8ビートは叩けるのに、なぜか安定しない
ドラムを始めたばかりの方が、最初に覚える代表的なリズムが8ビートです。
右手でハイハットを刻み、左手でスネアを叩き、右足でバスドラムを入れる。
この形ができるようになると、「ドラムが叩けるようになってきた」という実感が出てきます。
ただ、その一方で、こんな悩みもよく出てきます。
「8ビートは一応叩けるけど、曲に合わせると崩れる」
「テンポが速くなると手足がバラバラになる」
「ハイハットオープンが入ると止まってしまう」
「シンコペーションになると、どこを叩いているのかわからなくなる」
「なんとなく叩けているけど、ノリが出ない」
これは珍しいことではありません。
8ビートはシンプルに見えますが、実はドラムの土台がたくさん詰まっています。
手足のタイミング、音のバランス、拍の感じ方、ハイハットの刻み、バスドラムの位置、スネアの安定感など、いくつもの要素が重なって、初めて安定した8ビートになります。
この記事では、8ビートが安定しない原因と、土台から学び直すための考え方を解説します。
後半では、8ビートを整理して学べる8ビート講座についても紹介します。
8ビートの全体像を先に確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
8ビートが安定しない主な原因
手足のタイミングがそろっていない
8ビートが安定しない原因として多いのが、手足のタイミングが微妙にずれていることです。
たとえば、右手のハイハットは一定に刻めているように感じていても、スネアが少し遅れたり、バスドラムが少し早く入ったりすると、リズム全体が不安定に聞こえます。
初心者のうちは、「叩く場所」は合っていても、「叩くタイミング」がまだそろっていないことがよくあります。
ドラムは、手足を別々に動かす楽器ですが、音としては1つのリズムにまとまっていなければいけません。
そのため、右手・左手・右足を別々に考えすぎると、全体のまとまりが崩れやすくなります。
ハイハット、スネア、バスドラムを別々に考えすぎている
8ビートの練習では、最初にそれぞれの役割を分けて覚えることが多いです。
右手はハイハット。
左手はスネア。
右足はバスドラム。
もちろん、最初はこのように分けて理解することが大切です。
ただ、ある程度叩けるようになってきたら、次はそれぞれをひとつのリズムとしてまとめる感覚が必要になります。
ハイハットだけが前に出すぎたり、スネアだけが強すぎたり、バスドラムだけが遅れたりすると、8ビート全体の流れが崩れてしまいます。
8ビートは、手足を別々に動かす練習ではありますが、最終的には「ひとつの音楽の流れ」として感じることが大切です。
音の大きさやバランスが整っていない
8ビートが安定しないとき、タイミングだけでなく、音量のバランスが原因になっていることもあります。
たとえば、ハイハットが大きすぎると、全体がうるさく聞こえます。
スネアが弱すぎると、ビートの中心がぼやけます。
バスドラムが不安定だと、リズムの土台が揺れて聞こえます。
8ビートでは、ハイハットが細かい流れを作り、スネアがビートの中心を作り、バスドラムが土台を支えます。
つまり、ただ音を出すだけではなく、
どの音をどのくらいの強さで出すか
という部分も大切になります。
このあたりは、ドラムの基礎練習としてとても重要です。
シンコペーションやハイハットオープンで拍を見失う
基本の8ビートはできても、シンコペーションやハイハットオープンが入ると急に崩れてしまう方も多いです。
シンコペーションとは、簡単に言うと、リズムのアクセントや音の位置が少し前にずれるような動きです。
普通に叩いているときよりも、拍の感じ方が少し難しくなります。
また、ハイハットオープンは、足でハイハットを開け閉めしながら演奏するため、右手・左手・右足に加えて、左足の動きも関係してきます。
そのため、形だけで覚えていると、ハイハットオープンやシンコペーションが入った瞬間に、拍の流れを見失いやすくなります。
シンコペーションについてはこちらも参考になります。
ハイハットオープンについてはこちらも参考にしてください。
1小節だけの練習で終わっている
8ビートの練習では、最初に1小節のパターンを覚えることが多いです。
もちろん、最初はそれで大丈夫です。
ただ、実際の曲では、1小節だけを繰り返しているわけではありません。
2小節の流れ、4小節のまとまり、フィルインへ向かう流れなど、音楽の中ではリズムが少しずつ変化していきます。
1小節の形だけに慣れていると、2小節系のリズムになったときに急に不安定になることがあります。
8ビートを安定させるには、1小節のパターンだけでなく、2小節の流れにも慣れていくことが大切です。
8ビートは「形」だけでなく「流れ」で覚える
8ビートを練習するとき、最初はどうしても形を覚えることに意識が向きます。
「右手はずっとハイハット」
「2拍目と4拍目にスネア」
「バスドラムはここに入れる」
このように整理することは大切です。
ただ、8ビートを本当に安定させるには、形だけではなく、流れとして覚える必要があります。
ハイハットの刻みが流れを作り、スネアのバックビートがリズムの芯を作り、バスドラムが低音の土台を作る。
