こんにちは、ドラム講師の川島です。
自宅に生ドラムを置けない方にとって、音楽スタジオの個人練習はとても便利です。
ただ、初めてスタジオを利用する場合、
「どうやって予約すればいいの?」
「一人でスタジオを借りても大丈夫?」
「スティックだけ持っていけばいい?」
「ドラムの高さは勝手に変えていいの?」
など、分からないことも多いと思います。
私のレッスンでも、自宅では電子ドラムや練習パッドを使い、実際のドラムセットは音楽スタジオで練習するという方は少なくありません。
この記事では、初めて音楽スタジオでドラムの個人練習をする方に向けて、
予約
↓
受付
↓
セッティング
↓
練習
↓
片付け
↓
退出
という流れを順番に解説します。
一度流れを覚えてしまえば、それほど難しくありません。
初めての方は、まずは60分くらいの個人練習から利用してみるとよいでしょう。
ドラムの「個人練習」とは?
音楽スタジオには、大きく分けると「バンド練習」と「個人練習」があります。
バンド練習は、複数人でスタジオを借りて、バンド全体で合わせるための利用方法です。
それに対して個人練習は、一人、または少人数で楽器を練習するための利用方法です。
ドラマーの場合は、
「一人で生ドラムを練習したい」
という目的で個人練習を利用することができます。
スタジオによって料金体系は異なりますが、一般的にはバンドで部屋を借りる場合よりも、個人練習のほうが安く設定されていることが多いです。
そのため、自宅にドラムセットを置けない方にとっては非常に使いやすい練習方法です。
初心者の方の中には、
「一人でスタジオを借りてもいいのでしょうか?」
と心配される方もいますが、まったく問題ありません。
個人練習で一人でスタジオを利用する方はたくさんいます。
ただし、スタジオによっては個人練習の予約が「前日から」「当日のみ」などに決められている場合があります。
予約できるタイミングや利用人数については、利用するスタジオのルールを確認しておきましょう。

バンド練習は複数人で利用する通常料金、個人練習は一人を中心に利用する割安な練習方法であることが分かる図。
初めての音楽スタジオの予約方法
音楽スタジオの予約方法は、大きく分けると、
・Web予約
・電話予約
の2種類があります。
最近ではWebから予約できるスタジオも多いため、まずは公式サイトを確認してみるとよいでしょう。
Web予約の場合
Web予約の場合は、基本的には次のような流れになります。
1.利用したいスタジオの公式サイトを開く
2.利用する店舗を選ぶ
3.利用したい日時を選ぶ
4.部屋を選ぶ
5.個人練習を選択する
6.予約を確定する
初めて利用する場合は、会員登録が必要になるスタジオもあります。
予約が完了すると確認メールが届く場合が多いので、日時や店舗を間違えていないか確認しておきましょう。
また、予約画面で「個人練習」という項目が見つからない場合は、スタジオへ電話して確認してみるのもよいでしょう。
電話予約の場合
電話で予約する場合も、それほど難しくありません。
例えば、
「○月○日の○時から、ドラムの個人練習で1時間利用したいのですが空いていますか?」
と伝えれば大丈夫です。
初めてスタジオを利用する場合は、
「初めて利用します」
と伝えておくと、受付方法なども説明してもらえると思います。
分からないことがあれば、その場で聞いてしまって問題ありません。
予約前に確認しておきたいこと
初めて利用する場合は、予約前に次の内容を確認しておくと安心です。
・個人練習の料金
・利用時間
・ドラムセットが常設されているか
・スティックの貸し出しがあるか
・会員登録が必要か
・入会金や登録料があるか
・駐車場があるか
・キャンセル料金
・個人練習を何日前から予約できるか
特に確認しておきたいのが、個人練習の予約可能期間です。
バンド練習は数週間前から予約できても、個人練習は前日や当日からしか予約できないスタジオもあります。

