曲に合わせるとドラムがズレる原因と改善方法|初心者はまず「聴きながらカウント」から始めよう

レッスン

こんにちは。
船橋市の初心者専門ドラム教室、川島広明ドラム教室の川島です。

今回は、ドラム初心者の方からよく聞くお悩み、

「練習では叩けるのに、曲に合わせるとズレてしまう」
「8ビートは叩けるはずなのに、音楽に合わせるとうまくいかない」
「曲と自分の演奏がバラバラになってしまう」

という内容についてお話ししていきます。

これは、ドラム初心者の方にとてもよくある悩みです。

曲に合わせた瞬間にズレてしまうと、

「自分はリズム感がないのかな」
「ドラムに向いていないのかな」
「何回やっても合わないから難しい」

と感じてしまうかもしれません。

でも、最初にお伝えしておきたいのは、曲に合わせてズレるからといって、すぐに「リズム感がない」と決めつける必要はないということです。

多くの場合、原因はリズム感そのものではなく、

「曲を聴く余裕がまだ少ないこと」
「自分の中のカウントと、曲のカウントが一致していないこと」
「叩くことに集中しすぎて、曲の流れを見失ってしまうこと」

にあります。

つまり、練習の仕方を少し変えるだけで、曲に合わせる力はかなり安定してきます。

今回は、曲に合わせるとドラムがズレてしまう原因と、その改善方法について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

曲に合わせるとドラムがズレてしまうのはよくあること

まず、練習単体では叩けるのに、曲に合わせるとズレてしまう。
これは初心者の方には本当によくあります。

たとえば、メトロノームなしで8ビートを叩くと、それなりに叩ける。
ゆっくり確認しながらなら、手順もわかる。
でも、いざ曲を流して合わせようとすると、だんだんズレていく。

このような状態です。

ドラムは、ただ手足を動かせばいい楽器ではありません。

実際には、

「自分の演奏」
「曲のテンポ」
「曲の流れ」
「小節の区切り」
「今どこを演奏しているか」

を同時に感じながら叩いています。

慣れている人はこれを自然にやっていますが、初心者のうちは、これを全部同時にやるのはかなり大変です。

ですので、最初から完璧に曲に合わせられなくても大丈夫です。

むしろ、最初はズレるのが普通だと思ってください。
そこから、少しずつ「曲を聴きながら叩く力」を育てていけば大丈夫です。

ドラムのリズムの基本については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

よくある原因1|曲を聴かずに自分のテンポだけで叩いてしまう

曲に合わせるとドラムがズレてしまう原因のひとつ目は、曲を聴かずに、自分のテンポだけで叩いてしまうことです。

これは初心者の方にとても多いです。

本人としては曲に合わせているつもりでも、実際には曲を聴くよりも、自分の中のテンポでどんどん進んでしまっている状態です。

最初の1小節、2小節くらいは合っているように感じるかもしれません。
でも、少しずつ自分のテンポが速くなったり、逆に遅くなったりして、数小節進むと曲とズレてしまいます。

