フットペダルの正しい調節方法を完全解説|スプリング調整とビーター角度の仕組み

レッスン

スプリング・ビーター角度・脱力・高速連打まで徹底的に理解する

こんにちは。
千葉県船橋市で初心者専門の完全マンツーマンドラム教室を運営している川島広明です。

バスドラムが安定しない。
連打が疲れる。
速くなると右足が走ってしまう。

このような悩みを抱えている方は、とても多いです。

そしてその多くが、

「ペダルが悪いのかな?」
「もっと高いモデルに変えた方がいいのかな?」

と考えます。

ですが、最初に大切なことをお伝えします。

ペダルの調整だけで上手くなることはありません。

ただし――
仕組みを理解している人は、確実に上達が速いです。

この記事では、フットペダルの調節を「構造」から理解し、
演奏内容に応じてどう使い分けるのかを完全解説します。


このまとめ記事で分かること

  • ビーター角度と音量の関係
  • スプリングの反発と加速の仕組み
  • 脱力との関係
  • 高速連打時の考え方
  • よくある誤解
  • 技術と機材の正しいバランス

1. フットペダルの基本構造

フットペダルには主に2つの調整ポイントがあります。

  1. ビーターの初期角度
  2. スプリングの張り

この2つを混同している人がとても多いです。

まずはそれぞれの役割を明確に理解しましょう。


2. ビーター角度は「音量調整」のための機能

何も踏んでいないときのビーター角度を仮に45度とします。


図① ビーター角度と音量の関係


■ 0度側(打面から遠い)

打面との距離が長い
→ 振り幅が大きい
→ 音量が出やすい

■ 90度側(打面に近い)

打面との距離が短い
→ 音量は小さめ

つまり、

ビーター角度は主に音量をコントロールするためのものです。

私は基本的に0〜45度の範囲をおすすめしています。

力を入れて叩く場合は、スプリングは強い方が叩きやすいです。脱力に慣れている場合は、脱力が進むにつれてスプリングを弱くしていった方が叩きやすくなります。

キックの基礎については
キックドラムのマスターへの道:基礎から応用まで完全解説!
も参考にしてください。


3. スプリングの本質は「反発」と「加速」

多くの人が、

「スプリング=重さ調整」

だと思っています。

ですが本質は違います。


図② スプリングの力の方向

初期設定から0度に向かう時はスプリングが伸びるため反発します。また0度から初期設定の方向に向かう時はスプリングが縮むため加速します。


次に初期設定から90度に向かう時はスプリングが伸びるため反発します。90度から初期設定に戻るときはスプリングが縮むため加速します。

■ 初期設定が基準

まとめると、初期設定位置では、スプリングの影響はゼロです。

そこから動くと、

  • 0°へ向かう → 反発(スプリングが伸びるため)
  • 初期設定へ戻る → 加速
  • 90°へ向かう → 反発最大(スプリングが伸びるため)

つまり、

スプリングは常に「初期設定の位置に戻そう」としている。

ここを理解すると、世界が変わります。


4. 「加速の瞬間」を使えると疲れない

0°から初期設定へ戻る瞬間は、
スプリングが縮み、加速します。

この瞬間に踏めると、

  • 反発に逆らわない
  • 力を使わない
  • 連打が楽になる

多くの初心者は、
常に反発に逆らって踏んでいます。

これが疲れの原因です。

また、高速連打になると、60度から90度位の間で踏み続けなければいけないため、スプリングの反発を強く感じるかと思います。その場合はスプリングの張りを少し弱くして反発を少なくすると多少踏みやすくなってくるかと思います。しかし、超高速になるとある程度スプリングを強くしておかないと戻ってくるスピードが遅くなるため、物理的に高速連打がやりにくくなります。

連打の具体的改善は
バスドラムのダブルができない原因と、足首の力みをなくす練習法
を読むと理解が深まります。


5. 脱力とスプリングの関係

ここが最重要です。

スプリングの張りは、

どれくらい脱力できているかで決まります。


■ 力んでいる人

  • 強く踏む
  • 足首が固い
  • 反発に逆らう

→ スプリング強めが楽


■ 脱力できている人

  • 足首が柔らかい
  • 反発を利用できる
  • 加速を感じられる

→ スプリング弱めが楽

脱力については
シングルストロークで脱力ができない原因と改善方法|ドラム初心者の悩み解決
と完全に同じ原理です。

手も足も、脱力が本質です。


6. よくある間違い

① 強いスプリング=速い

スプリングを強くしていくと足が疲れやすくなります。連打になるとかなりの筋力が必要になります。ペダルコントロールの本質は脱力です。

② ペダルを変えれば上手くなる

機材はあくまで補助なので、必要なのはフットコントロールの技術になります。
ただし、機材によって踏みやすくなったり、自分の足のコントロール力に合ったものに変えることができます。
例えば踏んだ後にビーターの戻りが早かったり、高速連打用のスプリングなども売っています。


7. 技術と機材のバランス

ペダル調整はとても大切です。

ペダル調整と言うのは、現段階での右足の技術力に合わせるために必要なことです。

右足の脱力が進んだり、高速連打に慣れてきたり、コントロール力が上がってきたりするとペダルを調整することでさらにやりやすくなります。

基本的なフットワークの土台の技術力の向上が先であり、その後でペダルの調整があると言うことを忘れないでください。

この考え方は基礎が一番であるという
何事にも基礎が大切である|ドラム・音楽・人生に共通する「土台」の話
でも書いています。

仕組み理解をすることで練習が効率よく進んでいきます。
これが本質です。


8. 実際のレッスンで行っていること

当ドラム教室では、

  • 今どこに力がかかっているか
  • 反発を使えているか
  • 足首が固まっていないか

を一緒に確認します。

「調整だけ」ではなく
「身体の使い方」まで見ます。

これが対面レッスンで、瞬時にアドバイスができると言うオンラインレッスンにはない価値となります。足の緊張具合ペダルの不自然な動き、ビーターの残像を確認するだけで、どこに問題点があるのかアドバイスすることが可能なのが対面レッスンの良いところです。


まとめ

■ ビーター角度=音量
■ スプリング=脱力との関係
■ 反発と加速を理解する
■ 高速では設定が変わる

そして最後に。

ペダルの調整は重要です。
ですが、

上達の主役はあなたの身体です。

もし今、

  • バスドラムが安定しない
  • 連打が疲れる
  • 調整が分からない

そんな方は、一度体験レッスンで一緒に確認してみましょう。

無理な勧誘はしません。
安心してお越しください。

当ドラム教室では上記の内容のような真横で足の動きを確認し、ペダルの動きやビーターの残像を確認することでより的確なアドバイスをすることができます。
ですので効率よく上達することが可能です。興味のある方は下記ボタンより無料体験レッスンへ一度お越し下さいませ。

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