公式サイト
↓
店舗・日時を選ぶ
↓
個人練習を選ぶ
↓
予約確定
という初心者向けのシンプルな予約手順。
ドラムの個人練習料金はどのくらい?
個人練習の料金は、スタジオや地域によって異なります。
そのため、
「個人練習なら必ず○○円」
という決まった料金があるわけではありません。
一般的には、バンドでスタジオを利用する料金よりも、個人練習のほうが安く設定されていることが多いです。
料金は、
「1人・1時間」
という形で設定されているケースもよくあります。
また、
・平日
・土日祝
・昼間
・夜間
などによって料金が変わる場合もあります。
さらに、初回のみ会員登録料などが必要になるスタジオもあります。
料金については、利用するスタジオの公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。
ドラムのスタジオ練習に持っていくもの
初めてスタジオへ行くときに、
「ドラムの機材を全部持っていく必要があるのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
基本的には、その必要はありません。
最低限スティックがあれば練習できる
多くの音楽スタジオには、ドラムセットが常設されています。
一般的には、
・バスドラム
・スネアドラム
・タム
・フロアタム
・ハイハット
・シンバル
・ドラムスローン
・キックペダル
などが用意されています。
そのため、初心者の方なら、まずはスティックを持っていけば練習できることが多いです。
ただし、スタジオによって設備は異なります。
予約する際に「ドラムセットが常設されているか」を確認しておきましょう。
あると便利なもの
スタジオ練習では、次のようなものがあると便利です。
・スティック
・スマートフォン
・イヤホン、ヘッドホン
・飲み物
・タオル
・譜面
・練習したい曲
・メトロノーム
慣れてくると、自分のキックペダルやスネアドラムを持ち込む方もいます。
ただ、初心者の段階では、最初からたくさんの機材を持っていく必要はありません。
まずはスティックとスマートフォン程度から始めてみるとよいでしょう。

必須:スティック
あると便利:スマホ、イヤホン、飲み物、タオル、譜面
という構成の図。
スタジオに着いたら最初にすること
スタジオに到着したら、まず受付をします。
初めて利用する場合は、少し早めに到着しておくと安心です。
スタジオによっては、
・会員登録
・利用規約の説明
・施設の説明
などがある場合があります。
そのため、初回は予約時間ギリギリに到着するより、少し余裕を持って行くことをおすすめします。
受付が終わったら、予約時間になったところでスタジオへ入ります。
入室したら、いきなり叩き始めるのではなく、まずドラムセットの状態を確認してみましょう。
基本的な流れは、
1.受付する
2.利用する部屋を確認する
3.スタジオへ入る
4.ドラムセットを確認する
5.椅子やスネアの高さを調整する
6.練習を始める
という流れになります。
ドラムセットは自分に合わせて動かしてよい?
基本的には、自分が演奏しやすいようにドラムセットを調整して大丈夫です。
ただし、スタジオによってルールが異なる場合があるため、そのスタジオの決まりを優先してください。
調整することが多いのは、
・ドラムスローンの高さ
・スネアの高さ
・スネアの角度
・ハイハットの高さ
・タムの角度
・シンバルの高さ
・キックペダルの位置
などです。
初心者の方は、いきなりすべてを細かく調整しようとすると時間がかかってしまいます。
そこで、まずは次の順番で調整してみてください。
1.椅子
2.スネア
3.ハイハット
4.バスドラム
5.タムとシンバル
最初に椅子の高さを決めることが大切です。
椅子の位置が変わると、スネアやハイハットとの距離もすべて変わってしまうからです。

椅子
↓
スネア
↓
ハイハット
↓
バスドラム
↓
タム・シンバル
という調整手順。
ドラムの高さ調整で初心者が見るポイント
ドラムのセッティングは、絶対にこの高さでなければいけないというものではありません。
体格や演奏スタイルによって変わります。
初心者の方は、まず、
「自然な姿勢で手足を動かせるか」
を基準にしてください。
例えば、椅子が低すぎると、バスドラムのペダルを踏むときに足を動かしにくくなる場合があります。
反対に、高すぎても身体が安定しにくくなることがあります。
スネアは、スティックを持ったときに無理なく叩ける位置へ調整します。
ハイハットも、毎回腕を大きく持ち上げなければ叩けない高さでは疲れてしまいます。
タムやシンバルについても同じです。
身体を大きくひねらなければ届かない位置ではなく、自然に手を伸ばして届く範囲に配置してみてください。
最初から完璧なセッティングにする必要はありません。
何度かスタジオを利用するうちに、
「もう少しスネアを高くしたほうが叩きやすい」
「ハイハットを少し近くしたい」
というように、自分に合った位置が少しずつ分かってきます。
機材を動かすときに注意すること
スタジオのドラムセットは、多くの人が使用する機材です。
セッティングを変更すること自体は問題ない場合が多いですが、機材を壊さないように注意しましょう。
一番大切なのは、
「力ずくで動かさない」
ということです。
スタンドやタムが動かない場合、どこかのネジが固定されている可能性があります。
その状態で無理に動かすと、パーツを破損してしまうことがあります。
まずは固定されているネジがないか確認してください。
また、ネジを締める場合も必要以上に強く締める必要はありません。
しっかり固定できたところで止めましょう。
シンバルスタンドなどを大きく移動させるときは、シンバルが倒れないように注意してください。
また、ドラムやアンプの上に飲み物を置くのも避けたほうがよいでしょう。
もし機材の動かし方が分からなければ、無理に触らず受付スタッフに聞けば大丈夫です。

