こんにちは、ドラム講師の川島です。
ドラムを始めたばかりの方から、よく「楽譜が読めないのですが大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。
五線譜を見ると、黒い音符や×印、休符、見慣れない記号などが並んでいるため、最初は難しく感じるかもしれません。
ですが、ドラム譜はそれほど難しく考える必要はありません。
ピアノなどの楽譜では音の高さも読まなければいけませんが、ドラムには基本的に音階がありません。
そのため、まずは「いつ叩くのか」「どこを叩くのか」「どこで休むのか」がわかれば、ドラム譜はかなり読めるようになります。
この記事では、楽譜をまったく読んだことがない方でもわかるように、音符・休符・ドラムセットの各パーツの位置・繰り返し記号まで、順番に解説していきます。
- ドラム譜は初心者でも意外と簡単に読める
- ドラム譜を読むときに覚えることは3つだけ
- まずは音符の読み方を覚えよう
- ドラムでは「音の長さ」より「叩くタイミング」が重要
- 休符は「叩かないタイミング」を表している
- ドラム譜の黒丸と×印の違い
- 五線のどこを見ればどの楽器かわかる?
- ドラム譜の位置は完全な世界共通ではない
- 楽譜を読む順番は「楽器・タイミング・休符」
- ドラム譜でよく出てくる繰り返し記号
- D.S.・セーニョ・To Coda・Codaの読み方
- Fineが出てきたら曲の終了
- 初心者が最初に覚えるドラム譜の記号一覧
- 知らない記号はその都度調べれば大丈夫
- 楽譜が読めても、すぐに叩けなくて大丈夫
- まとめ|ドラム譜は「いつ・どこを叩くか」がわかれば読める
ドラム譜は初心者でも意外と簡単に読める
最初にお伝えしておきたいのは、ドラム譜は初心者の方でも比較的覚えやすいということです。
楽譜というだけで「音楽理論を勉強しないと読めないのでは?」と思うかもしれません。
もちろん音楽理論を深く勉強していけば、さらにさまざまなことがわかるようになります。
しかし、ドラムを始める段階では、そこまで難しく考える必要はありません。
ドラム譜で最初に見るポイントは、大きく分けると次の3つです。
- 音符=いつ叩くのか
- 休符=いつ休むのか
- 五線上の位置=どの楽器を叩くのか
まずはこの3つを理解することから始めてみましょう。
ドラムセット自体の各パーツがまだよくわからない方は、こちらの記事も参考にしてください。
ドラム譜を読むときに覚えることは3つだけ
ドラム譜を見るとたくさんの情報が書かれていますが、初心者のうちは一度にすべてを読もうとしなくても大丈夫です。
まずは、次のように分けて考えてみましょう。
1.どの楽器を叩くのか
五線譜のどの高さに音符が書かれているかを見ることで、ハイハットなのか、スネアなのか、バスドラムなのかなどを判断します。
2.いつ叩くのか
4分音符、8分音符、16分音符、3連符などを見ることで、どのタイミングで叩くのかを判断します。
3.どこで休むのか
休符が書かれているところでは、そのタイミングでは音を出しません。
つまり、かなりシンプルに言えば、
「どこを・いつ叩いて、どこで休むのか」
これがドラム譜に書かれている情報です。
この考え方を最初に頭に入れておくだけでも、五線譜への苦手意識はかなり減ると思います。
まずは音符の読み方を覚えよう
最初に音符について説明していきます。
初心者の方がドラムを演奏するのであれば、まずは次の音符を覚えておけば十分です。
- 全音符
- 2分音符
- 4分音符
- 8分音符
- 3連符
- 16分音符
- 6連符
ここでは、ドラムで最もよく使われる4分の4拍子を基本として考えていきます。
4分の4拍子では、基本的に1小節の中に4拍あります。
全音符
全音符は、4分の4拍子では4拍分の長さを持つ音符です。
1小節が4拍であれば、全音符1つで1小節分ということになります。
「1、2、3、4」と数えると、その4拍分の長さになります。
2分音符
2分音符は、全音符の半分です。
つまり2拍分の長さになります。
1小節の中には2分音符が2つ入ります。
「1、2」「3、4」というように考えるとわかりやすいと思います。
4分音符
4分音符は1拍分です。
4分の4拍子であれば、1小節の中に4分音符が4つ入ります。
「1、2、3、4」とカウントすると、それぞれの数字の位置に音符が1つずつあるイメージです。
8分音符
