- 現代社会では「本能的な喜び」が弱くなりやすい
- ドラムにはどのような本能があるのか
- 音を出したい本能
- 体を動かしたい本能
- リズムに乗りたい本能
- 仲間と一体になりたい本能
- 目立ちたい、表現したい本能
- 強くなりたい、上手くなりたい本能
- 感情を吐き出したい本能
- 本能だけで叩くと起こりやすいこと
- 理性は本能を抑えるものではなく、本能を満たすための道具
- ドラムにおける本能と理性の具体例
- 本能1:思い切り叩きたい
- 本能2:速く叩きたい
- 本能3:リズムに乗りたい
- 本能4:自由に表現したい
- 本能5:仲間と一体になりたい
- 本能6:感情を吐き出したい
- 初心者ほど「本能を消す」のではなく「本能を育てる」ことが大切
- 子どもにとってのドラムも、本能と理性を育てる良い機会
- ドラムは本能と理性のバランスを学べる楽器
- まとめ|ドラムは本能を音楽として育てる楽器
現代社会では「本能的な喜び」が弱くなりやすい
現代社会では、正しさ、効率、理屈、失敗しないことがとても重視されています。
もちろん、理性やルールは大切です。
人と一緒に生活していくためには、相手を思いやることも必要ですし、危険を避けるための判断も必要です。
ただ、その一方で、私たちは少しずつ「本能的な喜び」から離れているようにも感じます。
思い切り体を動かす。
大きな音を出す。
リズムに乗る。
感情を表に出す。
仲間と一体になる。
自分の中にあるエネルギーを外へ出す。
こういった人間らしい欲求は、本来とても自然なものです。
しかし、日常生活の中では、周りに迷惑をかけないように、失敗しないように、正しく振る舞うようにと、自分の感覚を抑える場面が多くなっています。
そのような中で、ドラムはとても本能的な楽器です。
叩く。
鳴らす。
体を動かす。
リズムに乗る。
音で感情を表現する。
ドラムには、人間が本来持っている「音を出したい」「体を動かしたい」「リズムに乗りたい」という欲求を満たしてくれる力があります。
ドラムの楽しさについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ただし、本能のままに叩くだけでは、音楽としてまとまらないこともあります。
そこで大切になるのが、理性です。
理性は、本能を抑え込むためのものではありません。
本能をより気持ちよく、より深く満たすために使うものです。
つまりドラムは、
本能を強く持ち、その本能を満たすために理性を使う楽器
だと言えます。
ドラムにはどのような本能があるのか
ドラムには、さまざまな本能的な欲求が関わっています。
ここでは、ドラム演奏に関係する代表的な本能を見ていきましょう。
音を出したい本能
人間には、音を出したいという本能があります。
手を叩く。
机を叩く。
足でリズムを取る。
声を出す。
何かを鳴らす。
子どもは特に分かりやすいですが、身の回りのものを叩いて音を出すことが好きです。
これは、決して悪いことではありません。
音を出すことは、自分の存在を外に表す行為でもあります。
ドラムは、その「音を出したい」という本能を、楽器として受け止めてくれます。
スネアを叩く。
バスドラムを鳴らす。
シンバルを鳴らす。
タムを回す。
自分の動きがそのまま音になる感覚は、とても身体的で、本能的な喜びがあります。
体を動かしたい本能
ドラムは、体を使う楽器です。
手だけではなく、足も使います。
右手、左手、右足、左足を組み合わせながら演奏します。
そのため、ドラムを叩くことは、ただ音楽を演奏するだけでなく、体を動かす喜びにもつながります。
スポーツに近い感覚もありますし、踊ることに近い感覚もあります。
特に、普段の生活で体を動かす機会が少ない方にとって、ドラムはとても良い刺激になります。
「体を動かして音を出す」というシンプルな行為には、頭で考えるだけでは得られない気持ちよさがあります。
リズムに乗りたい本能
人間には、リズムに乗りたい本能があります。
音楽を聴くと自然に足が動く。
手拍子をしたくなる。
体が揺れる。
好きな曲が流れると気分が上がる。
これは、とても自然な反応です。