特に多いのは、曲よりも自分の演奏が前に行ってしまうパターンです。

「早く次を叩かなきゃ」
「間違えないようにしなきゃ」
「フィルインまで行かなきゃ」

と思うと、気持ちが少し前に行きます。
すると、曲のテンポよりも自分の演奏が少しずつ速くなってしまいます。

逆に、手足の動きが不安で慎重になりすぎると、曲より遅れてしまうこともあります。

どちらの場合も大切なのは、自分の中だけでテンポを作るのではなく、曲のテンポを体の中に入れることです。

曲に合わせる練習では、自分が曲を引っ張るというより、まずは曲の流れに乗る感覚が大切です。

よくある原因2|叩くことに必死で曲を見失ってしまう

曲に合わせるとズレてしまう原因のふたつ目は、叩くことに必死で曲を見失ってしまうことです。

これも本当によくあります。

ドラム初心者の方は、曲に合わせるときに考えることがたくさんあります。

右手はハイハット。
左手はスネア。
右足はバスドラム。
次はフィルイン。
譜面も見なきゃいけない。
間違えないようにしなきゃいけない。

このように、手足の動きや譜面に意識が向きすぎると、曲を聴く余裕がなくなってしまいます。

すると、音楽は流れているのに、自分の中では「手順をこなすこと」だけになってしまいます。

これが、曲と自分の演奏がバラバラになる原因です。

初心者の方ほど、「正しく叩こう」とする気持ちが強くなりやすいです。
もちろん正しく叩くことも大切です。

ただ、曲に合わせる練習では、手順だけではなく「今、曲がどこにいるのか」を感じることも大切です。

最初から難しいリズムやフィルインを入れようとすると、曲を聴く余裕がなくなりやすいです。

ですので、まずは簡単なパターンで大丈夫です。
シンプルな8ビートで、曲を聴きながら進む感覚を作っていきましょう。

8ビートの基本については、こちらの記事も参考にしてください。

今回の内容は、ショート動画でも簡単に確認できます。

改善方法1|まずは叩かずに曲を聴きながらカウントする

では、曲に合わせるとズレてしまう場合、どのように練習すればよいのでしょうか。

まず最初におすすめしたいのは、ドラムを叩かずに、曲を聴きながらカウントする練習です。

いきなり叩かなくて大丈夫です。

むしろ、曲に合わせるのが苦手な段階では、最初から叩かないほうが良い場合もあります。

なぜなら、叩き始めた瞬間に、意識が手足に持っていかれてしまうからです。

まずは曲を流して、何も叩かずに聴きます。
そして、曲に合わせて、

「1、2、3、4」
「1、2、3、4」

とカウントしてみてください。

声に出せるなら、声に出したほうがわかりやすいです。
声に出すのが難しい場合は、心の中で数えるだけでも大丈夫です。

この練習の目的は、曲の中にある拍を感じることです。

拍というのは、簡単に言うと、音楽の中で一定に進んでいる「1、2、3、4」の流れのことです。

ドラムを叩くときは、この拍の流れに乗って演奏します。

曲に合わせてズレてしまう場合、この拍を感じる前に、自分の演奏だけが進んでしまっていることがあります。

ですので、まずは叩く前に、曲の中の「1、2、3、4」を感じることが大切です。

おすすめの練習手順

曲を聴きながらカウントする練習は、次のような流れで行うとわかりやすいです。

  1. 曲を流す
  2. 何も叩かずに、まずは普通に聴く
  3. 曲に合わせて「1、2、3、4」とカウントする
  4. Aメロ、サビなどの曲の区切りを感じる
  5. 慣れてきたら、手拍子だけ入れてみる

最初は、曲全体を通してできなくても大丈夫です。

Aメロだけ。
サビだけ。
イントロだけ。

このように、短い部分だけで練習しても十分です。

大切なのは、「曲が今どこを進んでいるか」を感じることです。

ドラム初心者の方は、どうしてもすぐに叩く練習をしたくなります。
もちろん叩く練習も大切です。

ただ、曲に合わせる力を育てるには、聴く練習もとても大切です。

叩かずにカウントする練習は地味ですが、かなり効果があります。

改善方法2|ドラムを叩きながら同じカウントを感じる

曲を聴きながらカウントできるようになってきたら、次にドラムを叩きながらカウントしていきます。

ここで大切なのは、曲と自分の演奏の両方に、同じカウントを感じることです。

自分だけの「1、2、3、4」で叩くのではありません。

曲の中にある「1、2、3、4」に、自分の演奏を乗せていくイメージです。

たとえば、曲の中で「1」が来たところに、自分の演奏の「1」も来る。
曲の「2」と、自分の「2」が同じ場所にある。
曲の「3」と、自分の「3」が同じ場所にある。
曲の「4」と、自分の「4」が同じ場所にある。