8分音符は4分音符の半分の長さです。
つまり、1拍の中に2つ入ります。
4分音符を「1、2、3、4」と数えるのであれば、8分音符は、
「1と、2と、3と、4と」
というように、1拍を2つに分けて考えます。
ドラムでは非常によく登場する音符です。
特に8ビートでは、ハイハットを8分音符で刻むパターンが多いため、初心者の方が最初に覚えておきたい音符の一つです。
3連符
3連符は、1拍を均等に3つに分けた音符です。
8分音符では1拍を2つに分けましたが、3連符の場合は、
「1拍の中に3つの音を均等に入れる」
という考え方になります。
3連符は、シャッフルやロッカバラードなどの3連系リズムを演奏するときにも重要になります。
16分音符
16分音符は、4分音符1つ分を4等分した音符です。
つまり、1拍の中に4つ入ります。
8分音符よりも細かい音符になるため、フィルインや16ビートなどで頻繁に使われます。
初心者のうちは、速く叩こうとする必要はありません。
まずはゆっくりしたテンポで、1拍の中を均等に4つに分ける感覚を身につけていきましょう。
6連符
6連符は、1拍を均等に6つに分けた音符です。
初心者の段階ではそれほど頻繁に使わないかもしれませんが、フィルインや少し細かいフレーズになると登場することがあります。
考え方としては難しくありません。
4分音符が1拍に1つ。
8分音符が1拍に2つ。
3連符が1拍に3つ。
16分音符が1拍に4つ。
6連符が1拍に6つ。
このように、「1拍の中を何個に分けるのか」で考えると理解しやすくなります。
このように、音符にはそれぞれ長さがあります。
まずは全音符から順番に細かくなっていくという関係を理解しておきましょう。

特にドラムの場合は、「何分音符なのか」という名前だけを暗記するのではなく、1拍の中に何回叩くのかという感覚で覚えると、実際の演奏につながりやすくなります。
ドラムでは「音の長さ」より「叩くタイミング」が重要
ここで、ドラムならではの音符の考え方について説明しておきます。
一般的な音符の説明では、4分音符は1拍分、2分音符は2拍分、全音符は4拍分などと説明されます。
これはもちろん正しい考え方です。
しかし、ドラムの場合は、初心者のうちは「音を何拍伸ばすのか」よりも「どのタイミングで叩くのか」を理解することのほうが重要です。
例えばピアノであれば、鍵盤を押し続けることによって音を伸ばすことができます。
一方、スネアやタムなどのドラムは、スティックで叩いた瞬間に音が出て、その後は自然に減衰していきます。
そのため、実際に演奏するときは、
「この音符はどの瞬間に叩くのか?」
をまず理解することが大切です。
例えば4分音符なら、
1、2、3、4
の各拍で叩く。
8分音符なら、
1と、2と、3と、4と
の位置で叩く。
16分音符なら、1拍の中に4回のタイミングがある。
このように考えていくと、実際の演奏につながりやすくなります。
休符は「叩かないタイミング」を表している
音符が「音を出すタイミング」だとすれば、休符は「音を出さないタイミング」です。
初心者の方がまず覚えておきたい休符は、次の5つです。
- 全休符
- 2分休符
- 4分休符
- 8分休符
- 16分休符
全休符
4分の4拍子を基本として考えた場合、全休符は1小節休むときなどに使われます。
つまり、その小節では基本的に音を出さずに4拍分数えます。
2分休符
2分休符は2拍分休む休符です。
音を出さなくても「1、2」と拍を数え続けることが大切です。
4分休符
4分休符は1拍分休みます。
ドラムの楽譜でも非常によく登場します。
8分休符
8分休符は、4分休符の半分の長さです。
1拍を2つに分けたうちの一つ分を休むと考えてください。
16分休符
16分休符は、1拍を4つに分けたうちの一つ分を休みます。
16分音符と組み合わせて使われることも多く、少し複雑なフィルインやリズムになるとよく登場します。
ここで大切なのは、休符は「何もしない時間」ではないということです。
音を出していなくても、音楽の時間は流れています。
例えば4分休符が1つあれば、その1拍分をきちんと感じてから次の音を叩かなければいけません。
初心者の方によくあるのが、休符を見るとすぐ次の音へ進んでしまうことです。
すると、本来よりも早いタイミングで次の音を叩いてしまいます。
休符の間も頭の中では、
「1、2、3、4」
と拍を数え続けるようにしてください。
ドラム譜の黒丸と×印の違い
