者向けオープンハイハットのコツ

レッスン

ドラムを始めたばかりの方が、8ビートの中でつまずきやすいポイントのひとつに「ハイハットオープン」があります。

ハイハットを少し開けて「シャッ」と鳴らしたいのに、実際にやってみると、

「ジャーン」と大きく鳴りすぎてしまう
開けたつもりなのに、すぐ閉まってしまう
毎回、音の大きさがバラバラになる
8ビート全体が不安定になる

このような悩みが出てくることがあります。

でも、これは才能がないからではありません。

ハイハットオープンは、見た目よりもかなり繊細な動きです。特に初心者のうちは、「どれくらい開ければいいのか」「足をどのように動かせばいいのか」がわかりにくいため、開けすぎてしまうことがよくあります。

この記事では、ドラム初心者の方に向けて、ハイハットを開けすぎてしまう原因と改善方法を、できるだけわかりやすく解説します。

ポイントは、足裏とペダルを同期させることです。

大きく開けるのではなく、必要なぶんだけ少し開ける感覚を身につけると、ハイハットオープンはかなり安定してきます。

ハイハットを開けすぎてしまう初心者は多い

ハイハットオープンは、ドラム初心者にとって意外と難しい動きです。

右手でハイハットを叩きながら、左足でペダルを少しだけ開ける。さらに、次のタイミングではまた閉じる。

言葉にするとシンプルですが、実際には「手のタイミング」と「足の開け閉め」を同時にコントロールする必要があります。

そのため、最初からきれいにできなくてもまったく問題ありません。

特に多いのが、ハイハットを開けようとして、必要以上に大きく開けてしまうパターンです。

ハイハットは、少し開くだけでも音色が大きく変わります。ほんの数ミリから1センチ程度の開きでも、十分に「チッ」から「シャッ」という音に変化します。

ところが、初心者の方は「開ける」と聞くと、ペダルから足を大きく離してしまいがちです。

その結果、音が大きくなりすぎたり、上のシンバルが暴れてしまったり、リズム全体がぼやけてしまいます。

ハイハットオープンは、大きく開ければ良いというものではありません。

むしろ、必要なぶんだけ少し開ける技術の方が大切です。

8ビートの中でハイハットオープンを使う場合は、基本のリズムが安定していることも大切です。8ビートの基礎から確認したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

よくある失敗例① ガバッと開けてしまう

ハイハットを開けすぎてしまう原因として、まず多いのが「ガバッと開けてしまう」ことです。

ペダルを踏んで閉じていたハイハットを開けるときに、足を一気に上げてしまう状態です。

この動きになると、ハイハットの上下のシンバルが大きく離れます。

すると、ハイハットを叩いたときに「シャッ」という短い音ではなく、「ジャーン」と広がった音になりやすくなります。

もちろん、曲によっては大きく開けたハイハットの音が必要な場面もあります。しかし、初心者が8ビートの中で使う基本的なオープンハイハットでは、そこまで大きく開ける必要はありません。

ガバッと開けてしまうと、次のような問題が起こりやすくなります。

ハイハットだけ音が大きくなる
上のシンバルばかり響く
リズム全体がぼやける
閉じる音が目立つ
曲に合わせたときにハイハットだけ目立つ

特に、8ビートの中にハイハットオープンを1か所だけ入れたい場合、音が長く伸びすぎると、次の拍にかぶってしまいます。

たとえば、本来は「シャッ」と鳴って、すぐ閉じたいところで、「ジャーン」と長く響いてしまうと、リズムの輪郭がぼやけます。

ドラムは、ただ音を出すだけではなく、音を止めるタイミングも大切です。

ハイハットオープンは、開ける動きと同じくらい、閉じる動きも重要です。

そのため、最初のうちは「大きく開ける」よりも「少しだけ開ける」ことを意識して練習するのがおすすめです。

よくある失敗例② ヒールアップで開けてしまう

もうひとつ多い失敗例が、ヒールアップでハイハットを開けようとすることです。

ヒールアップとは、かかとを上げた状態でペダルを操作する方法です。

バスドラムではヒールアップを使うことも多いですが、ハイハットオープンに慣れていない初心者の場合、最初からヒールアップで開けようとすると、コントロールが難しくなることがあります。

なぜかというと、かかとを上げた状態でハイハットを開けると、足が空中に浮きやすくなるからです。

足がペダルから離れすぎると、開けた後にその位置で止まりにくくなります。

その結果、開けたつもりなのにすぐ閉まってしまったり、逆に大きく開きすぎたりします。

ハイハットオープンで大切なのは、足をただ上げることではありません。

ペダルの動きを足裏で感じながら、必要なぶんだけ少し浮かせることです。

初心者のうちは、足がペダルから離れすぎないようにするだけでも、かなり安定しやすくなります。

もちろん、上達してくるとヒールアップに近い動きでハイハットをコントロールする場面もあります。

ただ、最初の段階では、足裏でペダルを感じられる状態を作ることが大切です。

「開ける」というより、「踏んでいる力を少しだけゆるめる」という感覚に近いです。

この感覚をつかめると、ハイハットオープンの音が急に安定しやすくなります。

改善のポイントは「足裏とペダルを同期させる」こと

ハイハットを開けすぎてしまう場合、改善のポイントは足裏とペダルを同期させることです。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと、足裏とペダルがバラバラに動かないようにするということです。