この3つがまとまったときに、8ビートらしい安定感が出てきます。
「バックビート」とは、主に2拍目と4拍目に入るスネアのことです。
ロックやポップスの8ビートでは、このバックビートがリズムの中心になります。
8ビートが不安定なときは、いきなり速く叩こうとせず、ゆっくりしたテンポで音の粒やタイミングを確認していくことが大切です。
リズムやノリの考え方については、こちらの記事も参考になります。
独学で8ビートを練習するとつまずきやすいポイント
最近は、YouTubeや教則本で8ビートの練習方法をたくさん見ることができます。
これはとても便利です。
ただ、独学で練習していると、自分がどこで崩れているのか分かりにくいという問題があります。
たとえば、曲に合わせて叩けないときに、原因がバスドラムなのか、右手のハイハットなのか、スネアのタイミングなのか、自分では判断しにくいことがあります。
また、ハイハットオープンだけを練習しても、その前の8ビートの土台が安定していなければ、やはり崩れやすくなります。
シンコペーションだけを練習しても、拍の流れが感じられていなければ、リズム全体が不安定になります。
つまり、8ビートを安定させるには、できない部分だけを単発で直すのではなく、
8ビート全体の土台を整理すること
が大切です。
楽譜は読めるのに実際に叩けないという方は、こちらの記事も参考になります。
8ビートを土台から学べる「8ビート講座」
8ビートをしっかり安定させたい方に向けて、オンラインで学べる8ビート講座を用意しています。
この講座では、8ビートの基本から、叩き方、音の整え方、2小節系リズム、シンコペーション、ハイハットオープンまで、順番に整理して学んでいきます。
8ビートをただ形として覚えるのではなく、安定して気持ちよく叩くために必要な要素を、基礎から順番に確認できる内容です。
動画講座なので、自分のペースで進めることができます。
分からない部分は何度でも見返しながら練習できます。
価格は7,800円です。
お申し込み後、すぐに受講を開始できます。
8ビートを一度きちんと整理して学びたい方は、こちらをご覧ください。
8ビート講座の収録内容
8ビート講座では、8ビートを安定して気持ちよく叩くために必要な内容を、基礎から順番に学んでいきます。
8ビートは、ただ形を覚えるだけでは安定しません。
音の出し方、手足のまとまり、リズムとフィルインの流れ、シンコペーション、ハイハットオープンなどを整理しながら練習することで、より安定した演奏につながっていきます。
この講座では、以下のような内容を収録しています。
【第1章 導入と準備】
レッスン動画を見る前に(動画を見る時の3つのお約束)
ストロークの練習方法(4つの基本的な叩き方)
8分音符①(最も使われる音符)
まずは、レッスン動画を見る前の準備と、8ビートに必要な基本の動きを確認していきます。
ストロークの考え方や8分音符の感覚を整理することで、8ビートを安定させるための土台を作ります。
【第2章 8ビートの土台】
8ビート入門(すべてのリズムの土台)
8ビート①(土台のリズムを発展)
8ビート②(よく使われるリズム)
この章では、8ビートの基本となるリズムを学びます。
ハイハット、スネア、バスドラムの役割を確認しながら、ドラム初心者にとって大切な8ビートの形を整理していきます。
「なんとなく叩く」のではなく、どの音がどの役割をしているのかを理解しながら練習することで、安定した8ビートにつなげていきます。
【第3章 フィルや表現につながる8ビート】
8ビート③(基本的なフィルインの3つの形)
8ビート④(やる気がでる頭打ち①)
8ビート⑤(パーカッシブなクローズドリムショット)
8ビートに慣れてきたら、フィルインや表現につながる内容を学んでいきます。
基本的なフィルインの形や、頭打ち、クローズドリムショットなどを通して、8ビートの中で使える表現の幅を広げていきます。
ただ同じリズムを繰り返すだけでなく、曲の中で変化をつけるための考え方も身につけていきます。
【第4章 長めの流れを作る8ビート】
8ビート⑥(ゆったりな2小節の8ビート)
8ビート⑦(拍を食うシンコペーション)
この章では、1小節だけでなく、2小節の流れの中で8ビートを安定させる練習をしていきます。
実際の曲では、1小節のパターンだけを繰り返すのではなく、2小節単位でリズムが動くことも多くあります。
また、シンコペーションが入ることで、拍の感じ方が少し難しくなることもあります。
ここでは、拍の流れを見失わないようにしながら、より実践的な8ビートへつなげていきます。
【第5章 ハイハットオープン】
8ビート⑧(3種類のハイハットオープン①)
8ビート⑨(3種類のハイハットオープン②)
最後に、8ビートの中でよく使われるハイハットオープンを学んでいきます。
ハイハットオープンは、右手・左手・右足に加えて、左足の開け閉めも関係するため、最初はリズムが崩れやすい部分です。
しかし、順番に整理して練習することで、8ビートの中でも自然に使いやすくなります。
ハイハットオープンを身につけることで、8ビートに動きや表情を加えやすくなります。
