こんにちは、ドラム講師の川島です。
ドラムを始めたばかりの方が音楽スタジオに入ったとき、意外と迷うのがドラムセットのセッティングです。
「椅子はどのくらいの高さにすればいいの?」「スネアはどこに置けばいい?」「ハイハットは高い方がいい?」「タムやシンバルはどのくらい近づければいい?」など、ドラムセットには動かせる部分がたくさんあるので、初心者の方ほど迷いやすいと思います。
しかし、ドラムのセッティングにはある程度の基本的な考え方があります。
そして私が一番大切だと思っているのは、ドラムセットに自分の体を合わせるのではなく、自分が自然体でリラックスして座った状態にドラムセットを合わせていくということです。
ドラムセットがすでに置いてあるからといって、その位置に無理やり自分の手足を合わせる必要はありません。
まず自分が自然な姿勢で座る。そのあとで、その体の形に合わせてペダル、スネア、ハイハット、タム、シンバルを配置していきます。
この記事では、私が初心者の方におすすめしている基本的なドラムセッティングから、実際に私自身が行っている細かな調整まで順番に解説していきます。
基本的には、
- 椅子
- 両足
- ペダル
- スネア
- ハイハット
- タム
- シンバル
という順番で決めていくと、セッティングしやすくなります。
その中でも特に重要なのが、実はタムやシンバルではなく両足の位置です。
- ドラムセッティングで一番大切なのは「両足の位置」
- まず椅子の高さと位置を決める
- バスドラムペダルとハイハットペダルを両足に合わせる
- スネアの高さと位置を決める
- ハイハットはスネアより約15cm高い位置を基本にする
- ハイタム・ロータム・フロアタムの基本位置
- クラッシュシンバルとライドシンバルの位置
- 初心者はまず基本セッティングに慣れてから微調整する
- 私の場合はバスドラムペダルを少し前に出す
- スネアはオープンリムショットが叩きやすい角度に微調整
- プロドラマーを見てもセッティングは大きく違う
- 自分に合ったドラムセッティングを見つける5つのチェックポイント
- スタジオに入ったらこの順番でセッティングしよう
- ドラムセットは自分の体に合わせて作っていく
ドラムセッティングで一番大切なのは「両足の位置」
私がドラムセットをセッティングするとき、最初に考えるのは両足の位置です。
まずドラムスローンに座ります。
このとき、まだバスドラムペダルやハイハットペダルの位置に足を合わせようとしないでください。
何も考えず、自然にリラックスして座ってみます。
そこから右足と左足を自然に床へ置きます。
基本的には、スネアを中心として右足と左足が左右に自然に広がっているような状態になります。
ここで「左右対称にしなければいけない」と考えて、大きく足を広げる必要はありません。
あくまで大切なのは、自分が自然体で座っていられる足の開き方です。
足の幅が狭すぎると、両足の間にスネアが入りません。
反対に足を広げすぎると、股関節や脚に違和感が出てきます。演奏しているうちに疲れてしまう原因にもなります。
ですので、まずは椅子に座り、肩、腰、股関節に余計な力が入っていない状態で両足を床へ置いてみてください。
その位置が、ドラムセッティングのスタート地点になります。
この状態をドラムセットの真上から見てみると分かりやすいです。
椅子があり、その前にスネアがあります。そしてスネアを中心に、右側へ右足、左側へ左足が自然に開いています。
右足の先にはバスドラムペダル、左足の先にはハイハットペダルが来る形です。

初心者の方は、まずこの形を基本として覚えておくとセッティングがかなり楽になります。
まず椅子の高さと位置を決める
両足の位置を決める前提として、とても重要になるのがドラムスローン、つまり椅子の高さです。
椅子の高さが変わると、膝の角度も変わりますし、スネアとの高さの関係も変わります。さらにバスドラムペダルやハイハットペダルの踏みやすさまで変わってきます。
ですので、スネアやタムを先に細かく合わせてから最後に椅子の高さを変えてしまうと、それまで合わせた位置をほとんど全部調整し直すことになります。
まずは椅子を決める。そのあとに両足を決める。この順番が重要です。
ドラムスローンの高さや座り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
椅子に座ったときに、体を前へ無理に倒したり、逆に後ろへ反ったりせず、そのまま自然に両足を動かせる状態を作ってください。
セッティングの土台は、すべてここから始まります。
バスドラムペダルとハイハットペダルを両足に合わせる
椅子に座って自然な両足の位置が決まったら、その足の位置にペダルを合わせていきます。
