こんにちは!
船橋日大前駅から徒歩6分の「川島広明ドラム教室」です。
これまでのシリーズでは、8要素の中の「グルーヴ」まで解説してきました。
今回は7つ目のテーマとして、多くのドラマーが憧れる“テクニック”の部分、とくに効率的な動きでスピードと持久力を手に入れられる「モーラー奏法」について詳しくお話ししていきます。
■ □ 人体の仕組みを使った効率的な打ち方 ― モーラー奏法とは?
「もっと速く叩けるようになりたい」
「長時間叩くと腕がパンパンに疲れてしまう…」
そんな悩みを解決してくれるのが、身体の構造や力学的な原理を活かした“モーラー奏法”です。
力任せのショットではなく、スティックが生み出すリバウンド(跳ね返り)のエネルギーを最大限に利用して音を出すのがこの奏法の特徴。
リバウンドを味方につけることで、腕に無駄な力を入れずに、驚くほど楽に速いフレーズが叩けるようになります。
「頑張らないのに速くなる」という、一見矛盾しているようで実は理にかなった打ち方なのです。
■ □ モーラー奏法はここから始める!腕一振りで3打出す「モーラートリップレッツ」
モーラー奏法の入口として、まず取り組んでほしいのが3連符を使った“モーラートリップレッツ”です。
やり方はシンプルで、
1打目:腕を振り下ろして打つ(ダウンストローク)
2打目・3打目:スティックのリバウンドを利用して自然に鳴らす
ポイントは、2打目と3打目を“自力で叩かない”こと。
跳ね返る力に任せて音が出る感覚を身体に染み込ませることが大切です。
そして2〜3打目が鳴っている間に、次の1打目へ向けて腕をスッと上げて準備しておく。
この一連の動きがつながると、腕の負担はほとんど変わらないまま、3つの音を安定して鳴らすことができるようになります。
「たくさん叩いているのに、腕は全然疲れない」という状態がここに生まれます。
■ □ モーラー奏法を習得するメリット
モーラー奏法を身につけることで、演奏面にさまざまなポジティブな変化が出てきます。
・高速フレーズが少ない力でスムーズに叩ける
・長時間の演奏で腕が疲れにくくなる
・セット内の移動やフレーズ展開が軽やかになる
・4打、5打など音数の多いテクニックへの発展がしやすい
リバウンドを利用するという考え方を応用すると、効率の良いショットが自然と身につき、プレイの幅も大きく広がっていきます。
■ □ 当教室ではレベルに合わせて丁寧に指導しています
川島広明ドラム教室では、モーラー奏法のような専門性の高いテクニックも、生徒さんのレベルや目標に合わせて丁寧にレッスンしています。
「もっと速く叩けるようになりたい」
「疲れずに安定した演奏ができるようになりたい」
そんな方は、ぜひ一度無料体験レッスンにお越しください。
モーラー奏法をはじめ、効率的で気持ちいいドラミングを一緒に身につけていきましょう!