8ビートを基礎から応用まで整理して学べます
このように8ビート講座では、導入と準備、基本の8ビート、フィルイン、2小節系リズム、シンコペーション、ハイハットオープンまで、段階的に学べるように構成しています。
「8ビートは一応叩けるけれど安定しない」
「曲に合わせるとリズムが崩れる」
「シンコペーションやハイハットオープンで止まってしまう」
「フィルインや16ビートに進む前に土台を整えたい」
このような悩みがある方は、8ビート全体を整理しながら学び直すことが大切です。
8ビート講座はこんな方におすすめです
8ビート講座は、次のような方におすすめです。
- 8ビートをちゃんと整理して学びたい方
- 8ビートは叩けているつもりなのに安定しない方
- 音の出し方やノリも含めて見直したい方
- ハイハットオープンやシンコペーションも学びたい方
- フィルインや16ビートに進む前に土台を整えたい方
- 独学で練習していて、何から直せばよいかわからない方
特に、8ビートがなんとなく叩けるようになってきた頃は、次に何を練習すればよいか迷いやすい時期です。
そのまま16ビートやフィルインに進んでもよいのですが、8ビートの土台が不安定なままだと、次の内容でもつまずきやすくなります。
初心者8週間プログラムとの違い
8ビート講座と似たものに、初心者8週間プログラムがあります。
初心者8週間プログラムは、ドラム全体を順番に学ぶための講座です。
スティックの持ち方、基本の叩き方、リズム、フィルイン、曲への応用など、ドラム初心者が最初に必要な内容を広く学んでいきます。
一方、8ビート講座は、その中でも8ビートに関わる内容を重点的に学ぶ講座です。
これからドラム全体を始めたい方は、初心者8週間プログラムがおすすめです。
すでに基本的な8ビートは経験していて、8ビートだけを集中的に整えたい方には、8ビート講座が合いやすいです。
初心者8週間プログラムについてはこちらをご覧ください。
8ビートで曲を叩けるようになりたい方へ
8ビートが安定してくると、曲に合わせて叩く楽しさが出てきます。
最初はシンプルな8ビートの曲から始めるのがおすすめです。
難しいフィルインや速いテンポの曲よりも、リズムが分かりやすく、一定のテンポで叩きやすい曲を選ぶと練習しやすくなります。
8ビートで叩ける曲を探している方は、こちらの記事も参考にしてください。
ただし、曲に合わせるときも、まず大切なのは土台です。
曲に合わせた瞬間に焦ってしまう場合は、テンポを落として、ハイハット、スネア、バスドラムのまとまりを確認しながら練習してみてください。
まとめ|8ビートはドラムの土台です
8ビートは、ドラム初心者が最初に覚える代表的なリズムです。
ただし、形を覚えただけでは安定しないことがあります。
手足のタイミング、音のバランス、ハイハットの刻み、スネアのバックビート、バスドラムの位置、シンコペーション、ハイハットオープンなど、いくつもの要素がまとまって、安定した8ビートになります。
8ビートが安定しないと感じるときは、できない部分だけを急いで直そうとするよりも、8ビート全体を整理して学び直すことが大切です。
8ビート講座では、基本から応用までを順番に学びながら、安定して気持ちよく叩ける8ビートを目指していきます。
8ビートに不安がある方、自己流の練習で迷っている方、フィルインや16ビートに進む前に土台を整えたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
ドラムは、楽譜や動画を見ているだけでは分かりにくい部分がたくさんあります。
たとえば、どんな音を出せばいいのか、どのくらいの力加減で叩けばいいのか、曲に合わせるときに何を意識すればいいのかなど、実際に叩きながら覚えていくことが大切です。
船橋周辺で直接レッスンを受けたい方、またはZoomで個別に見てもらいたい方には、無料体験レッスンや課題曲マスターコースをご用意しています。
一方で、ご自宅で自分のペースで学びたい方には、動画で学べるオンライン会員、初心者8週間プログラム、買い切り型の単品オンライン講座もあります。
ご自身の目的や生活スタイルに合わせて、下記より学び方をお選びください。
\あなたに合ったドラムの学び方をお選びください/
直接教わりたい方には個人レッスン型、
自宅で学びたい方にはオンライン学習型をご用意しています。
個人レッスン型
講師に直接見てもらいながら、対面またはZoomでじっくり学びたい方におすすめです。
船橋周辺の方は対面レッスン、遠方の方はZoomオンラインレッスンにも対応しています。
「この曲を叩けるようになりたい」という方へ。課題曲に合わせて、必要な基礎からフレーズまで個別に練習していくコースです。
オンライン学習型
自宅で動画を見ながら、自分のペースで練習したい方におすすめです。
オンライン講座を見ながら練習したい方へ。分からないところをLINEで質問できる学習スタイルです。
完全初心者から、8週間でテンポ100の安定した8ビートを目指す伴走型オンライン講座です。
8ビート・16ビート・フィルイン・コーディネーションなど、必要な講座だけを買い切りで学びたい方におすすめです。