右足の先にバスドラムペダル、左足の先にハイハットペダルを持ってきます。
ここでも考え方は同じです。
ペダルが置いてある場所に足を合わせるのではなく、自然な足の場所にペダルを持ってきます。
これは非常に重要です。
スタジオなどでは、前に使った人のセッティングがそのまま残っていることがあります。
バスドラムペダルとハイハットペダルが極端に狭かったり、逆にかなり広かったりすることもあります。
その状態を見て「ドラムはこういうものなのかな」と思って、そのまま自分の足をペダルへ合わせてしまうと、不自然な姿勢になってしまいます。
まず座る。そして自然に足を置く。その場所へペダルを移動する。
この順番を覚えてください。

フットペダルは位置だけではなく、スプリングやビーター角度などでも踏み心地が大きく変わります。
フットペダル自体の調整についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
スネアの高さと位置を決める
両足とペダルの位置が決まったら、次はスネアです。
スネアはドラムセットの中心ともいえる楽器ですので、ここが高すぎたり低すぎたりすると、演奏全体に影響します。
私がスネアの高さを決めるときは、単純に「床から何センチ」という決め方はしません。
なぜなら、ドラマーによって身長も違いますし、腕の長さも違うからです。
まずスローンに自然に座ります。
そしてスティックを持ち、肩の力を抜きます。
腕をだらんと自然な状態から構え、肘をおよそ90度程度に曲げます。
そのとき、肘から手首、さらにスティックの先端へ自然につながっていくラインを作ります。
そして、そのスティックの先端付近にスネアの打面中央が来るように、スネアの高さと位置を調整します。

この方法で合わせると、「スネアが高いから肩を持ち上げなければならない」「スネアが低いから前かがみにならなければならない」という状態を避けやすくなります。
ここでも重要なのは、スネアの高さに自分の腕を合わせるのではなく、自分の自然な腕の位置へスネアを持ってくるということです。
自分の体が基準です。
ドラムセットが基準ではありません。
ハイハットはスネアより約15cm高い位置を基本にする
次にハイハットです。
私が初心者の方に最初の目安としておすすめしているのは、スネアよりもハイハットを約15cm高くするセッティングです。
もちろん15cmでなければいけないという意味ではありません。
体格や演奏スタイルによって変わりますので、最初にセッティングするときの一つの目安として考えてください。
なぜある程度高さをつけるのかというと、ハイハットとスネアの高さが近すぎると、左右のスティックがぶつかりやすくなるからです。
一般的なクロスハンドの演奏では、右手でハイハットを叩き、その下を通るように左手でスネアを叩きます。
例えばスネアとハイハットの高さの差が5cm程度しかないと、右手と左手のスティックがかなり近くなります。
演奏中にスティック同士が当たりやすくなったり、左手を必要以上に低く構えたりする原因になります。
そこで最初は15cm程度の高低差を作ってみます。

そこから実際に8ビートを叩いてみて、「少し高すぎる」「もう少し低い方が右手が楽」という場合には数センチずつ調整してください。
ハイハットの高さも、数字だけで決めるものではありません。
右肩を持ち上げず、左手のスネア演奏も邪魔せず、両手が自然に動く位置を探していきます。
ハイタム・ロータム・フロアタムの基本位置
スネアとハイハットが決まったら、次はタム類です。
一般的なドラムセットであれば、スネアの前方にハイタム、その右側にロータム、そして自分の右側にフロアタムがあります。
私が初心者の方に基本として伝えているセッティングでは、ハイタムはスネアよりも約10cm高い位置を一つの目安にしています。
その右側にロータムを置きます。
そしてスネアの右隣にはフロアタムを置き、フロアタムはスネアとだいたい同じくらいの高さを基本にします。
ただし、これも完全に10cmでなければいけないということではありません。
タムのサイズやバスドラムのサイズによって、物理的に置ける高さも変わります。
特にハイタムとロータムは、バスドラムの上に設置することが多いため、大きなタムを使っている場合にはどうしても少し高くなることがあります。
ここで確認してほしいのは、実際にスネアからタムへ移動したときの体の動きです。
スネアを叩いたあと、ハイタムへ自然にスティックを移動できるでしょうか。
タムを叩くたびに肩が大きく上がってしまったり、腕を無理に伸ばしたりするのであれば、高すぎたり遠すぎたりする可能性があります。
また、タムを極端に自分側へ傾けすぎると、スティックが打面に対して不自然な角度で入ってしまいます。