ドラムは、そのリズムの中心にいる楽器です。
8ビート、16ビート、シャッフル、ロック、ファンク、ジャズなど、さまざまなリズムを通して、音楽の流れを体で感じることができます。
グルーヴについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ドラムを叩く楽しさは、単に譜面通りに音を出すことだけではありません。
リズムの中に入り、体で流れを感じ、自分自身が音楽の一部になることにあります。
仲間と一体になりたい本能
人間には、誰かと一体になりたいという欲求があります。
一緒に歌う。
一緒に手拍子をする。
一緒に踊る。
同じリズムを共有する。
音楽には、人と人をつなげる力があります。
ドラムは、バンドやアンサンブルの中で、全体を支える役割を持っています。
ギター、ベース、ボーカル、ピアノなど、他の楽器と一緒に演奏するとき、ドラムはテンポやグルーヴの土台になります。
自分だけが気持ちよく叩くのではなく、周りの音と混ざり合い、曲全体がひとつになる。
その瞬間には、とても本能的な喜びがあります。
目立ちたい、表現したい本能
「目立ちたい」「自分を表現したい」という欲求も、人間にとって自然なものです。
人前に出たい。
かっこよく見られたい。
自分の音を聴いてほしい。
自分らしさを出したい。
こういった気持ちは、決して悪いものではありません。
ドラムには、リズムを支える役割もありますが、フィルインやソロ、ダイナミクスによって、自分の個性を出すこともできます。
特にドラムは、音の迫力や動きの大きさがあるため、演奏している姿そのものにも魅力があります。
「かっこよく叩きたい」という気持ちは、ドラムを続ける大きなエネルギーになります。
強くなりたい、上手くなりたい本能
人間には、成長したいという本能もあります。
昨日できなかったことが、今日は少しできるようになる。
速く叩けるようになる。
難しいリズムが分かるようになる。
好きな曲に合わせて叩けるようになる。
このような成長の喜びは、ドラム練習の大きな魅力です。
「もっと上手くなりたい」という気持ちは、とても自然なものです。
ただし、その気持ちが強くなりすぎると、焦りや力みにつながることもあります。
だからこそ、理性を使って練習方法を整えることが大切になります。
感情を吐き出したい本能
ドラムには、感情を外に出す力があります。
嬉しいとき。
悔しいとき。
ストレスが溜まっているとき。
言葉にできない気持ちがあるとき。
ドラムを叩くことで、その感情を音に変えることができます。
もちろん、ただ力任せに叩けばよいわけではありません。
しかし、感情を抑え込むのではなく、音楽の中で表現することは、とても大切なことです。
強く叩く。
静かに叩く。
間を作る。
フレーズに気持ちを乗せる。
ドラムは、感情を音楽として表現するための楽器でもあります。
本能だけで叩くと起こりやすいこと
ドラムには、本能的な楽しさがあります。
しかし、本能だけで叩いてしまうと、演奏としてはうまくまとまらないこともあります。
たとえば、思い切り叩きたい気持ちが強すぎると、力任せになってしまいます。
その結果、腕や肩に力が入り、すぐに疲れてしまうことがあります。
また、大きな音を出したい気持ちが強すぎると、音量が大きくなりすぎて、周りの楽器とのバランスが崩れてしまいます。
速く叩きたい気持ちが強いと、テンポが走ってしまうこともあります。
フィルインで興奮して、元のリズムに戻れなくなることもあります。
これは初心者の方にもよくある悩みです。フィルインの後に元のリズムへ戻れない原因については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
さらに、自分の音だけに集中しすぎると、周りの音を聴けなくなることもあります。
好きなように叩いているつもりでも、バンド全体としてはまとまらない。
このようなことは、決して珍しくありません。
ただし、ここで大切なのは、本能を否定しないことです。
本能があるからこそ、ドラムは楽しいのです。
叩きたい。
鳴らしたい。
速く叩きたい。
目立ちたい。
感情を出したい。