・無理に動かさない
・締めすぎない
・分からなければスタッフへ
という3つのポイント。
スタジオではどのくらいの音量で叩けばいい?
生ドラムは、もともとかなり大きな音が出る楽器です。
防音された音楽スタジオの中であれば、通常の演奏音量で練習することは問題ありません。
ただし、
「スタジオだから思い切り叩かなければいけない」
ということではありません。
初心者の方は特に、大きな音を出そうとすると身体に力が入りやすくなります。
大切なのは、
「大きい音を出すこと」
ではなく、
「良いフォームで安定した音を出すこと」
です。
普段、自宅では練習パッドや電子ドラムを使っている方は、生ドラムを叩いたときの音量に驚くことがあります。
その場合も、必要以上に力を入れず、まずはいつものフォームで叩いてみてください。
また、長時間生ドラムを演奏すると耳への負担も大きくなります。
必要に応じて耳栓などを使用するのもよいでしょう。
初心者向け60分スタジオ練習メニュー
初めて60分スタジオを借りても、
「何を練習すればいいのか分からない」
ということもあると思います。
ここでは、初心者の方向けに60分の練習例を紹介します。
0〜10分|セッティングとウォーミングアップ
最初の10分程度は、ドラムのセッティングとウォーミングアップに使います。
椅子、スネア、ハイハットなどを自分が叩きやすい位置へ調整します。
その後、スネアでゆっくり左右交互に叩きながら身体を慣らしていきましょう。
10〜20分|スネアで基礎ストローク
次に、スネアドラムを使って基礎練習をします。
右・左を交互に叩くシングルストロークなど、シンプルな練習で構いません。
最初から速く叩く必要はありません。
ゆっくりしたテンポで、左右の音量を揃えることを意識してみてください。
20〜35分|8ビートを練習する
ウォーミングアップができたら、ドラムセット全体を使って8ビートを練習します。
初心者の方は、まず基本的な8ビートを安定して叩けるようにすることがおすすめです。
8ビートの練習方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
35〜50分|好きな曲に合わせて演奏する
次に、好きな曲に合わせてドラムを叩いてみましょう。
スマートフォンから曲を流しながら演奏すると、生ドラムで曲に合わせる感覚を練習できます。
初心者の段階では、原曲を完璧にコピーする必要はありません。
まずは基本的な8ビートだけでも構いませんので、曲を止めずに最後まで叩く練習をしてみてください。
50〜55分|苦手な部分をもう一度練習する
曲を演奏してみると、
「この部分だけうまく叩けない」
という場所が見つかると思います。
最後に、その部分を何回か繰り返して練習します。
最初から最後まで何度も通すよりも、苦手な部分だけを切り取って練習したほうが効率よく上達できます。
55〜60分|片付け
最後の5分程度は片付けに使います。
60分予約したからといって、60分間すべて演奏できるとは考えないほうがよいでしょう。
セッティングと片付けも含めて60分です。
何を練習すればよいか分からない方は、まず初心者が最初に取り組みたい練習内容から整理してみてください。
また、基礎リズムをどの順番で練習すればよいか迷っている方はこちらも参考になります。

0〜10分:準備
10〜20分:基礎
20〜35分:8ビート
35〜50分:曲練習
50〜55分:復習
55〜60分:片付け
というタイムライン。
終了時間の5〜10分前になったら片付ける
スタジオ利用で初心者の方が特に注意したいのが終了時間です。
例えば、
「19時〜20時」
でスタジオを予約した場合、20時まで演奏してよいとは限りません。
基本的には、20時までに片付けを終えて退出する必要があります。
そのため、終了5〜10分前くらいになったら演奏を止め、片付けを始めるとよいでしょう。
片付けでは、
・自分の荷物をまとめる
・動かしたドラムを戻す
・スタンドを戻す
・忘れ物を確認する
・ゴミを確認する
・レンタル品を返却する
などを行います。
スタジオによっては、
「ドラムセットは元の位置へ戻してください」
というルールがある場合もあります。
反対に、細かい位置まで完全に戻す必要がないスタジオもあります。
分からない場合は、受付で確認しておくと安心です。