初心者のうちは、まず比較的自然な角度から始めて、フィルインなどを叩きながら微調整していくのがおすすめです。
クラッシュシンバルとライドシンバルの位置
最後にシンバル類を配置していきます。
私が基本として考えている位置では、左側のクラッシュシンバルはハイタムより約15cm高い位置、右側のクラッシュシンバルはロータムより約15cm高い位置を一つの目安にしています。
そしてフロアタムの右側にライドシンバルを配置し、フロアタムより約15cm高い位置を目安にします。
これも、あくまでスタート地点です。
シンバルで最も大切なのは、肩を持ち上げたり腕を思い切り伸ばしたりしなくても自然に届くことです。
例えばクラッシュシンバルを高く設置すると見た目は派手になりますが、毎回肩を大きく持ち上げて叩かなければならないのであれば、自分にとっては高すぎる可能性があります。
ライドシンバルについても同じです。
遠すぎる場所に置けば、演奏中ずっと右腕を前へ伸ばし続けることになります。
基本的には、体の中心から大きく離れすぎない範囲で、自分が自然にスティックを運べる場所を探してください。

ここまで来ると、初心者向けの基本的なドラムセットの形が完成します。
初心者はまず基本セッティングに慣れてから微調整する
ここまで紹介してきたセッティングは、私が初心者の方にまず試してほしい基本的な形です。
しかし、このセッティング以外は間違いということではありません。
むしろドラムに慣れてくると、ドラマーごとにかなり違ったセッティングになっていきます。
それでも初心者のうちは、最初から極端なセッティングにするよりも、一度基本的な位置で叩いてみることをおすすめします。
なぜなら、基本を経験していないと「自分にとって何が叩きにくいのか」が分からないからです。
まず基本的な位置にセットする。
実際に叩いてみる。
そこで違和感を探します。
例えば、
- ハイハットが少し遠い
- スネアが少し低い
- フロアタムへ移動するときに肩が力む
- ライドシンバルが遠く感じる
- バスドラムを踏むと右脚が窮屈になる
というようなことが出てくると思います。
その違和感を一つずつ直していくことで、自分のセッティングが出来上がっていきます。
私の場合はバスドラムペダルを少し前に出す
ここからは、基本的なセッティングから私自身がどのように微調整しているのかを紹介します。
先ほど、バスドラムペダルとハイハットペダルを左右に自然に配置すると説明しました。
しかし実際の私のセッティングを見ると、ペダルそのものは完全な左右対称にはなっていません。
右側のバスドラムペダルを、左側のハイハットペダルよりも少し前へ出しています。
なぜかというと、私はバスドラムでスライド奏法というテクニックを使うからです。
スライド奏法を使う場合、私の場合はバスドラムペダルを少し前へ置いておいた方が演奏しやすくなります。
通常のバスドラムを踏むとき、私はペダルの一番前の部分を直接踏むのではなく、ペダルの前端から5cm程度手前に下がった位置につま先を置いています。
一方、左足で踏むハイハットペダルでは、つま先を比較的前の方へ置いています。
そのため、自分の両脚そのものは自然なバランスで座っているのですが、ペダルだけを見ると右側のバスドラムペダルが少し前へ出ています。
これが私にとっての微調整です。
つまり重要なのは、ペダルそのものを左右対称に見せることではなく、両脚が自然な状態になっていることです。
バスドラムの基本的な踏み方やテクニックについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
スネアはオープンリムショットが叩きやすい角度に微調整
もう一つ、私が細かく調整しているのがスネアの角度です。
私はスネアを完全な水平にはせず、ほんの少しだけ自分側へ傾けています。
これはオープンリムショットを叩きやすくするためです。
オープンリムショットは、スネアの打面とリムを同時に叩いて、通常よりも強く抜けの良い音を出す奏法です。
私の場合、スネアが完全な水平だと、オープンリムショットを狙ったときに微妙に位置が合わず、ミスショットになることがあります。
そこで、自分がオープンリムショットを自然に叩いたときにスティックがちょうど良い角度でリムへ当たるよう、スネアをほんの少し自分側へ傾けています。

これは見た目ではほとんど分からない程度の違いかもしれません。
しかし、私にとっては譲れないポイントです。
こういう細かな違いが、そのドラマーのセッティングになっていきます。
「スネアは何度傾けるのが正解なのか」と考えるより、自分がよく使う奏法を自然に演奏できる角度はどこなのかを探す方が大切です。
プロドラマーを見てもセッティングは大きく違う