こういった気持ちは、ドラムを続けるエネルギーになります。
問題は、本能そのものではありません。
その本能を、どう音楽として形にしていくかです。
そこで必要になるのが、理性です。
理性は本能を抑えるものではなく、本能を満たすための道具
ドラムにおける理性とは、本能を消すためのものではありません。
むしろ、本能をより気持ちよく満たすための道具です。
思い切り叩きたいなら、力任せではなく、体の使い方を整える必要があります。
大きな音を出したいなら、腕力だけではなく、脱力やスティックの使い方が大切です。
速く叩きたいなら、いきなり速く叩くのではなく、ゆっくり練習して動きを整える必要があります。
自由に叩きたいなら、基礎パターンや音符、手順、フィルインの引き出しが必要です。
バンドと一体になりたいなら、テンポやグルーヴ、音量のバランスを整える必要があります。
つまり、理性は本能の敵ではありません。
本能を音楽として成立させるための味方です。
感覚と理論、右脳と左脳のバランスについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ドラム練習とは、本能を削除する作業ではありません。
本能を音楽として成熟させる作業です。
ドラムにおける本能と理性の具体例
ここからは、ドラムにおける本能と、それをコントロールするための理性について、具体的に見ていきましょう。
本能1:思い切り叩きたい
ドラムを始めると、多くの方が「思い切り叩きたい」と感じます。
これはとても自然な欲求です。
ドラムは、スティックで打面を叩き、音を鳴らす楽器です。
そのため、体のエネルギーを外に出す感覚があります。
特にスネアやシンバルを気持ちよく鳴らしたときの感覚は、ドラムならではの魅力です。
ただし、思い切り叩きたい気持ちだけで叩くと、力みにつながることがあります。
肩に力が入る。
腕が固まる。
手首が動かない。
すぐに疲れる。
音が硬くなる。
このような状態では、思い切り叩いているつもりでも、実際には体に負担がかかってしまいます。
そこで必要になる理性は、脱力、スティックの持ち方、音量調整、フォーム、長く叩いても疲れない体の使い方です。
力任せではなく、脱力して叩くことが大切です。脱力については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
理性によって体の使い方を整えることで、思い切り叩く本能は、より気持ちよく満たされます。
本能2:速く叩きたい
ドラムをやっていると、「速く叩けるようになりたい」という気持ちが出てきます。
速い8ビートを叩きたい。
細かい16ビートを叩きたい。
ダブルストロークを速くしたい。
バスドラムの連打を安定させたい。
このような欲求は、成長したい本能ともつながっています。
ただし、速く叩きたいからといって、いきなり速く練習すると、動きが雑になりやすいです。
手順が崩れる。
力が入る。
テンポが乱れる。
音の粒がそろわない。
体が追いつかなくなる。
速く叩くためには、逆にゆっくり練習する理性が必要です。
メトロノームを使う。
手順を整理する。
無駄な力を抜く。
小さな動きで叩く。
少しずつテンポを上げる。
このように練習することで、速く叩きたい本能を、無理なく満たすことができます。
ドラムの上達には、ただ長く練習するだけでなく、効果的な練習方法を選ぶことが大切です。
本能は「速く叩きたい」と言います。
理性は「そのために、今日はゆっくり正確に叩こう」と考えます。
このバランスが、上達にはとても大切です。
本能3:リズムに乗りたい
ドラムの大きな魅力は、リズムに乗れることです。
曲に合わせて8ビートを叩く。
16ビートで体が揺れる。
シャッフルの跳ねた感じを楽しむ。
バンド全体のグルーヴに入っていく。
これは、とても本能的な喜びです。
しかし、リズムに乗りたい気持ちだけで叩いていると、テンポが不安定になることがあります。
気持ちが前に出すぎて走る。
難しいところで遅れる。
フィルインで拍を見失う。
曲の流れが分からなくなる。
そこで必要になる理性は、拍を感じること、カウントすること、基本パターンを学ぶこと、グルーヴを意識することです。