次に、ドラム譜の中に書かれている記号について見ていきましょう。
ドラム譜を見ると、普通の黒い音符だけでなく、「×」の形をした音符も出てきます。
これは、ドラムセットの楽器を大きく分類するために使われています。
一般的には、
- 黒い丸=太鼓類
- ×印=シンバルなどの金属類
と考えるとわかりやすいです。
黒丸で表されることが多い楽器
- スネア
- バスドラム
- ハイタム
- ロータム
- フロアタム
これらは太鼓類ですので、一般的な音符と同じような丸い音符で表されることが多いです。
4分音符や8分音符、16分音符では黒い丸になり、全音符や2分音符などでは白い丸になる場合があります。
×印で表されることが多い楽器
- ハイハット
- クラッシュシンバル
- ライドシンバル
こちらは金属系の楽器です。
初心者のうちは、まず
「丸い音符だったら太鼓、×だったらシンバル系」
くらいの感覚で覚えておけば十分です。
この違いがわかるだけでも、ドラム譜を見たときにかなり読みやすくなると思います。
五線のどこを見ればどの楽器かわかる?
ドラム譜では、五線のどの高さに音符が書かれているかによって、叩く楽器が変わります。
ピアノなどでは五線の高さによって音程が変わりますが、ドラム譜の場合は、五線の高さが「どの楽器を叩くのか」を表していると考えてください。
ハイハット
ハイハットは、五線の上側に×印で書かれることが一般的です。
8ビートの譜面などを見ると、一番上付近に×印が連続して並んでいることがあります。
これはハイハットを刻んでいることが多いです。
スネア
スネアは、五線の中央付近に黒い丸で書かれることが一般的です。
8ビートであれば、2拍目と4拍目にスネアが入っている譜面をよく見ると思います。
バスドラム
バスドラムは、五線の下側に黒い丸で書かれることが一般的です。
つまり、ドラム譜を大まかに見ると、
- 上の×印=ハイハットなど
- 中央付近の黒丸=スネアなど
- 下の黒丸=バスドラムなど
という形になっていることが多いです。
この3つがわかるだけでも、基本的な8ビートの譜面はかなり読みやすくなります。
タム
タムは複数ありますので、それぞれ五線上の高さを変えて表現されます。
一般的には、高い音のタムほど上、低い音のタムほど下に書かれる傾向があります。
例えば、ハイタム、ロータム、フロアタムという順番で、だんだん五線の下側へ移動していくイメージです。
フロアタム
フロアタムはタムの中でも低い音が出るため、比較的五線の下側に書かれることが多いです。
クラッシュシンバル・ライドシンバル
クラッシュシンバルやライドシンバルも、基本的には×印などを使って五線の上側に書かれます。
ただし、ハイハットとは位置や記号の形を変えて区別することがあります。
ドラム譜の位置は完全な世界共通ではない
ここで非常に大切なことがあります。
ドラム譜の各楽器の位置は、すべての楽譜で完全に同じというわけではありません。
出版社や採譜者、楽譜によって、タムやシンバルなどの位置が多少違うことがあります。
そのため、新しいドラム譜を購入したときは、最初に譜面に書かれている凡例を確認してください。
凡例を見ると、
- この位置がハイハット
- この位置がスネア
- この位置がバスドラム
- この位置がハイタム
- この位置がフロアタム
というように説明されています。
ただし、基本的な配置は似ていることが多いので、ある程度ドラム譜に慣れてくると、初めて見る譜面でも大体どの楽器なのかわかるようになってきます。
最初からすべての位置を丸暗記する必要はありません。
譜面を買ったらまず凡例を見る。
これを習慣にしておけば大丈夫です。
楽譜を読む順番は「楽器・タイミング・休符」
ここまで説明してきた内容を一度整理してみましょう。
初めて見るドラム譜が出てきたときは、一度にすべての情報を理解しようとしなくて大丈夫です。
私は、初心者の方には次のように順番に見ることをおすすめしています。
①どの楽器を叩くのかを見る
まず音符の高さと形を確認します。
黒丸なのか×印なのか。
そして、五線の上なのか中央なのか下なのかを確認します。
②いつ叩くのかを見る
次に音符の種類を見ます。
4分音符なのか、8分音符なのか、16分音符なのか、3連符なのかを確認します。
③休符がどこにあるのかを見る
最後に休符を確認します。
どこで音を出さずに待つのかを把握します。

つまり、
どの楽器? → いつ叩く? → どこで休む?