初心者の方は、ハイハットを開けようとしたときに、足だけが先に大きく動いてしまうことがあります。

足がペダルから離れてしまうと、ペダルの位置がわかりにくくなります。

すると、今ハイハットがどれくらい開いているのか、どれくらい踏めば閉じるのかが感覚的につかみにくくなります。

そこで大切なのが、足裏でペダルを感じ続けることです。

足裏がペダルに触れている状態をできるだけ保ちながら、ほんの少しだけ力をゆるめます。

このとき、足を上に引き上げるというより、ペダルが上がってくる動きに足裏がついていくようなイメージです。

つまり、足がペダルを置いていかないようにします。

足裏とペダルが一緒に動いている感覚を作ると、ハイハットの開き具合をコントロールしやすくなります。

ハイハットオープンのコツは、大きく開けることではありません。

必要なぶんだけ、少しだけ浮かせることです。

「ちょっとだけ開ける」
「ペダルを感じたまま開ける」
「足裏とペダルが一緒に動く」

この3つを意識すると、音がかなり変わってきます。

ドラムは、やみくもに回数をこなすよりも、正しい順番で練習することが大切です。練習の順番については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

ハイハットオープンを安定させる練習手順

ここからは、実際にハイハットオープンを安定させるための練習手順を紹介します。

いきなり8ビートの中で完璧に入れようとすると難しいので、足だけの練習から順番に進めていきましょう。

ステップ1 まずは音を出さずに足だけで練習する

最初は、スティックで叩かずに、左足だけで練習します。

ハイハットペダルを踏んで閉じた状態から、足裏でペダルを感じたまま、少しだけ浮かせます。

このとき、足をガバッと上げないように注意してください。

開ける幅は、本当に少しで大丈夫です。

まずは、次の動きをゆっくり繰り返します。

閉じる
少しだけ開ける
また閉じる

このときに大切なのは、足裏とペダルが離れすぎないことです。

ペダルの重さや動きを足裏で感じながら、ゆっくり動かします。

もし開けた瞬間に足が浮いてしまう場合は、開け幅が大きすぎる可能性があります。

最初は音よりも、足とペダルの感覚を整えることを優先しましょう。

ステップ2 8ビートの中に1か所だけ入れる

足だけの感覚が少しつかめてきたら、8ビートの中にハイハットオープンを1か所だけ入れてみましょう。

最初から何か所も入れる必要はありません。

おすすめは、まず1小節の中に1回だけ入れる練習です。

たとえば、8ビートを叩きながら、4拍目の裏だけハイハットを開けるような練習です。

このときも、大きく開ける必要はありません。

「少しだけ開ける」
「1拍目表で閉じる」
「次の拍に音を残しすぎない」

この3つを意識します。

ハイハットオープンを入れると、どうしても足に意識が向きます。その影響で、右手のハイハットやバスドラムが崩れることもあります。

その場合は、テンポをかなり落として練習しましょう。

速いテンポで崩れたまま繰り返すより、ゆっくり正確にできるテンポで練習した方が、結果的に早く安定します。

ステップ3 メトロノームに合わせて開けるタイミングを整える

8ビートの中で少しできるようになってきたら、メトロノームに合わせて練習します。

メトロノームを使うと、自分では合っているつもりでも、実は開けるタイミングが早かったり遅かったりすることに気づけます。

ハイハットオープンは、音色だけでなく、タイミングも大切です。

開けるタイミングが早すぎると、予定より前からハイハットが鳴り始めてしまいます。

逆に遅すぎると、開けたい場所で音が十分に鳴らないことがあります。

最初は、かなりゆっくりのテンポで大丈夫です。

テンポ60くらいから始めても構いません。

メトロノームに合わせて、同じ場所で、同じ開き具合で、同じ長さの音を出せるように練習します。

この練習を続けると、ハイハットオープンの音が安定してきます。

ステップ4 曲に合わせて自然に使えるようにする

最後は、実際の曲に合わせて使えるようにしていきます。

ただし、いきなり原曲のテンポで練習する必要はありません。

最初はテンポを落とせるアプリや練習用音源を使って、ゆっくり確認しながら練習するのがおすすめです。

曲に合わせると、メトロノームだけの練習とは違い、他の楽器の音も聞こえます。

その中でハイハットオープンを入れると、音が大きすぎるか、長すぎるか、タイミングが合っているかがわかりやすくなります。

もしハイハットだけが目立ちすぎる場合は、開け幅が大きすぎるかもしれません。

逆に、ほとんど音色が変わらない場合は、開きが少なすぎる可能性もあります。

曲の中で自然に聞こえる開き具合を探していくことが大切です。

ハイハットオープンは「大きく開ける技術」ではなく「少しだけ開ける技術」

ハイハットオープンというと、「ハイハットを開ける技術」と考えがちです。