8ビートや16ビートなどの基本パターンは、リズムに乗るための土台になります。
初心者の方が最初に何から練習すればよいかについては、こちらの記事でも解説しています。
リズムに乗る本能を満たすためには、拍を感じる理性が必要です。
理性で土台を整えるからこそ、安心してリズムに乗ることができます。
本能4:自由に表現したい
ドラムを続けていると、ただ決まったパターンを叩くだけでなく、自由に表現したくなります。
フィルインを入れたい。
自分らしいフレーズを叩きたい。
曲の盛り上がりに合わせて音を変えたい。
ドラムソロにも挑戦してみたい。
これは、表現したい本能です。
ただし、自由に叩きたい気持ちだけでは、演奏がまとまらないこともあります。
どこでフィルインを入れればよいか分からない。
音符の長さがあいまいになる。
手順がバラバラになる。
同じフレーズばかりになってしまう。
自由に叩いているつもりが、曲の流れから外れてしまう。
自由に表現するためには、理性による準備が必要です。
ルーディメンツ。
フィルイン。
音符の理解。
フレーズの引き出し。
曲の構成を感じる力。
こうした基礎があるからこそ、自由な表現が生きてきます。
ドラムの基礎要素については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
本当の自由は、何も考えずに叩くことではありません。
基礎が体に入ったうえで、必要なときに自然に出てくる状態です。
本能5:仲間と一体になりたい
ドラムは、ひとりで練習することもできますが、バンドやアンサンブルの中で大きな魅力を発揮します。
ベースと一緒にリズムを作る。
ギターやピアノのフレーズを支える。
ボーカルが歌いやすいようにグルーヴを作る。
曲全体の盛り上がりをコントロールする。
こうした演奏には、仲間と一体になりたい本能が関係しています。
ただし、自分の気持ちだけで叩いてしまうと、周りとズレてしまうことがあります。
自分だけ音量が大きい。
テンポが前に行きすぎる。
フィルインを入れすぎる。
周りの音を聴けない。
曲全体の流れより、自分の演奏を優先してしまう。
そこで必要になる理性は、周りの音を聴くこと、テンポを安定させること、音量を合わせること、曲全体の流れを感じることです。
ドラムは目立つ楽器ですが、同時に支える楽器でもあります。
自分の本能を大切にしながら、周りと一体になるための理性を持つことで、演奏はより深くなります。
本能6:感情を吐き出したい
ドラムには、感情を吐き出す力があります。
強く叩きたい。
激しく叩きたい。
悔しさを音にしたい。
嬉しさをリズムにしたい。
言葉にならない気持ちを表現したい。
こういった感情は、ドラム演奏の大切なエネルギーです。
ただし、感情のままに暴れるだけでは、音楽として伝わりにくくなります。
ずっと強く叩くだけでは、聴いている人は疲れてしまいます。
ずっと速く叩くだけでは、曲の表情がなくなってしまいます。
感情を出しているつもりでも、音が乱れてしまうことがあります。
そこで必要になる理性は、強弱をつけること、静と動を使い分けること、フレーズに感情を乗せることです。
怒りや喜び、悔しさや高揚感を、ただぶつけるのではなく、音楽の中で形にする。
それが、ドラムにおける感情表現です。
本能をそのまま出すのではなく、理性で形を整えることで、感情はより深く伝わります。
初心者ほど「本能を消す」のではなく「本能を育てる」ことが大切
ドラム初心者の方は、どうしても間違えないように、正しく叩こうとしすぎることがあります。
譜面通りに叩かなければいけない。
テンポを間違えてはいけない。
手順を間違えてはいけない。
先生に言われた通りにやらなければいけない。
もちろん、正しく練習することは大切です。
しかし、頭で考えすぎると、ドラム本来の楽しさを感じにくくなることがあります。
ドラムの楽しさは、本来とても身体的なものです。
音を出す楽しさ。
リズムに乗る楽しさ。
体を動かす気持ちよさ。
少しずつできるようになる喜び。
初心者の方ほど、まずはこの感覚を大切にしてほしいと思います。
そのうえで、少しずつ理性を使って整えていけば大丈夫です。