という順番です。
楽譜を見ながら一度にすべて考えてしまうと、初心者のうちは頭が追いつかなくなることがあります。
その場合は、一つずつ情報を分けて確認してみてください。
ドラム譜でよく出てくる繰り返し記号
音符、休符、各パーツの位置がわかってくると、基本的なリズムは読めるようになります。
しかし、実際の曲のドラム譜を見ると、それ以外にもいろいろな記号が出てきます。
特に頻繁に出てくるのが、繰り返しに関する記号です。
1小節・2小節の繰り返し記号
楽譜を見ていると、割り算の記号のように見えるマークが出てくることがあります。
これは、前の小節と同じ内容をもう一度演奏するという意味で使われます。
例えば1小節分のリピート記号が書かれていれば、前の1小節と同じフレーズを演奏します。
2小節分の繰り返しを示す記号が使われている場合は、前の2小節を繰り返します。
同じ8ビートが何小節も続く曲では、毎回同じ音符を書くより、繰り返し記号を使ったほうが譜面がすっきりします。
リピート記号
次によく登場するのがリピート記号です。
縦線と点が組み合わさった記号で囲まれている部分は、もう一度繰り返して演奏します。
曲のAメロやサビなど、同じ部分をもう一度演奏するときによく使われます。

1番括弧と2番括弧
リピート記号と一緒に出てくることが多いのが、1番括弧と2番括弧です。
最初は少しややこしく感じるかもしれませんが、考え方はシンプルです。
1回目に演奏するときは1番括弧へ進みます。
その先にリピート記号があれば、指定された場所まで戻ります。
そして2回目に同じ部分を演奏するときは、今度は1番括弧へ入らず、2番括弧へ進みます。
流れとしては、
1回目 → 1番括弧 → リピートして戻る → 2回目 → 1番括弧を飛ばす → 2番括弧
となります。
実際の曲では非常によく出てきますので、覚えておくと楽譜を読むのがかなり楽になります。
D.S.・セーニョ・To Coda・Codaの読み方
もう一つ、実際の楽曲のドラム譜でよく登場するのが、D.S.やセーニョ、Codaなどの記号です。
最初に見ると難しそうですが、これも楽譜の中で「どこへ移動するのか」を示しているだけです。
私は初心者の方には、「楽譜の道路標識」のようなものだと説明しています。
D.S.が出てきたらセーニョへ戻る
D.S.は「ダル・セーニョ」と読みます。
演奏していてD.S.の指示が出てきたら、楽譜の前のほうにあるセーニョ記号まで戻ります。
そして、セーニョからもう一度演奏を進めます。
To Codaが出てきたらCodaへ移動する
セーニョへ戻って再び演奏している途中に「To Coda」という指示が出てくることがあります。
その場合は、楽譜の中にあるCodaの位置へ移動します。
つまり、基本的な流れとしては、
D.S. → セーニョへ戻る → 演奏を進める → To Coda → Codaへ移動
となります。
文章だけで見ると難しそうですが、実際の譜面上で矢印をつけて追ってみると、それほど複雑ではありません。
Fineが出てきたら曲の終了
Fineは「フィーネ」と読みます。
これは、「ここで曲が終わります」という意味です。
通常であれば楽譜を左から右へ読み進めていけばよいのですが、D.S.などがある場合は、一度前へ戻ることがあります。
そのため、単純に楽譜の一番最後まで行けば必ず曲が終わるとは限りません。
戻ったあとにFineまで進み、そこで曲が終了するというパターンもあります。

D.S.やCodaが出てくると最初は混乱するかもしれません。
そのようなときは、演奏する前に鉛筆などで、
「ここまで来たらここへ戻る」
「ここからCodaへ飛ぶ」
というように矢印を書いておくのもおすすめです。
初心者が最初に覚えるドラム譜の記号一覧
ここまで紹介した内容をまとめます。
初心者の方は、まず次の内容を知っておけば、多くのドラム譜を読み始めることができます。
音符
- 全音符
- 2分音符
- 4分音符
- 8分音符
- 3連符
- 16分音符
- 6連符
休符
- 全休符
- 2分休符
- 4分休符
- 8分休符
- 16分休符
ドラムセットの各パーツ
- ハイハット
- スネア
- バスドラム
- ハイタム
- ロータム
- フロアタム
- クラッシュシンバル
- ライドシンバル
楽譜の進行や繰り返しに関する記号
- 1小節リピート
- 2小節リピート
- リピート記号
- 1番括弧
- 2番括弧
- D.S.
