こんにちは!
船橋日大前駅から徒歩6分の「川島広明ドラム教室」です。
これまでの連載では「ストローク」「音符」「手順」についてお話ししてきました。
今回は4つ目の要素、「リズム」の本質に迫ります。
特に、少し経験を積んできた方にとって理解しておきたい、とても重要な考え方です。
■ リズムの正体とは?
普段叩いている「リズム」。
実は以下の 3つの要素の組み合わせでできています。
- 音符を選ぶ(どの長さの音を使うか)
- 楽器を選ぶ(どの楽器で鳴らすか)
- 手順を選ぶ(どの手・足で叩くか)
たとえば、定番の 8ビート を分解するとこうなります。
- 音符 → 8分音符
- 楽器 → HH(ハイハット)、BD(バスドラ)、SD(スネア)
- 手順 → HHは右手、スネアは左手、バスドラは右足 …など
つまり「リズム」とは
音符 × 楽器 × 手順
という3つの要素が“組み合わさって生まれる構造物”なんです。
■ リズムの構造を理解するメリット
この“リズムの構造”を理解すると、ドラム演奏の見え方が180度変わります。
● 楽譜の読み方が深くなる
ただの音符の並びではなく、
「これはサンバっぽさがあるな」
「8ビートにファンクの味付けが入ってるな」
といった“背景”が見えるようになります。
● リズムの意図が分かる
作曲者・ドラマーが「どんな音楽性を入れたいのか」を読み取れるようになります。
● 応用力が爆増する
単に叩くだけでなく「なぜそのリズムがそう聞こえるのか」が理解できるので、
あなた自身が リズムを再構築する力 が身につきます。
■ オリジナルフレーズ作成への応用
リズムの構造を理解すると、
既存のリズムを自在に組み替えて、新しいフレーズが作れるようになります。
例えば…
● ロック × ラテンの要素を融合
8ビートにラテンのパーカッションリズムを混ぜてみる。
● ボサノバ × クラーベ
柔らかいボサノバにカスカラ風クラーベ(3-2 / 2-3)を乗せる。
● ファンク × サンバ
ハイハットはファンクの跳ね方、足はサンバのリズムで構成する。
こうした“ジャンルの融合”ができるようになり、
誰ともかぶらない独自のドラミングが身につきます。
■ まとめ:リズムは「理屈」を知ると一気に自由になる
リズムは“センス”だけではありません。
音符・楽器・手順の3つを理解すると、構造的に考えられるようになります。
・楽譜の理解が深まる
・リズムの背景が見える
・自分だけのフレーズを作れる
・ジャンルの掛け合わせができる
これは、中級者以上を目指す上で絶対に身につけたい視点です。
■ 無料体験レッスンのご案内
当教室では、こういった「概念的で応用力がつくレッスン」も、生徒一人ひとりに合わせて丁寧に指導しています。
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