・ドラムを戻した?
・忘れ物はない?
・レンタル品は返した?
・時間内に退出できる?
というチェックリスト。
初めてスタジオへ行く人がよく感じる不安
ここからは、初めてスタジオを利用する方から出やすい疑問について答えていきます。
一人でスタジオへ行っても大丈夫?
もちろん大丈夫です。
個人練習は、一人で楽器を練習するために利用する方も多いです。
周りの人もそれぞれ自分の練習をしているため、それほど気にする必要はありません。
ドラムが上手くなくても大丈夫?
まったく問題ありません。
音楽スタジオは、上手な人だけが利用する場所ではありません。
楽器を練習するための場所です。
8ビートを練習し始めたばかりでも、基礎練習だけでも利用して大丈夫です。
セッティングが分からない場合は?
分からない場合は、スタッフに聞いてみてください。
最初から完璧にセッティングできる必要はありません。
まずは椅子とスネア、ハイハットくらいを自分が叩きやすい位置にできれば十分です。
スティックしか持っていなくても大丈夫?
ドラムセットが常設されているスタジオであれば、スティックだけで練習できることが多いです。
ただし、キックペダルやシンバルなどの設備はスタジオによって異なるため、事前に確認してください。
何を練習すればよいか分からない場合は?
スタジオへ行く前に、
「今日は何を練習するか」
を1〜3個くらい決めておくことをおすすめします。
例えば、
・8ビートを練習する
・好きな曲のAメロを練習する
・フィルインを1つ練習する
という程度で大丈夫です。
60分の中で、あれもこれも練習しようとすると、結局どれも中途半端になってしまうことがあります。
まずは練習テーマを絞ってみてください。
初めてのスタジオ練習で一番大切なのは「慣れること」
初めてスタジオを利用する日は、練習内容を完璧にこなそうとしなくても大丈夫です。
むしろ最初の1回は、
・予約する
・受付する
・スタジオへ入る
・ドラムを調整する
・実際に音を出す
・片付ける
・時間内に退出する
という一連の流れを経験するだけでも十分です。
初めての場所では、
「このネジは動かしていいのかな?」
「どこまで片付けるのかな?」
など、練習以外のことにも意識を使います。
しかし、2回、3回と利用していくうちにスタジオそのものに慣れてきます。
そうすると、セッティングにかかる時間も短くなり、練習へ集中できる時間も増えていきます。
ドラムの上達では、一度に長時間練習することよりも、基礎を理解しながら継続して練習していくことが大切です。
ドラム初心者の練習で大切な考え方についてはこちらでも解説しています。

予約
↓
受付
↓
セッティング
↓
練習
↓
片付け
↓
退出
という記事全体のまとめ図。
まとめ|まずは60分の個人練習から始めてみよう
今回は、ドラム初心者の方が初めて音楽スタジオを利用するときの流れについて解説しました。
基本的な流れは、
1.個人練習を予約する
2.スティックなど必要なものを持っていく
3.受付する
4.スタジオへ入る
5.ドラムを自分に合わせて調整する
6.練習する
7.終了5〜10分前から片付ける
8.時間内に退出する
という流れです。
初めては少し緊張すると思いますが、一度利用してしまえば、それほど難しいものではありません。
分からないことがあれば、スタジオの受付スタッフに聞けば大丈夫です。
最初から完璧なセッティングや練習を目指す必要もありません。
まずはスタジオへ行き、生ドラムの音や感触に慣れるところから始めてみてください。
自宅にドラムセットを置けない方でも、音楽スタジオを上手に利用することで、生ドラムを定期的に練習する環境を作ることができます。
練習パッドや電子ドラムでの練習と、生ドラムでのスタジオ練習を組み合わせながら、少しずつできることを増やしていきましょう。
ドラムは、楽譜や動画を見ているだけでは分かりにくい部分がたくさんあります。
たとえば、どんな音を出せばいいのか、どのくらいの力加減で叩けばいいのか、曲に合わせるときに何を意識すればいいのかなど、実際に叩きながら覚えていくことが大切です。
船橋周辺で直接レッスンを受けたい方、またはZoomで個別に見てもらいたい方には、無料体験レッスンや課題曲マスターコースをご用意しています。
一方で、ご自宅で自分のペースで学びたい方には、動画で学べるオンライン会員、初心者8週間プログラム、買い切り型の単品オンライン講座もあります。
ご自身の目的や生活スタイルに合わせて、下記より学び方をお選びください。
\あなたに合ったドラムの学び方をお選びください/
直接教わりたい方には個人レッスン型、
自宅で学びたい方にはオンライン学習型をご用意しています。
個人レッスン型
講師に直接見てもらいながら、対面またはZoomでじっくり学びたい方におすすめです。
船橋周辺の方は対面レッスン、遠方の方はZoomオンラインレッスンにも対応しています。
「この曲を叩けるようになりたい」という方へ。課題曲に合わせて、必要な基礎からフレーズまで個別に練習していくコースです。
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完全初心者から、8週間でテンポ100の安定した8ビートを目指す伴走型オンライン講座です。
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