ドラムのセッティングに絶対的な正解が一つではないことは、さまざまなプロドラマーを見ても分かります。
同じドラムという楽器を演奏していても、椅子の高さ、スネアの高さ、ハイハットの位置、シンバルの角度などはかなり違います。
それぞれの体格や奏法、演奏するジャンルによって、叩きやすい形が変わるからだと思います。
ダフニス・プリエトのハイハット位置
例えば、キューバ出身のラテン・ジャズ系ドラマー、ダフニス・プリエトです。
私が演奏を見た印象では、ハイハットをかなり自分側へ引き寄せたセッティングをしていることがあります。
一見すると、左足がかなり窮屈そうに見えます。
しかし、それを一般的な基本セッティングと比較して「間違っている」と考える必要はありません。
その人が演奏する音楽や奏法の中では、その位置が使いやすい可能性があります。
こういったセッティングを見ると、ジャンルや奏法によってドラムの配置はかなり変わるということが分かります。
デイヴ・ウェックルの高いスネア
もう一人、フュージョン系のドラマーとして有名なデイヴ・ウェックルも、非常に特徴のあるセッティングだと私は感じています。
私が見る限り、スネアの位置がかなり高く、おへそに近いくらいの高さに感じることがあります。
デイヴ・ウェックルはレギュラーグリップ、いわゆるトラディショナルグリップを使うことも多いドラマーです。
もちろん本人がどのような意図でその高さにしているのかを私が断定することはできませんが、そのグリップや体の使い方に適したセッティングがあるのだと思います。
ジャズドラマーに見られる傾いたスネア
レギュラーグリップを使うジャズドラマーでは、スネアを右側へかなり傾けているセッティングを見ることもあります。
レギュラーグリップでは左手の持ち方がマッチドグリップとは違うため、スネアを傾けることで左手のスティックを打面に対して自然に入れやすくなる場合があります。
特にスネアをオープンに鳴らしたい場合などには、その人のグリップに合った角度が重要になってきます。
ハードロック系に見られる低い椅子
ハードロック系のドラマーを見ると、比較的椅子を低くしている人もいます。
膝が90度よりも深く曲がり、見た目には腰の位置より膝の位置の方が高く見えるようなセッティングです。
パワーを重視したバスドラムの踏み方などと相性が良く、そのようなポジションを選んでいるドラマーもいるのだと思います。
ただし、椅子を低くすれば必ず音が大きくなるという単純な話ではありません。
あくまで、そのドラマーがどのように足を使うのかという奏法との組み合わせです。
スピード系ドラマーでは椅子が高いケースもある
反対に、速いフットワークや細かい動きを得意とするドラマーでは、椅子が高いケースもあります。
私が特に印象に残っているのがクリス・デイヴです。
私は以前、クリス・デイヴのライブを実際に見たことがあります。
たしかニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードだったと思います。
そのときの椅子がとにかく高かったことを覚えています。
ほとんどガードレールに腰掛けているだけのような感じで、「立って叩いているんじゃないか」と思うくらいでした。
イメージとしては、おしゃれなバーにある高いカウンターチェアに腰掛けながらドラムを叩いているような感じです。
もちろん、そのセッティングがすべての人に合うわけではありません。
しかし、トップクラスのドラマーを見てもこれだけ違いがあるというのは、とても面白いところだと思います。

自分に合ったドラムセッティングを見つける5つのチェックポイント
では、最終的に自分に合っているかどうかは何を基準に判断すればいいのでしょうか。
私は次の5つをチェックすると分かりやすいと思います。
1.両足が自然な位置にあるか
最初に確認してほしいのは、やはり両足です。
バスドラムとハイハットを踏んでいるときに、股関節や膝が不自然な方向へねじれていないか確認してください。
2.肩や肘に余計な力が入っていないか
スネア、ハイハット、タム、シンバルを叩いたときに肩が持ち上がるのであれば、高すぎたり遠すぎたりする可能性があります。
「力を抜こう」と意識するだけではなく、そもそも力を入れなくても届く位置へ楽器を動かすことも重要です。
ドラムで力を抜くということについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
3.スネアやタムへ自然にスティックが届くか
スネアからハイタム、ロータム、フロアタムへ順番に叩いてみてください。
腕を大きく伸ばさなくても、自然な流れで移動できれば大丈夫です。
どこか一つだけ極端に遠い場所がある場合には、そのパーツの位置を少し変えてみます。