この感覚が大切です。

曲と自分が別々に進んでいるのではなく、同じカウントの上に乗っている状態を目指します。

これができるようになると、曲と自分の演奏がバラバラになりにくくなります。

ドラム 曲に合わせる 練習では、手足を正確に動かすことだけでなく、曲と自分のカウントをそろえることがとても大切です。

最初は簡単な8ビートで十分

ドラムを叩きながら曲に合わせる練習をするときは、最初から難しいことをしなくて大丈夫です。

まずは、シンプルな8ビートで十分です。

「8ビート 曲に合わせる」という練習では、難しいフィルインや細かいフレーズを入れるよりも、曲と一緒に進む感覚を作ることが大切です。

たとえば、最初はフィルインなしで、ずっと同じ8ビートを叩いてみてください。

それで曲とズレずに進めるかを確認します。

もし、フィルインを入れた瞬間にズレる場合は、いったんフィルインを抜いて大丈夫です。

「フィルインを入れないと曲っぽくならない」と思うかもしれませんが、初心者の段階では、まず曲に乗って最後まで進めることのほうが大切です。

安定してきたら、少しずつ簡単なフィルインを入れていきましょう。

この順番を間違えると、フィルインを入れるたびに曲を見失ってしまいます。

まずは、シンプルに。
まずは、曲と一緒に進む。
まずは、同じカウントを感じる。

ここを大切にしてください。

初心者の方が最初に取り組む練習については、こちらの記事でも解説しています。

曲に合わせる力は「聴く練習」で安定してくる

ドラムの練習というと、多くの方が「手足を動かす練習」をイメージすると思います。

もちろん、手足を動かす練習は必要です。

ただ、曲に合わせる力を育てるには、それだけでは足りないことがあります。

曲に合わせるには、聴く力も必要です。

曲のテンポを聴く。
曲の流れを聴く。
今どこを演奏しているのかを感じる。
小節の区切りを感じる。
カウントを感じる。

こういった力が育ってくると、ドラムの演奏も安定しやすくなります。

「ドラム リズム 安定しない」と感じている方は、手足の練習だけでなく、曲を聴きながらカウントする練習も取り入れてみてください。

これは、テンポキープにもつながります。

テンポキープとは、演奏の速さを安定させることです。
曲に合わせるときは、曲のテンポに乗りながら、その流れを保つことが大切です。

カウントしながら曲を聴く練習を続けていくと、曲の流れを見失いにくくなります。

そして、曲と自分の演奏がバラバラになりにくくなっていきます。

テンポキープについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

うまく合わないときはテンポを落として練習する

曲に合わせるとズレてしまう場合、曲のテンポが速すぎることもあります。

原曲のテンポでいきなり合わせようとすると、手足の動きだけで精一杯になってしまい、曲を聴く余裕がなくなりやすいです。

その場合は、テンポを落として練習して大丈夫です。

YouTubeであれば、再生速度を少し遅くすることもできます。
テンポを変更できるアプリを使うのも良いと思います。

たとえば、原曲の速さでは難しい場合、最初は0.75倍速くらいに落として練習しても大丈夫です。

ゆっくりにすると、

「曲を聴く余裕」
「カウントする余裕」
「手足を確認する余裕」

が生まれます。

この余裕がとても大切です。

初心者の方は、速いテンポで何度も失敗するよりも、少しテンポを落として安定させたほうが上達しやすいです。

「ドラム テンポ ズレる」と悩んでいる場合は、根性で原曲テンポに何度も挑戦するより、まずは余裕を持てるテンポで合わせてみてください。

ゆっくりで合うようになってから、少しずつテンポを上げていけば大丈夫です。

曲に合わせるときに意識したいポイント

曲に合わせる練習をするときは、次のポイントを意識してみてください。

まず、最初から完璧に叩こうとしないことです。

「全部正しく叩く」よりも、最初は「曲から外れない」ことを優先してみてください。

次に、フィルインを入れすぎないことです。

フィルインとは、リズムの合間に入れる短いフレーズのことです。
曲の区切りなどで入れるとかっこいいのですが、初心者のうちはフィルインでズレやすいです。

ですので、最初はフィルインを少なくして、曲に乗る練習をしましょう。

そして、カウントを止めないことです。

心の中で、

「1、2、3、4」
「1、2、3、4」

と感じ続けることが大切です。

途中でミスをしても、カウントが止まらなければ戻りやすくなります。

逆に、ミスをした瞬間にカウントも止まってしまうと、曲のどこに戻ればいいのかわからなくなってしまいます。

曲に合わせる力は、ただ叩く回数を増やすだけではなく、曲の中でカウントを感じ続けることで育っていきます。

まとめ|曲と自分に同じカウントを感じよう

曲に合わせるとドラムがズレてしまう。
これはドラム初心者の方によくある悩みです。

でも、曲に合わせてズレるからといって、すぐに「リズム感がない」と決めつける必要はありません。

よくある原因は、曲を聴かずに自分のテンポだけで叩いてしまうことです。

自分の中のテンポだけで進んでしまうと、最初は合っているように感じても、数小節進むうちに曲とズレてしまいます。

もうひとつの原因は、叩くことに必死で曲を見失ってしまうことです。

手足の動き、譜面、フィルイン、足のタイミングなどを考えすぎると、曲を聴く余裕がなくなってしまいます。

改善するためには、まず叩かずに曲を聴きながらカウントすることが大切です。

曲に合わせて、

「1、2、3、4」
「1、2、3、4」

と数える練習をしてみてください。

そして、慣れてきたらドラムを叩きながら、曲と自分の両方に同じカウントを感じるようにしていきます。

自分だけのカウントではなく、曲の中にあるカウントに自分の演奏を乗せていくイメージです。

この練習を続けていくと、曲と自分がバラバラになりにくくなります。
そして、曲に合わせる力も少しずつ安定してきます。

ドラム 初心者 曲に合わないと悩んでいる方は、まずは叩く前に「聴きながらカウント」から始めてみてください。

地味な練習に感じるかもしれませんが、曲に合わせる力を育てるうえで、とても大切な練習です。

川島広明ドラム教室では、曲に合わせる練習も丁寧にサポートしています

川島広明ドラム教室では、初心者の方にも、曲に合わせる練習を一つひとつ丁寧にサポートしています。

「8ビートは叩けるけど、曲に合わせるとズレる」
「フィルインを入れると曲を見失う」
「自分では何が原因かわからない」
「テンポが安定しない」

このようなお悩みも、実際の演奏を見ながら確認すると、改善ポイントが見つかりやすいです。

船橋周辺の方は、対面レッスンで実際にドラムを叩きながら確認できます。
遠方の方は、Zoomオンラインレッスンにも対応しています。

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