もちろん間違いではありませんが、初心者の方には、少し違う言い方をした方がわかりやすいかもしれません。

ハイハットオープンは、大きく開ける技術ではなく、少しだけ開ける技術です。

派手に開けることよりも、必要なぶんだけ開けることの方が大切です。

初心者のうちは、体の動きが大きくなりやすいです。

ハイハットを開けるときも、足を大きく動かしてしまうことがあります。

しかし、ドラムでは「大きく動くこと」よりも「必要なだけ動くこと」が大切な場面が多くあります。

ハイハットオープンも同じです。

少しだけ開けることができるようになると、音量や音色をコントロールしやすくなります。

「シャッ」と短く鳴らす
少し長めに響かせる
強めに開ける
控えめに開ける

このような表現の幅も、足のコントロールが安定してくると少しずつ身についていきます。

最初から完璧にできなくても大丈夫です。

まずは、ガバッと開けないこと。

そして、足裏でペダルを感じたまま、少しだけ開けること。

この感覚を大切にして練習してみてください。

独学でうまくいかない場合は、足の使い方を見直してみましょう

ハイハットオープンは、動画を見て練習しても、なかなか感覚がつかみにくいことがあります。

なぜなら、足裏の感覚やペダルの踏み方は、映像だけでは見えにくいからです。

手の動きであれば、スティックの高さや腕の動きが見えやすいです。

でも、ハイハットペダルの場合は、

足裏がどれくらいペダルに触れているか
かかとがどのように動いているか
足首に力が入りすぎていないか
どれくらい開いているか
閉じるタイミングが遅れていないか

このあたりが、自分では判断しにくいことがあります。

独学で練習していると、「なんとなく音が汚いけれど、原因がわからない」という状態になりやすいです。

そのようなときは、足の使い方を一度見直してみると良いです。

ハイハットのペダル使いは、人によって修正ポイントが少しずつ違います。

足を上げすぎている人もいれば、逆に踏み込みが強すぎて開けられていない人もいます。

足首に力が入りすぎている人もいれば、開けるタイミングより閉じるタイミングに問題がある人もいます。

そのため、うまくいかない場合は、「自分はどこで崩れているのか」を確認することが大切です。

上達しない原因は、才能ではなく、練習方法や考え方にあることが多いです。こちらの記事でも、ドラムが上達しないと感じるときの考え方について詳しく解説しています。

まとめ

ハイハットを開けすぎてしまう初心者の方は、とても多いです。

特に多い原因は、ペダルから足を大きく離して、ガバッと開けてしまうことです。

この状態になると、上のシンバルばかり響いてしまい、「シャッ」という短い音ではなく、「ジャーン」と広がりすぎた音になりやすくなります。

また、ヒールアップで開けようとして、足が空中で止まれず、すぐ閉まってしまうこともあります。

改善のポイントは、足裏とペダルを同期させることです。

足裏でペダルを感じたまま、必要なぶんだけ少し浮かせる。

大きく開けるのではなく、少しだけ開ける。

この感覚がつかめると、ハイハットオープンはかなり安定してきます。

練習するときは、いきなり8ビートの中で完璧に入れようとせず、まずは足だけで練習してみてください。

そして、少しだけ開けてすぐ閉じる練習をしてから、8ビートの中に1か所だけ入れていきましょう。

焦らず、ゆっくり練習すれば大丈夫です。

ハイハットオープンは、最初は難しく感じるかもしれませんが、体の使い方と練習の順番がわかると、必ず安定していきます。

船橋でハイハットオープンや8ビートを基礎から練習したい方へ

川島広明ドラム教室では、千葉県船橋市で初心者向けの完全マンツーマンドラムレッスンを行っています。

レッスンでは、8ビートの基礎はもちろん、ハイハットオープンの入れ方、ペダルの踏み方、足裏の使い方なども、一人ひとりの状態に合わせて丁寧に確認していきます。

「ハイハットを開けると音が大きくなりすぎる」
「開けたつもりなのにすぐ閉まってしまう」
「自分の足の使い方が合っているか見てほしい」
「独学で練習しているけれど、どこを直せばいいかわからない」

このような方にも、基礎から安心して取り組んでいただけます。

無料体験レッスンでは、現在の状態を見ながら、今のあなたに必要な練習方法をわかりやすくお伝えしています。

ドラムが初めての方でも大丈夫です。

「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、無理なく、楽しく、基礎から一緒に整えていきましょう。

当ドラム教室ではYouTubeや楽譜からはわからないようなことをレッスンで行っています。興味のある方はぜひ無料体験レッスンでお越し下さいませ。また遠方の方はオンラインレッスンも行っています。

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