ブラシとは、細いワイヤーやナイロンを束ねた、スティックとはまったく違う構造のドラム用の道具です。特にジャズドラムで多く使われ、スネアの打面を擦ることでスティックでは出せない独特の温かいサウンドを作り出します。
ここでは、初心者の方にもわかりやすく、ブラシの種類(材質)と演奏方法について解説していきます。「ドラム ブラシ」「ブラシ 演奏」「ジャズドラム 初心者」などのキーワードを探している方にも役立つ内容です。
ブラシの材質による違い
ブラシは大きく「ワイヤータイプ」と「ナイロンタイプ」の2種類があります。材質が違うと音の質感・重さ・扱いやすさが変わってきます。
① ワイヤータイプ
金属製の細いワイヤーを束ねたブラシです。ジャズ特有のあたたかいサウンドを出しやすく、ブラシ特有の“シュワッ”とした擦る音がもっとも綺麗に響きます。表現の幅が広いため、ジャズをやりたい方には必須アイテムです。
② ナイロンタイプ
プラスティック製の繊維を束ねたブラシです。ワイヤーよりも軽くて扱いやすく、柔らかめのサウンドが特徴。金属ワイヤーと違い、打面に優しいため初心者にも扱いやすいブラシです。
ブラシ演奏の基本
ブラシの演奏は、スティックとはまったく違うアプローチになります。基本は次の2つです。
- 叩く(タップ)音:軽いアタックで丸い音を出す
- 擦る(スウィープ)音:打面を円を描くように撫でて柔らかいノイズ成分を出す
特に「擦る音(スウィープ)」を綺麗に出すためには、ドラムヘッドがコーテッドタイプである必要があります。コーテッドは表面がザラザラしており、ブラシがしっかり引っかかるためです。
ヘッドについての詳しい解説はこちら: ▶ ドラムヘッドの種類と選び方はこちら
まとめ:ブラシはドラムの世界を広げるアイテム
ブラシは、ジャズはもちろん、バラードやアコースティック編成にも相性が良い道具です。スティックと違う繊細でおしゃれなサウンドが出せるため、表現の幅を広げたい方はぜひ習得してみてください。
当教室のドラム講師はブラシ演奏の経験が豊富なので、ぜひ一度、当ドラム教室の無料体験レッスンを受けてみて、教室やレッスンの雰囲気を体験してみてください。遠方の方はオンラインレッスンもやっていますし、初心者から上級者までのオンライン講座もあります。