最初から完璧に叩ける必要はありません。
むしろ、最初は「叩いて楽しい」と感じられることがとても大切です。
大人からドラムを始める方も、遅すぎることはありません。大人のドラムについては、こちらの記事でも解説しています。
ドラムは、本能を消す楽器ではありません。
本能を育てる楽器です。
子どもにとってのドラムも、本能と理性を育てる良い機会
子どもは、本能的に音を出したり、体を動かしたりすることが好きです。
何かを叩く。
走る。
跳ねる。
声を出す。
リズムに合わせて動く。
こうした行動は、子どもにとって自然なものです。
ドラムは、その本能を否定せずに受け止めることができます。
ただし、ドラムでは好き勝手に叩くだけではなく、リズム、順番、音量、集中力、協調性も必要になります。
つまり、ドラムは子どもの本能を活かしながら、理性も育てられる楽器です。
音を出したい本能を、リズムとして整える。
体を動かしたい本能を、演奏として形にする。
目立ちたい気持ちを、表現力に変える。
自由に叩きたい気持ちを、音楽の中で活かす。
これは、子どもにとってとても良い学びになります。
子どものドラムレッスンについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
子どもにとって大切なのは、本能を押さえつけることではありません。
本能をどう扱うかを、少しずつ学んでいくことです。
ドラムは、そのための良い入り口になると思います。
ドラムは本能と理性のバランスを学べる楽器
ドラムは、本能だけでも成立しません。
理性だけでも楽しくありません。
本能だけで叩くと、音量が大きくなりすぎたり、テンポが乱れたり、周りの音を聴けなくなることがあります。
一方で、理性だけで叩くと、間違えないことばかり考えて、音楽の楽しさやグルーヴが弱くなってしまうことがあります。
大切なのは、本能と理性のバランスです。
叩きたい。
音を出したい。
リズムに乗りたい。
感情を表現したい。
仲間と一体になりたい。
この本能を大切にする。
そして、その本能をより良い形で満たすために、フォーム、脱力、基礎練習、テンポ、音量、グルーヴを理性で整える。
この両方があるからこそ、ドラムは楽しくなります。
本能と理性のバランスについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ドラムの練習は、ただ正解を覚えるためのものではありません。
自分の中にあるエネルギーを、音楽として育てていく時間です。
まとめ|ドラムは本能を音楽として育てる楽器
ドラムは、本能を削除する楽器ではありません。
本能を音楽として育てる楽器です。
音を出したい。
体を動かしたい。
リズムに乗りたい。
思い切り叩きたい。
自由に表現したい。
仲間と一体になりたい。
感情を吐き出したい。
こういった欲求は、ドラムを始めるうえでとても大切な入口です。
ただし、本能のままに叩くだけでは、演奏としてまとまらないこともあります。
だからこそ、理性を使います。
フォームを整える。
脱力を覚える。
ゆっくり練習する。
メトロノームを使う。
音量を調整する。
周りの音を聴く。
グルーヴを感じる。
理性は、本能を押さえ込むためのものではありません。
本能をより気持ちよく、より深く満たすための道具です。
「叩きたい」
「音を出したい」
「リズムに乗りたい」
その気持ちは、ドラムを始めるうえでとても大切です。
その本能を大切にしながら、理性で少しずつ整えていくことで、ドラムはもっと楽しく、もっと深くなっていきます。
ドラムは、ただ上手くなるためだけのものではありません。
人間らしい喜びを思い出し、自分の中にあるエネルギーを音楽として育てていく楽器です。
ドラムは、楽譜や動画を見ているだけでは分かりにくい部分がたくさんあります。
たとえば、どんな音を出せばいいのか、どのくらいの力加減で叩けばいいのか、曲に合わせるときに何を意識すればいいのかなど、実際に叩きながら覚えていくことが大切です。
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