- セーニョ
- To Coda
- Coda
- Fine
これだけ見ると覚えるものが多そうに感じるかもしれません。
ですが、最初から全部暗記する必要はありません。
知らない記号はその都度調べれば大丈夫
私自身、初心者の方に「楽譜の記号を全部暗記してからドラムを叩きましょう」と教えることはありません。
まずは実際に譜面を見ながら、必要になったものから覚えていけば大丈夫です。
例えば最初に8ビートを練習するのであれば、
- 8分音符
- 4分音符
- ハイハット
- スネア
- バスドラム
このあたりがわかれば、かなり練習できます。
その後、フィルインを練習するときに16分音符を覚える。
シャッフルを練習するときに3連符を覚える。
曲の楽譜を演奏するときにリピート記号やD.S.を覚える。
このように、必要になったタイミングで少しずつ知識を増やしていけば問題ありません。
楽譜は「覚えてから使うもの」というより、使いながら覚えていくものだと思ってください。
楽譜が読めても、すぐに叩けなくて大丈夫
もう一つ初心者の方にお伝えしておきたいことがあります。
楽譜の意味がわかったからといって、その場ですぐに手足が動くとは限りません。
例えば、
「これはハイハットの8分音符で、2拍目と4拍目にスネアがあって、バスドラムが1拍目と3拍目にある」
と頭では理解できていても、実際に叩こうとすると手足が動かないことがあります。
これはまったく不思議なことではありません。
楽譜を理解することと、体で演奏できることは別の練習だからです。
まず楽譜をゆっくり読み、次に口でリズムを歌い、それから手足を動かしてみるという順番で練習してみてください。
最初から楽譜を見た瞬間に演奏しようとしなくても大丈夫です。
少しずつ慣れてくると、楽譜を見ただけでリズムが頭の中に浮かぶようになります。
まとめ|ドラム譜は「いつ・どこを叩くか」がわかれば読める
今回は、ドラム初心者の方向けにドラム譜の基本的な読み方を解説しました。
ドラム譜を見るときに、最初に覚えてほしいことは非常にシンプルです。
- 音符=いつ叩くのか
- 休符=いつ休むのか
- 五線上の位置=どの楽器を叩くのか
この3つを理解するだけでも、ドラム譜はかなり読みやすくなります。
音符についても、最初は、
- 全音符
- 2分音符
- 4分音符
- 8分音符
- 3連符
- 16分音符
- 6連符
くらいを知っておけば十分です。
休符についても、全休符、2分休符、4分休符、8分休符、16分休符あたりから覚えていきましょう。
ドラムセットの各パーツについては、基本的に、
黒い丸=太鼓類
×印=シンバル類
という考え方を覚えておくとわかりやすくなります。
そして、五線のどの位置がどの楽器なのかについては、楽譜によって多少違う場合があります。
そのため、新しい譜面を使うときは、最初に凡例を確認するようにしてください。
実際の曲を演奏するようになると、リピート記号、1番括弧・2番括弧、D.S.、セーニョ、To Coda、Coda、Fineなども出てきます。
これらも一度にすべて暗記する必要はありません。
知らない記号が出てきたら、その都度調べながら覚えていけば十分です。
ドラム譜は、難しい暗号ではありません。
「いつ・どこを叩くのか」を視覚化した地図のようなものです。
最初は1小節ずつでも構いません。
実際の譜面を見て、音符を読み、口でリズムを歌い、ドラムを叩きながら少しずつ慣れていきましょう。
ドラムは、楽譜や動画を見ているだけでは分かりにくい部分がたくさんあります。
たとえば、どんな音を出せばいいのか、どのくらいの力加減で叩けばいいのか、曲に合わせるときに何を意識すればいいのかなど、実際に叩きながら覚えていくことが大切です。
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