4.ペダル操作で股関節や太ももに違和感がないか
バスドラムとハイハットは、ドラムの演奏中ずっと足で操作しています。
ですので、数分叩いただけでは問題がなくても、長時間演奏すると足が疲れる場合があります。
そのようなときに「自分は体力がないから」と考えるのではなく、ペダル位置や椅子の高さも一度確認してみてください。
5.自分がよく使う奏法が無理なくできるか
基本セッティングに慣れてきたら、最後は自分の奏法に合わせて調整します。
私であれば、バスドラムのスライド奏法とスネアのオープンリムショットが重要です。
人によってはレギュラーグリップかもしれませんし、ツインペダルかもしれません。
自分がよく使う技術が自然に演奏できるかという視点で見ていくと、自分だけのセッティングが徐々に出来上がっていきます。
スタジオに入ったらこの順番でセッティングしよう
最後に、音楽スタジオへ入ったときのセッティング手順をまとめます。
初心者の方は、毎回この順番で行うと迷いにくいと思います。
- スローンの高さと位置を決める
- 自然に座って両足の位置を確認する
- 右足にバスドラムペダル、左足にハイハットペダルを合わせる
- 両脚の間にスネアを配置する
- 自然な腕の位置に合わせてスネアの高さを決める
- ハイハットの高さと距離を合わせる
- ハイタム、ロータム、フロアタムを配置する
- クラッシュシンバルとライドシンバルを自然に届く場所へ置く
- 実際に8ビートなどを叩いて微調整する
重要なのは、セッティングが終わったと思ったら、必ず実際に叩いてみることです。
見た目ではちょうど良さそうでも、演奏してみるとハイハットが遠かったり、フロアタムが低かったりすることがあります。
私は基本的な8ビートを叩いたり、スネアからタムへフィルインを入れたり、バスドラムを連続して踏んだりしながら確認していきます。
初心者の方が最初に何を練習すればいいのかについては、こちらの記事も参考にしてください。
また、「そもそもスネア、タム、フロアタム、ライドシンバルなどの名称がまだよく分からない」という方はこちらの記事から読むと分かりやすいと思います。
ドラムセットは自分の体に合わせて作っていく
今回は、ドラムセットの基本的なセッティングについて解説してきました。
最初に覚えておいてほしいのは、ドラムのセッティングに自分を合わせるのではなく、自分の体にドラムを合わせるということです。
まず椅子へ自然に座ります。
そこから両足の位置を決めます。
その足にバスドラムペダルとハイハットペダルを合わせます。
次に両脚の間へスネアを置き、自然な腕の高さに合わせます。
その周囲へハイハット、タム、シンバルを配置していきます。
初心者の段階では、まず基本的なセッティングで叩いてみてください。
そしてドラムに慣れてきたら、
基本的なセッティング → 演奏する → 違和感を探す → 少し動かす → もう一度演奏する
という作業を繰り返します。
それによって、自分に合ったセッティングが徐々に出来上がってきます。
ドラマーは一人ひとり身長が違います。
体格も違います。
腕の長さも脚の長さも違いますし、得意とする奏法や演奏するジャンルも違います。
ですので、すべてのドラマーに完全に共通する「絶対にこの高さ、この位置でなければならない」というセッティングはありません。
基本を知ったうえで、自分に合う形へ少しずつ変えていけばいいのです。
ドラムのセッティングというと、楽器をきれいに並べる作業のように思えるかもしれません。
しかし実際には、セッティングも演奏技術の一部だと私は考えています。
どれだけ良い奏法を知っていても、スネアが高すぎたり、ペダルが不自然な位置にあったり、シンバルが遠すぎたりすれば、体を自然に使うことは難しくなります。
反対に、自分の体に合ったセッティングができていれば、余計なことを考えなくても手足を自然に動かしやすくなります。
最終的に大切なのは、見た目がきれいなセッティングではなく、自分が自然体でリラックスして演奏できるセッティングです。
まず基本的な形から始めて、実際にたくさんドラムを叩きながら、自分にとって一番演奏しやすいドラムセットを作っていってください。
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ドラムは、楽譜や動画を見ているだけでは分かりにくい部分がたくさんあります。
たとえば、どんな音を出せばいいのか、どのくらいの力加減で叩けばいいのか、曲に合わせるときに何を意識すればいいのかなど、実際に叩きながら覚えていくことが大切です。
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